SHAPE TWIN (1Pair)
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★店長御乱心FINAL
1件のレビュー
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SHAPEシリーズの新たなベンチマークとなる、2.5wayモニター

Shape Twinは、Shapeシリーズの旗手となるモニタースピーカーです。二つのパッシブ・ラジエーターとFlaxコーン・ウーファー、そして最新の”M”シェイプ ・アルミニウム/マグネシウム ・インバーテッド・ドームを採用するツイーターを搭載し、音響制作にたずさわるすべてのプロフェッショナルにとって最高の武器となることでしょう。

スタッフコメント

Shape 40/50/65と同様、Shape Twinは設計・製造すべてがフランスで行われました。ニアフィールド・モニターのニーズを満たすために設計されたこのスピーカーは、率直なデザインと、比較的小さなルームの音響に最適化された、数々のセッティングが施されています。Shape Twinはすべての帯域において優れた描写力を発揮し、広大な周波数特性で遥かローエンドまでをカバー、サイズからは想像もできない音圧を実現します。コンパクトなそのデザインで、狭小なルームにも容易に導入することが可能です。さらにこの2.5-wayデザインは、小規模なルームで最も制御の難しい低域~中域のレンジの制動力に、大きなアドバンテージを持ちます。

こうしたShape Twinの革新性は、目覚ましいほどのトーン・バランスと広大かつ精緻なステレオ・イメージに表れています。低域は輪郭と制動性を、中低域から中域にかけては非常にニュートラルなサウンドを保っています。

指向性の柔らかなツイーターにより、多様なリスニング・ポジションに対応

SHAPETWIN_C

Focal独自の’M’シェイプ・インバーテッド・ドーム・ツイーターにより、従来のインバーテッド・ドーム・ツイーターに比べ指向性がさらに緩やかになり、より柔軟なリスニング・ポジションに対応。’M’シェイプのドーム形状はツイーターに高い剛性を持たせることができ、これにより歪みを抑えることに成功しました。独特なホーン型のハウジングは単なるデザインではなく、垂直・水平いずれの方向にも等しい指向性を保つためのものです。

バスレフポートを排したクローズド・デザインと、2つのパッシブ・ラジエーター

SHAPETWIN_E

多くのスピーカーが採用しているバス・レフレックス(バスレフ)方式。スピーカーの内部に空気の通り道を持たせ、低域を増強させて安定感を高める方式、これは土管の中で声を出すと、低域が強調されて聞こえることと同じ原理を用いたものですが、スピーカーユニットの表面積に見合った長さを確保する必要があり、筐体の大きさやデザインに大きく関わるだけでなく、シビアな設置環境が求められます。ミックスするためにゼロから作られた商用のスタジオや、音響対策が施されたプロジェクトスタジオではない部屋で、バスレフ方式のスピーカーはどれほど真価を発揮できているでしょうか。

Shapeシリーズはバスレフポートを排し、両サイドに特徴的なパッシブ・ラジエーターを搭載。スピーカーの背後、左右にスペースを確保できない設置でも、高い解像度を保った低域を再現します。まさに、プライベートスタジオにとって最高のモニターシステムといえます。

2.5チャンネル構成により、低域から中低域まで理想的な制動性を実現

SHAPETWIN_A

全帯域を低域・高域の2つに分ける2Way方式。しかし、低域はよりスピーカーのコーンを振動させ、音量に応じて正しい再現が難しくなります。Focal Shape Twinはプロジェクトスタジオにおける正しいモニタリングを実現するため、低域から中低域を再生するためのスピーカーユニットを2つ搭載。理想的な制動性を実現し、いかなる音量でも正しいモニタリングを可能にします。

設置を考慮した数多くのセッティングへの最適化

SHAPETWIN_F

スピーカースタンドへの設置、デスクへの設置。スピーカーには様々な設置が考えられます。Shape Twinの底面にはスピーカーの角度を微調整する角度調整用のスパイクを搭載。このスパイクは角度の調整だけではなく、スピーカーが隣接するスタンドやデスクへの振動を削減する役割も果たします。

フラックス(亜麻繊維)サンドイッチ・コーンによる制動感のある正確な低域、自然な中低域ときめ細かな中高域

SHAPETWIN_G

Shapeシリーズを目にしたとき、特徴的なのは左右のパッシブ・ラジエーターや独特な形状のツイーターだけではなく、見慣れないウーハーの材質でしょう。Shapeシリーズが採用している”フラックス(F)コーン”は、優れた内部ダンピング特性と素早い反応、そして弯曲剛性に優れており、ダイアフラムのパフォーマンスに求められる重要なファクターを満たしています。これは、高品質な亜麻繊維コアを二つのグラスファイバー・レイヤーで挟む複合素材によって得ることができました。

複合素材は、剛性と低密度が同時に求められる製造業においては理想的な特性を出しやすい一方、ダンピング特性に劣り、振動のコントロール性能は低いというのが一般的な見解でしょう。しかし、Shapeシリーズが採用している複合素材と自然繊維を組み合わせた技術開発により、開発スタッフも驚くほどの理想的な特性を得ることができました。亜麻繊維から作られたフラックス・ファイバーは、ガラスやケブラー繊維、アルミにくらべ何倍もの素晴らしい内部ダンピング特性を備えています。

メイド・イン・フランス

SHAPETWIN_H

Shapeシリーズが採用しているFコーンは、フランス製の亜麻繊維を用い、設計から製造までフランスで行われています。フランスは欧州における亜麻糸の主要生産地。主にはフランダース、ピカルディ、ノルマンディ、そしてパ・ド・カレーといった地方で生産されています。フランス製の亜麻繊維こそ、世界一と言ってもいいでしょう。

従来のスピーカーの多くが採用している石油化学素材を原料とする合成繊維やフォームは、急激な原油価格の上昇に影響を受けやすく、これらは価格の上昇の要因となります。ハードウェアである以上、製品の改良などが一切なくとも、パーツの価格高騰によって値上がりしてしまうということは起こりうることです。Shapeシリーズが採用する亜麻繊維のようなオーガニック/エコロジカルな繊維素材はそういった影響を受けにくく、コンポーネントによって価格が上昇することを最小限に抑えることができました。長年に渡る技術開発と最適な素材、これによりShapeシリーズは、上の価格帯のハイエンド製品とも肩を並べる製品となりました。

製品仕様

周波数特性40Hz – 35kHz
最大音圧 SPL110.5dB SPL (ピーク @ 1m)
入力インピーダンスXLR10kΩ バランス
入力インピーダンスRCA10kΩ アンバランス 感度補正付
中・低域パワーアンプ出力2x 80W, クラスAB
高域パワーアンプ出力50W, クラスAB
自動スタンバイ オフ無信号状態でおよそ30分
自動スタンバイ オン>3mV 信号検知
電源電圧100-120V (T3.15AL/250V ヒューズ)
または220-240V (T2AL/250V ヒューズ)
帯域調整 ハイパスフィルターフルレンジ可変 45/60/90Hz
帯域調整 低域+/-6dB可変
帯域調整 中低域+/-3dB可変
帯域調整 高域+/-3dB可変
スタンバイモード消費電力< 0.5W
ウーファー2×5インチ Flaxコーン・ウーファー
ツイーター1インチ ”M”シェイプ ・アルミニウム/マグネシウム
キャビネット15mm MDF ウォルナット/ブラック・ペイント仕上げ
サイズ(ゴム足含む) 重量H478 x W211 x D279mm 11kg

Staff Review

カスタマーレビュー

平均5.00(1件の評価)
主流であるバスレフポートによる低域の補完ではなく、密閉型でパッシブラジエーターでの低域の補完はShapeシリーズで初めて体験しました。
「どちらが優れているか」とは簡単には言えませんが、「どちらが自然か」と考えた場合は、やはりパッシブラジエーター が自然であると感じます。
密閉型ですので当然ですが「ボフッ」とした鳴りは皆無です。
また、「’M’シェイプ・インバーテッド・ドーム・ツイーター」の恩恵でしょうか、とてもスイートスポットが広いです。
その広さから、右のスピーカーの音が左の耳にもよく届き(逆も然り)結果的に左右の音場が広くとても自然です。
ヘッドホンや、まっすぐ音が飛んでくるような指向性の狭いスピーカーの聴こえ方とはかなり違います。
パッシブラジエーター では、壁の近くに設置しても部屋の影響は受けにくいと聞きますが、やはり影響は受けます。
環境を整え、場合によってはReference4等でトリートメントをする事が大事ではないかと思います。

とても優秀なスピーカーです。
2018/12/20 02:19:34 by iesu
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