これは正に、リアンプのエフェクター・バージョン。このEXTC-SAを使えば、一度録音した音源に、再度ギター用のペダル・エフェクターを掛けられます。
通常、ギター用のエフェクト・ペダルはインスト・レベルなので、一旦録音したライン・レベルの音源にはそのままでは繋げません。
やろうとしても、リアンプやDIボックス等が必要になり、セッティングも結構面倒です。
でも、このEXTC-SAがあればとても簡単。
本機のループにお気に入りのペダルを繋ぐだけで、録音した後でも何度でもペダルの効果を試せます。
勿論、専用機なので、使いやすく便利な機能も満載です。
エフェクト・ループはAとBの2つを装備し、ペダルを2つ繋げられます。AとBそれぞれにオン/オフ・スイッチを搭載。センドとレシーブのレベルも設定できます。
厳選した電子パーツを使用し、クラスA回路とアイソレーション・トランスによって、ペダルとギターから出るノイズを除去します。ループAはグランド・ループによるノイズを除去するためにアイソレートされてます。
ブレンド・コントロールにより、オリジナルのドライ音と本機で掛けたエフェクト音を、好みの割合でミックスできます。
ペダルによっては入出力間の信号の極性が反転してしまうものがあります。その場合はスイッチで簡単に位相を反転できます。
入出力はXLRと1/4"フォーンの両方を装備。XLRはバランス、フォーンはバランスとアンバランス両方に対応します。
録音済み音源をINPUTに繋ぎ、SENDにアンプを繫げば、リアンプとしても使用できます。SENDは2つあるので同時に2台のアンプを繋げられます。
ギター用のペダルにはユニークなものが沢山。でもギターだけに使うのは勿体無いですよね。
本機を使えば、様々な録音済み音源にギター用のペダルを使えます。
キーボード・トラックにワウを、ボーカル・トラックにディストーションを、ドラムのスネア・トラックにエンベロープ・フィルター等、可能性は無限大です。
あなただけのオリジナルの組み合わせで、みんなを「あっ!」と言わせましょう。
・バランス信号を2系統に分岐して切り替え
・ボーカルマイクをPAからインカムに切り替え
・ボーカリストが他のメンバーやテックと会話可能
・フットスイッチ(別売)でリモートコントロール
回路タイプ | クラスAディスクリート、トランス結合 |
---|---|
電源 | 専用アダプター付属、15VDC/400mA |
周波数特性 | DRY:20Hz〜20kHz +/- 1.5dB WET:20Hz〜10kHz +/- 3.5dB(-8dB @ 20kHz)楽器用 |
ゲイン | DRY:0dB WET:12dB - send & receive最大 6dB - send最小、receive 最大 0dB - send & receiveセンター |
THD+N(1kHz) | DRY:<0.005% @ 0dBu WET:<0.002% @ 0dBu |
ノイズ | DRY:-93dB WET:-84dB |
混変調歪率 | DRY:<0.003% @ 0dBu input WET:<0.02% @ 0dBu input |
最大入力 | DRY:+26dBu WET;+20dBu |
ラインレベル入出力 | DRY:XLR & 1/4" TRS INPUT WET:XLR & 1/4"TRS OUTPUT |
タイプ | DRY:リアパネル入力:バランスXLRメス & 1/4" TRS WET:リアパネル出力:バランスXLR オス & 1/4" TRS |
インピーダンス | DRY:15k Ω WET:200 Ω |
ヘッドルーム | DRY:ー WET:+25dBu |
エフェクト・ループ入出力 | DRY:SEND 1/4" output WET:RECEIVE 1/4" input |
タイプ | アンバランス1/4" |
インピーダンス | DRY:1.5k Ω WET:10k Ω |
ゲイン(可変) | DRY:-14dB〜+3dB(センターで0dB) WET:-99dB〜+9dB(センターで0dB) |
最大ゲイン | DRY:+3dB WET:+9dB |
スタッフコメント