Drum Replacerはリアルタイム、アダプティブプログラムによるドラムリプレイス&処理のユーティリティツールです。簡単で的確なオーディオ素材セパレーションとトリガー、洗練された機能によって、これまでにない快適なワークフローを実現します。
Drum Replacerによって、ドラムレーコーディングにおける余分な音声を取り除き、ドラムをお気に入りのサンプルもしくはVSTiに差し替えが可能です。既存のドラムサウンドに重ねたり、サブベースを加えることなども、この上なく簡単かつ即座におこなえます。
多くのユーザーのこえに反映したバージョン1.1をリリースしました。トリガーのMIDI出力とレコーディング、ダッキング機能に加え様々な部分で最適化を図りました。
*登録ユーザーには、UVI Portalまたは、uvi.netのマイプロダクトページを通じて無償アップデートを提供します。
• 追加 - ドライ信号ダッキング(アタック、リリース、ゲインコントロール装備)
• 追加 - トリガー出力のMIDIレコーディング(ドラッグ&ドロップ書出)
• 追加 - トリガーのMIDI出力(ノートとチャンネル設定付)
• 様々な点を更に強化
・マシンラーニング解析とリアルタイムセパレーションとトリガー
・ブラウザー、プレビュー、お気に入り機能で内部ホストしたサンプルとVSTiをトリガー
・プラスマイナスオフセットによるプリトリガー、ゲインとピッチマッチング
ワークフロー
Drum Replacerは、マシンラーニングベースの解析とリアルタイムセパレーションを最初に融合し、最適化に成功したツールです。入力されたオーディオ信号をインテリジェントに解析し、最大で5つの独立したコンポーネントに分割します。選択された要素に対する検出回路が内部ホストしたサンプルまたはソフトウェア音源をトリガーします。最大8つまでのオーディオサンプルもしくはソフトウェア音源を扱うことが可能で、同時、順番もしくはランダムにトリガーをします。
簡単操作
Drum Replacerの扱いは、最小限の手間で適切な結果を生むように洗練された思想のもとに設計されています。解析、検出、トラックのカスタマイズがほんの数クリックでおこなえ、素早く、的確にプロジェクトに反映します。お気に入り登録を持つ内蔵ブラウザー、汎用性のあるプリセットが、時間短縮をサポートします。
マシンラーニング
Drum Replacerはマシンラーニングによる特別な動作をします。解析をしながら個々の音声を検知し、に対してスペクトラルモデルを作り出します。このことにより、非常に高精度の分離が可能になります。ゲインとベロシティの追従をリアルタイムにおこない、ミキシングやリミックス作業に新境地をもたらします。
オーディオ解析
“LEARN"ボタン一つで、いつでも入力信号の解析がおこなえます。既存のオーディオファイルは、ドラッグ&ドロップをすれば即座に開始されます。解析された音声信号はエネルギーレベルに従って、コンポーネントとして分割(最大5つまで)され順番に配置されます。残りのコンポーネントは(R)として指定されます。トリガーされるコンポーネントは、画面上で点滅し、そのことを即時に示します。コンポーネントはそれぞれミュートすることが可能で、出力もしくは検出エンジンに送られる前にトリム、ローパスとハイパスフィルター処理することができます。
トリガー
オーディオトリガーは中央の大型解析画面の右横にあるコントロールパネルによって管理されます。画面には入力信号の集約が表示され、解析がおこなわれると選択されたコンポーネントのみを表示します。このことによって、ミックスに対して特定の要素を細かく高精度に調節することが可能です。
検出
検出操作はとてもシンプルで、スレッショルド(緑色の線)をイニシャルアタックに合わせます。そして不要なトリガーを防ぐためにクールダウン(青色の線)を調節します。ミリ秒単位でゲートを長さを設定し、最大ベロシティ(赤い線)でノートベロシティの範囲を決定します。
Drum Replacerは内部に8つのトラックを持ち、検出機能によって生み出されたトリガーが送られます。通常、検出に関する操作で余分なオーディオ信号が生み出されることはありません。(サンプルもしくはVSTiの読み込み時以外)しかし、その反応を聴覚で確認できるように“CLICK"ボタンが設けられ、耳で確認しながら操作することも可能です。
8レイヤー
Drum Replacerには8つのトラックが用意されています。個々のトラックに、オーディオサンプルもしくはソフトウェア音源(バーチャルインストゥルメント)を読み込むことが可能です。内蔵ブラウザーはお好みサンプルもしくは(メーカー別に振り分けられた)プラグインを見つけるのに役立ちます。そしてよく利用されるお気に入りのサンプルやプラグインは“星" アイコンのクリックで、お気に入り登録できます。
サンプルとVSTIホスト
内蔵のサンプルおよびインストゥルメントトラックには基礎的なミキシングコントロールが用意されています。これに加えてトラックごとにタイミングを前後に調整できるディレイが備えられています。このことにより正確なトリガータイミングをとることが可能です。
サンプルトラックにはインターラクティブ波形表示が用意され、スタートとエンドタイム、サンプルリバース、位相反転、発音数、AHD型のアプリチュードエンベロープ、ゲインマッチ、+/-48半音のチューニングコントロールの調整項目が備え付けられています。オフラインのピッチマッチングはソース素材と混ぜる際、位相効果と混ざり具合を高精度に扱えます。インストゥルメントトラックは、追加したプラグインの操作画面のフル表示に対応し、MIDIチャンネルとノート設定が可能です。
さらなる可能性、より便利に
Drum Replacerのトラックトリガー機能にはさらなる可能性が秘められています。全部同時、トラック順、あるいはランダムに...とサンプルやソフトウェア音源を切り替えるダイナミックな効果を得ることが可能です。そして多数のプリセットがDrum Replacerの作業をより快適にします。8トラック構成、あるいはトラック個々のテンプレートを作成して今後の繰り返し作業がさらに快適になります。
制作環境やユーザースキルを問わず、強力で扱いやすい手放せないツールとなることでしょう。
ライセンス | 1ライセンスにつき、PC/iLokキー混在可能な3デバイスアクティベーション |
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システム条件 | ・220MBの空きディスク容量(Mac版インストーラ:195MB;Windows インストーラ:206MB) ・4GB RAMメモリ ・対応システム: - Mac OS 10.9 Mavericks ~ macOS 10.15 Catalina(64bit) - Windows 8 ~ Windows 10(64bit) ・iLokアカウント(無料取得、USBキーは必須ではありません) ・インターネット接続環境(製品ダウンロードとライセンス発行と認証に必要、常時接続不要) |
互換性 | 対応フォーマット: Audio Units、AAX、VST 検証済みホスト: Digital Performer 8以降、Pro Tools 11以降、Logic 9以降、Cubase 7以降、Nuendo 6以降、Ableton Live 8以降、Studio One 2以降、Garage Band 6、Maschine 1 & 2、Tracktion 4以降、Vienna Ensemble 5+、Reaper 4以降、Sonar X3、Main Stage 3、FL Studio、Bitwig 1+、Reason 9.5+、MuLab 5.5以降 |
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