物理ドローバーと新開発のVirtual Circuitry Modeling (VCM) オルガン、伝統的なアコースティックピアノとエレクトリックピアノ、そしてシンセサイザー。ライブ活動を行うキーボーディストが必要なサウンドを凝縮し、デザインされたステージキーボードそれが“YC61”。
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暖かく、伝統的なオルガンサウンドをステージに響かせるオルガンエンジン。そのサウンドは、ビンテージエフェクターや楽器等の回路を素子レベルで再現するヤマハのVCMテクノロジーによって生み出さたものです。その実機さながらのサウンドは単純なデジタルシミュレーションでは再現不可能な、リアルで、音楽的なサウンドです。
YC61はオルガンだけではなく、アコースティックピアノやエレクトリックピアノそしてシンセサイザー等、多彩な音楽ジャンルで必要とされる様々なキーボードのサウンドを、ひとつひとつ拘りをもった高いクオリティで備え、キーボーディストが求める“本物”のサウンドを追求しています。
トーンホイール方式のビンテージオルガンを忠実に再現するVCMオルガン音源を搭載。選択できるVCMオルガンのタイプは、スタンダードなビンテージオルガン、アンサンブルに埋もれない中低域が太めのオルガン、そしてパーカッシブで速いパッセージにも適したオルガンの計3種類。さらに自分好みのサウンドを追求したければ、トーンホイールから電気回路に漏れるリーク音やキークリック音のレベル等のパラメーターを調整し、経年劣化などの個体差まで表現する事が可能です。
ロータリースピーカー特有の音の飽和感や温かみまでも再現するVCMロータリースピーカー。選択できるのはクリアでサウンドに深みのあるスタンダードタイプと、歪み成分の強いトランジスタープリアンプを接続したタイプの2種類。ホーン(高域側)とローター(低域側)それぞれの回転スピードや加速/減速の速さといった詳細パラメーターを調整する事で自分好みのセッティングをする事も可能です。
ビンテージエフェクトからハイエンドのシグナルプロセッサーまで、実機の挙動を回路レベルで再現するVCMエフェクトを搭載。
1983年、ヤマハはデジタルシンセサイザーDX7を世に送り出し、今やミュージックシーンに欠かす事のできない“FMサウンド”を広く普及させました。
そして今、YC61は新しい世代のプレイヤーにFM合成によるFMオルガンサウンドを届けます。FMオルガンは往年のトランジスター方式のオルガンサウンドを再現。8本のドローバーはそれぞれ8つのつオペレーターに対応し、VCMロータリースピーカーやアンプモデルと組み合わせることで個性的なサウンドを作る事が可能です。
2種類のプレミアムコンサートグランドピアノ(CFX、S700)の音色を搭載。熟練の調律師によって完璧に調律されたピアノは、それぞれ丁寧にレコーディングとボイシングが施され、本物さながらのフルレンジかつダイナミックな表現と繊細なニュアンスの表現を可能としています。
[ CFX ]
17年以上もの開発期間を経て誕生したヤマハのフラッグシップ フルコンサートグランドピアノCFX。フルオーケストラの編成内においても決して埋もれることのない、繊細できらびやかな高音域とパワフルな低音域。圧倒的なダイナミクスレンジと力強さを兼ね備えたヤマハ最高峰のピアノです。
[ S700 ]
ヤマハの熟練の職人が手がけたハンドクラフトのグランドピアノS700は、アンサンブルの中でも個性を発揮するパワーと、ソロからバッキングまで繊細かつ豊かに表現できる個性を持ったピアノです。S700はポピュラーなグランドピアノボイスとして、歴代のピアノシンセサイザーS90ESやミュージックプロダクションシンセサイザーMOTIF ESにも収録されています。
[ C7 ]
C7は世界中で最もレコーディングに使用されているピアノのひとつであり、ミックスの中でも埋もれない力強さと明快なサウンドが特徴のグランドピアノです。
[ U1 ]
世界で最もポピュラーなピアノと称されるU1。その中でもビンテージで使いこまれたサウンドキャラクターを持つ個体のボイスを収録。耳なじみのよい音と響きはアップライトピアノの代表的なサウンドであると同時に、代替えする事のできない特別なものです。
[ Real FM Electric Pianos ]
DX7のアイコニックなサウンドはFM音源により生み出されたものです。YC61はその技術を応用した8つのオペレーターを持つFM音源を搭載。強力なDSP処理によるキータッチへの素早い反応と、本物のFM音源が表現する圧倒的なダイナミクスとエクスプレッションはサンプリング音源では表現できないものです。
[ Yamaha CP80 ]
1978年、ライブバンドで使用できるエレクトリックグランドピアノとしてCP80とCP70は登場しました。YC61にはパワフルでダイナミックレンジの広いCP80サウンドが搭載されています。
[ 78 Rd ]
レンジが広く、エフェクトのかかりが良いハイクオリティなエレクトリックピアノサウンドです。使い勝手の良いそのサウンドは様々な音楽ジャンルで使用できます。
[ 75 Rd Funky ]
ダーティでファンキーなエレクトリックピアノサウンド。ノリの良さや個性を求める音楽に最適です。
[ 73 Rd ]
ファットで暖かいビンテージサウンドはバラードや歌もののバックに最適です。
[ Wr ]
ダイナミックレンジの広いリードタイプのエレクトリックピアノサウンド。ヴィンテージな【Wr Warm】とモダンな【Wr Bright】の2種類を収録。
ヤマハは100年以上にわたり鍵盤と向き合い、演奏者が求めるタッチを追求し続けてきました。YC61に搭載されたウォーターフォール鍵盤は、グリッサンドなどのオルガン奏法に最適であると同時に、様々なキーボード音色を心地よく演奏する事が可能な鍵盤です。
ただ“演奏される為”だけにデザインされたのではない。 時にツアーを駆け巡る機材車に押し込まれ、強烈なスポットライトを浴び、憧れのプレイヤーを見つめるファンの視界に映り込む。アクティブに活動するキーボーディストが求める耐久性、機能性そして姿装をかね備えた“ステージキーボード”としてのデザイン。
伝統的なトーンホイールオルガンの操作性と洗練されたイメージをかね備えたシースルータイプのドローバーを搭載。ドローバーの位置とは異なるセッティングを呼び出した際も、パラメーターを示すLEDのライトをドローバーノブに遮られる事なく確認する事が出来ます。LEDカラーは全7色から選ぶことができ、アッパー、ロワー毎にカラーを変更する事も可能です。
どのようなシチュエーションでもコントロールしたいパラメーターに素早くダイレクトにアクセスできる「One-to-One」スタイルのユーザーインターフェースを装備。その場の流れや雰囲気でセッティングを変更していくような長時間のジャムセッションでも、素早く簡単にスプリットやレイヤー、音づくりを行う事が可能です。
・鍵盤:セミウェイテッド ウォーターフォール鍵盤(イニシャルタッチ付)61鍵
・音源方式:VCM Organ、AWM2、FM
・最大同時発音数:VCM Organ + AWM2: 128音※、FM: 128音 ※VCM OrganとAWM2を合計した最大発音数
・ライブセットサウンド数:160 (プリセットライブセットサウンド: 80)
・ボイス数:145 (Organ: 6 / Keys: 139)
・エフェクト:32タイプ
・ラインアウト:OUTPUT [L/MONO]/[R] (標準フォーン端子、アンバランス)
・ヘッドフォン:[PHONES] (ステレオ標準フォーン端子)
・フットコントローラー:FOOT CONTROLLER [1]/[2]、FOOT SWITCH [SUSTAIN]/[ASSIGNABLE]
・MIDI:MIDI [IN]/[OUT]
・USB:USB [TO HOST]/[TO DEVICE]
・AUX:INPUT [L/MONO]/[R] (標準フォーン端子)
・サイズ:幅896 mm、奥行き、309 mm、高さ108 mm
・質量:7.1 kg
スタッフコメント