HAMMERS

ロック・スタイルをベースとしたシネマティック・パーカッション

『HAMMERS』は、ナイン・インチ・ネイルズ、映画「ソウ」シリーズ、「バイオハザードIII」などを手掛けた映画音楽家“チャーリー・クラウサー”によってプロデュース／レコーディング／ミックスされた、シネマティック・パーカッション・ライブラリです。

コンクリート、ガラス、スチールで構成された空間で録音された本製品は、独特のシャープなアタックとコントロールされた残響によって、適度にデザインされた扱い易いサウンドとなっています。また、一流のパーカッショニストによる演奏をシングルヒットだけでなくループ・フレーズとして捉えることによって、その熱量をそのままパッケージングしました。

『HAMMERS』には、Bass Drum、Surdos、Toms、Roto-Toms、Darbukas、Frame Drum、Scrap Metals、Snares の8種類のパーカッションが収録されています。更にミックス可能な、マイク、プリミックス、ワープ（エフェクト加工済み）といった各種シグナルも幅広く用意されており、これをクラウサー氏によってカスタムメイドされた12種類の特徴的なIRリバーブを組み合わせることにより、サウンドへの広大な選択肢を提供します。

コントロール可能なループ

『HAMMERS』には、チャーリー・クラウサー氏自身が作曲・演奏した400以上のパフォーマンス・ループが収録されています。

これらは単なるループのプレイだけでなく、スタックやリアレンジ、ループのブレイクアップ、エンドヒットなどがキーマッピングされています。これにより、ループをそのまま使うだけでなく、使用者がある程度パターンを構築できるようになりました。ループ特有のエネルギッシュなニュアンスの再現と作業効率化、そしてフレーズの自由度を高いレベルで実現しました。

更に、ループはBPM70、90、110、130、150の種類から選択でき、テンポに応じて異なるフレーズが収録されています。これはタイムストレッチの影響を小さくするほか、テンポに応じたアレンジによって、迷うことなくリズムベッドの制作に取り掛かれます。

後述のように、DAWのテンポに追従するタイムストレッチ機能を搭載しています。このなかでも特徴的な、ピッチの変更を伴う原始的な「レトロピッチ」オプションが選択できるようになっており、あえてピッチを変更させるような変則的な活用も可能です。