BRUDERはM76m/1 (V76)とM72s/1 (V72)を3Uの1台に収めたものになります。
新しいMercury 「M76m Mk.IV」は、私たちのベンチマークであるスタジオマイクアンプの最新バージョンです。
M76mは、最も人気のあるビンテージアンプモジュールの一つであるTelefunken/Siemens V76mをベースにしています。これらのモジュールは、1950年代後半から60年代にかけて、ヨーロッパの放送局やレコーディングスタジオで使用されていました。その後、真空管式コンソールが廃れ、トランジスタ式ディスクリート・コンソールに取って代わられた後も、V76モジュールは生き続け、アウトボード・マイクアンプとして世界中のスタジオで使用されました。
M76mのゲインコントロールは、0?+60dB(6dB刻み)で、レベルコントロール、出力アッテネーターと連動して動作します。“Level”ノブはフェーダーとして機能し、アンプの初段から2段目までのゲイン量を調節できます。“Level”を下げ、“Course”を上げることで、真空管の”ブレイクアップ・トーン”を加えることが可能です。最終段にも(-0~-10dB)を追加することで、設定によるさまざまなトーンシェイピングを実現します。更にインピーダンスセレクトスイッチを追加し、最新の機器に求められる機能をすべて搭載しています。ファンタム電源(on/off)、フェーズ(極性)反転、そして驚異のF.D.I.(FETダイレクトインプット)回路を搭載しています。
Mercury 「M72s Mk.IV」は、私たちのフラッグシップモデルとなるバルブ式スタジオマイクアンプです。
M72sは、Abbey Road StudiosでGeorge Martinが初期のBeatlesのレコーディングに使用したREDD.37コンソールで最も有名なTelefunken/Siemens V72sというビンテージアンプをベースにしており、このモジュールが最も人気のある製品です。
M72s はコンソールに使用されていたモジュールをベースにしており,その製造数は少なく、とても希少です。一般的な V72s アンプモジュールは後に改良され,アウトボードプリアンプとして世界中で長年販売されてきました。現役の個体は非常に珍しく、非常に高価で、場合によってはかなりの修理が必要な状態になっています。
しかし,このアンプが持つ独特の音楽的な音色は,ヴィンテージ・モジュールを手に入れることができた多くのエンジニアにとって貴重な「秘密兵器」となっているのです.
Mercury Recording EquipmentはM72sを忠実に再現していることを誇りに思っています.私たちはこのアンプについて20年以上の経験があり、ユニットの動作だけでなく。全体的なサウンドも把握できていると感じています。
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