近年、音楽制作は時間や場所を選ばず行えるようになりました。そういった環境変化によってケーブルの煩雑さから解放されたいと思うのは当然のことです。しかしながら、ワイヤレス・システムは、セットアップが容易で、なおかつ有線接続時と同等の高い応答性能と信頼性が必要です。RolandのWMシリーズを使えば、それらの悩みから解放され、音楽制作の創造性が際限なく発揮されることでしょう。
ワイヤレスMIDIアダプター WM-1は、標準のMIDI IN/OUT端子を搭載するキーボードやリズム・マシンなどの電子機器に接続することで、MIDI対応の音楽アプリを搭載するiOSデバイスやMacとワイヤレスでMIDIデータの送受信を行うことができます。また、別のWM-1を接続した楽器との送受信や、ワイヤレスMIDIドングルWM-1D(別売)を接続したPCとの送受信を行うこともできます。通常のMIDIケーブルと同様に、ノート情報だけではなく、テンポの同期進行やプログラム・チェンジ情報、コントロール・チェンジ情報の送受信も行うことができますので、これまでにない快適なセッティングやパフォーマンスをケーブル・レスで実現します。
ワイヤレスMIDIは新たな可能性を切り開きます。コンパクトなスペースでMIDIキーボードとラップトップやiPhone/iPadのシンプルな環境を構築したいとき。またいつもと違う場所でMIDIコントローラーをセットして制作に没頭したいときや、小さなキーボードやパッド・コントローラーを持って部屋を自由に行き来したいときなど。長く煩雑なケーブルによるセットアップでは制作意欲を削がれかねません。一度、ワイヤレスMIDIアダプターWM-1を体験してみてください。一度ケーブル・レスの快適さを味わうと、もう元には戻れません。
これまでミュージシャンがワイヤレスMIDIシステムの導入を避ける理由はレイテンシーにありました。レイテンシーとは鍵盤を押鍵してから音が聞こえるまでの時間を指します。レイテンシーが長くなればなるほど演奏は不自然に感じられ、演奏者はタイミングを正しく合わせることが難しくなります。WM-1はRoland独自のワイヤレス・テクノロジーによって、通常のMIDIケーブルで接続するのと同じように、高い応答性能を備え、豊かな演奏体験を実現します。
WM-1/WM-1DのSTANDARD MODEでは、合計4台のWMシリーズの接続と安定した通信が可能になります。また演奏タイミングが重要になる楽器にはFAST MODEで使うことで、送受信速度の高速化が可能。心地よく演奏することができます。FAST MODEは2台のWM-1/WM-1D間の通信で、送受信速度を3ミリ秒にまで早めます。多くのハードウェア・デバイスの内部速度よりも優れ、これまでにない高速通信を提供します。もはやレイテンシーを気にする必要はありません。
Windows OSのコンピューターに対してワイヤレスMIDIシステムを組み込むには、ワイヤレスMIDIドングル WM-1D(別売)が最適。USBポートに接続するだけで任意の機器との、高い応答性のMIDI送受信を実現します。Mac/iOSデバイスでは、Bluetooth® MIDIを介して、WM-1とのSTANDARD MODEでの通信ができます。さらにFAST MODEでの高速通信が必要な場合や、複数台のコンピューターとのワイヤレス接続を実現したい場合には、WM-1D*を接続することで実現することができます。
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