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"スペース・コントローラ"は、サラウンドやイマーシブ音響空間において、音源をパンニングさせる最良の手段の1つでしょう。モバイル端末をDAWに接続のうえ、動作感知ツールとして使用します。そのデバイスを示した方向に、サウンドが反応していきます。
モバイル端末のモーション・センサーとDAWとの接続により、非常に効率的かつ直感的な方法で、手の動きを利用した音声コントロールが可能となりました。
Sound Particles社が特許出願中の技術です。
ステレオの場合、ノブを使ったパン調整に何の問題もないでしょう。しかしサラウンドや3D音響の場合、ジョイスティックでさえ、意図した結果を作り出すのは非常に困難です。
Space Controllerは、プラグインとアプリの組み合わせによって、音声をパンニングします。ステレオから多くのイマーシブ・フォーマットまで対応。自宅スタジオからダビング・ステージまで、使用できる環境も問いません。
Ambisonics、VR、その他の球体空間を想定した音響制作の場合、Sphere - スフィア・モードの表示画面が最適です。従来通りの手法が好みであれば、Cube - キューブ・モードを選んで頂けます。
4種類のパンニング方式があります。Mono(モノ)、Channel(チャンネル)、Rotation(回転)、Symmetric(左右対称)は、それぞれ異なる手法で、様々な音源の軌跡を生成します。
いずれのモードでも、高い精度とスムーズな挙動によって、音源を操作できます。
同じモバイル端末で複数の音声トラックを操作することも、複数の端末で異なるチャンネルを操作することも可能です。
例えば、2台の端末の同時使用を想像してみてください。1台は左チャンネル、もう1台は右チャンネル用です。操作端末が増えるほど、楽しくなりそうです。
Space Controllerの機能を全て利用することで、自由度の高い空間表現が可能です。
モバイル端末やアプリを使用しなかったとしても、マウス操作によって、一般的な3Dパンナー・プラグインとして機能します。
Bluetoothを使用して、モバイル端末のアプリとDAWシステムを簡単に接続することができます。
複数の部屋にコンピュータが設置されている、規模の大きいスタジオの場合は、ワークフローが途切れることないよう、Wi-Fiでの接続をお勧めします。
音源のサイズを変更可能で、各サウンドの幅を調整します。サイズ設定を大きくすることにより、より多くのスピーカーに音源が到達します。
位置関連のパラメータを、それぞれ固定しておくことが可能です。Cubeモードの座標や、Sphereモードの角度にも適用されます。
4つのモードから選択します。各音源を個別に配置/動作させたり、サラウンド音源全体を操作/回転させたり、例えば5.1ch素材の幅も調整できます。
立方体あるいは球体、いずれの画面表示モードでもパンニング可能です。必要とされるワークフロー次第で切り替えてください。
入力と出力のフォーマットを、独立して選択できます。各フォーマット内において、特定の入出力チャンネルをミュートすることも可能。
上から、あるいは正面からの空間表示を選択可能なので、どこに音源が配置されているか、常に視覚的に確認できます。
ステレオ、5.1ch、Ambisonics、バイノーラル、Atmos互換まで、パンナーの出力として多くの選択肢が揃います(製品仕様によって差異)。
スマートフォンではない、専用コントローラを使用したいですか? iPod Touchも利用できます。
プラグインの起動
DAWのトラック上にて、Space Controllerプラグインをインサートします。
アプリの起動
モバイル端末上で、Space Controllerアプリを起動のうえ、BluetoothかWi-Fi経由で接続します。
パンニング操作
任意方向にモバイル端末を向けて、音源の位置を操作してください。
・接続:Bluetooth
・出力:ステレオ、バイノーラル、FOA、5.1ch
・接続:Wi-fi、Bluetooth
・出力:ステレオ、バイノーラル、FOA、5.0、5.1、7.0、7.1、7.0.2、7.1.2、7.1.4、9.0、9.1、9.1.4、9.1.6、11.1、12.0、13.1、22.2、最大6次のAmbisonics
OS環境 | macOS 10.12〜(Appleシリコン搭載環境にネイティブ対応) Windows 10〜 |
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フォーマット | AAX Native AU v2、AU v3 VST3(VST2対応は終了しています) |
CPU | 4コア以上 |
メモリ | 8GB以上 |
容量 | 600MB |
スタッフコメント