伝統の円形イヤースピーカーを現代の設計思想で再構築した新エントリー機、SR-X1の登場です。本物の静電型の音を次の世代へ届ける。歴代のイヤースピーカー、SR-1、SR-Xをモチーフとしたヘリテージデザインには、そのような思いが込められています。
音質の基本となる発音体には、新設計の中型円形ユニットを搭載。静電型の持ち味であるフラットでニュートラルな再現性を特徴としています。従来モデルに比べ、発音ユニットを筐体内にダイレクトに配置したほか、各パーツ間の継ぎ目を極力少なくすることで、正確で芯のある音を獲得。開放面のバックスリット構造は厚みを均一にせず、滑らかな曲線形状とすることで、音波をスムースに外へと透過させ、歪みを低減。機構面ではリケーブル構造を採用。各所に施された高音質化のための合理的な設計や徹底したミニマム化の追求は、SR-X1から最大限のパフォーマンスを引き出しています。
フレーム構造に金属素材を採用することで不要共振を抑制。従来のエントリー機では見落とされがちだったアークAssyの剛性面もアップデートされています。金属素材を積極的に採用したことでアークとヘッドパッドを一体化、長時間のリスニングでも聞き疲れしにくい軽さを手に入れました。イヤーパッドは肌触りの良いシープスキン(羊皮)を採用。内部はメモリーフォームを新採用し、さらなるフィット感の向上が図られています。
形式 | プッシュプル・エレクトロスタティック(静電型)円形発音体、後方開放型エンクロージャー |
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ユニット形状 | 中型円形 |
固定電極 | 高精度エッチング電極 |
再生周波数帯域 | 7-41,000Hz |
静電容量 | 110pF (附属ケーブルを含む) |
インピーダンス | 145kΩ (10kHzにて/2.5m附属ケーブルを含む) |
音圧感度 | 101dB/100Vr.m.s.入力/1kHz |
バイアス電圧 | DC580V |
ケーブル導体 | OFC |
ケーブル形状 | 平行6芯、幅広低容量ケーブル、2.5m |
イヤーパッド | 本革羊皮(肌に触れる部分)、人工皮革(取付部) |
重量 | 234g(本体のみ) |
スタッフコメント