RX-BT10

『RX-BT10』は、設備音響システムにワイヤレスオーディオ受信機能を拡張することができる、ハーフラックサイズよりもコンパクトなBluetooth®レシーバーです。Bluetooth®5.1 Class 1を採用し、バランスおよびアンバランス出力に加え、アンテナやペアリングボタンの延長にも対応し、設置場所を選びません。また、堅牢な筐体に柔軟な設置性を兼ね備え、店舗や飲食店などの商業施設、ホテルの宴会場や文教施設だけでなく、屋外でのイベントや仮設システムに至るまで、小～中規模の様々な既存システムにおいて安定性の高いBluetooth®オーディオシステムの構築を可能にします。

音響システムに簡単にBluetooth®を追加

『RX-BT10』は、様々な業務用音響システムに簡単にBluetooth®音声入力機能を拡張することができます。Bluetooth®5.1 Class 1の採用により、見通し通信距離約100m（※）での接続が可能で、Bluetooth®アンテナをフロントパネルに装備することで高い接続の安定性を実現します。

※実際の通信距離は、使用環境、デバイスクラス、電波状況によって異なる場合があります。

様々なシステムに柔軟に対応する出力端子

バランスXLR出力とアンバランスRCA出力の両端子を装備し、中規模な業務用システムから簡易的な音響設備までさまざまなシステムに組み込むことができます。オーディオ出力は、リアパネルのスイッチでモノラル/ステレオの切り替えが可能です。

コンパクトで堅牢な筐体

『RX-BT10』は、ハーフラックサイズよりもコンパクトなサイズで狭いスペースにも設置が可能です。堅牢な金属筐体の採用による高い耐久性に加え、棚の上や机の下に固定するためのブラケットキットを取り付けられる設計になっています。

使用事例：イベントなどのシステムへ簡単に導入

小型で軽量なため手軽に持ち運ぶことが可能な『RX-BT10』は、ホテルの宴会場や学校での使用だけでなく、屋外イベントなど持ち込み機材の多い現場や仮設のシステムにおいても、フレキシブルな対応が可能です。RCAアンバランス端子に加えてXLR端子によるバランス接続にも対応し、既存の音響システムに接続するだけでBluetooth®音声入力機能を拡張することが出来ます。

使用事例：設置場所を選ばず安定した受信が可能

店舗や宴会場などにおいて見通しの良い場所に『RX-BT10』を設置できない場合は、アンテナとペアリングボタンを延長し、それぞれをペアリングしやすい場所に設置することで、本体はバックヤードなどの任意の場所に設置することができます。棚の上部や机の下への固定ややラックマウントも可能です。

使用事例：複数台の『RX-BT10』使用した運用方法

宴会場や会議室などで複数台の『RX-BT10』を使用する際、Bluetooth®固有識別IDを変更することで接続する各機体を容易に識別することができます。

※名称変更後のID表示は、変更を行ったデバイス上でのみ有効です。

各機体を識別可能な固有ID

『RX-BT10』は固有識別IDが付与されており、複数台での運用が可能です。ペアリングの際には、個々の機体の識別が可能なほか、IDはiOS、iPadOS、Androidデバイスで名称を変更することができます。

※名称変更後のID表示は、変更を行ったデバイス上でのみ有効です。

延長可能なBluetooth®アンテナ、ペアリングボタン

『RX-BT10』は、Bluetooth®アンテナを市販のRP-SMAケーブルによって延長することが可能です。また、フロントパネルのユーロブロック端子に外付けのリモートペアリングボタンを接続して延長し、それぞれを離れた場所に設置することが出来ます。

様々な場所に柔軟に設置が可能

『RX-BT10』は付属のブラケットキットで棚の上や机の下などに固定できるほか、別売りのラックシェルフ『AK-RS1』使用によりラックマウントも可能です。

主な特長

• 長距離・高安定接続を実現するBluetooth® 5.1(Class 1)採用
• XLRバランス出力を装備
• コンパクトで堅牢な筐体

その他の特長

• 機体判別可能な固有のBluetooth®識別IDを付与
• 延長可能なBluetooth®アンテナとペアリングボタン
• モノラル/ステレオ出力切替
• RCAアンバランス出力
• ペアリングボタン延長用ユーロブロック端子
• Bluetooth®ペアリングボタン装備
• 棚の上や机の下などに固定可能なブラケットキットを同梱
• 別売オプションのAK-RS1により、ラックマウントに対応
• 専用ACアダプター(PS-M1524)同梱

製品仕様