このマイクロフォンはノイマンの伝説的なマイクロフォンである"U-47"に影響を受けています。
この"47"の音を実現するために様々な真空管をテストし、アメリカ製の6SJ7という真空管がVF14と同等の性能を有する事を発見しました。 たったひとつの違いはこの5693/6SJ7という真空管のノイズフロアが2dB低かった事です。
この真空管をさらに厳しく選別し、このマイクロフォンに使用しています。アメリカ製の真空管を採用する事で、安定した供給とコストを抑えた製品を実現しました。また、9つの異なる指向パターンをパワーサプライからコントロールできます。
オリジナルの"U-47"の持つ低域のニュアンスに加え、スムーズな中域、バランスのとれた高域を得る事が出来ます。マイクロフォン自身は木製のボックスに収められ、パワーサプライ、専用ケーブル、ショックマウントと共にフライトケースに収納されています。オプションと してペアマッチングをご用意しています。
全てアメリカ国内にて製造されています。
◎Peluso 22 47の各シリーズについて
すべてのPeluso 22 47のシリーズはノイマンのビンテージ"U-47"にそのスタイルの影響を受けています。 1950年代から60年代にかけて製造されたこの伝説的なマイクロフォンはクリアなサウンドとスムーズで暖かみのある中域、そしてバランスのある高域を特徴としていました。
ビートルズのレコーディングで脚光を浴び、その後のレコーディングにも数多く使用されていましたが、残念ながら心臓部のテレフンケンVF14チューブの生産が中止されたため、ノイマンもU47を製造完了しました。
Peluso 22 47 LE はこのドイツ製のビンテージタイプのチューブを採用しています。この希少なチューブの入手には多くの年月を必要としました。 従ってPeluso 22 47 LEは当時の"U-47"に非常に近い音色を得る事が出来ます。
Peluso 22 47 SEはアメリカ製のメタルチューブで同じような特性を得る事が出来るものを厳選しました。このため、"U-47"の持つ特性を低価格で実現する事が出来ま した。このLE,SEの特性の違いを挙げるとすればSEモデルの方が2dBノイズフロアが低いという事だけです。
Peluso 22 47は1970年代にドイツのラジオ/放送局でスタンダードとなったガラス三極管を使用した"47"に近い音色を実現するために構成コンポーネントを厳選したモデルです。
カプセルタイプ | プレッシャー グラディエント トランスデューサー (34mmエッジターミネート) |
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周波数特性 | 20Hz/22KHz |
指向特性 | 9 (無指向性から双指向まで切り替え) |
感度 | 12mv/pa |
インピーダンス | 200 ohms |
SPL | 140 dB |
等価雑音 | 14 dB (A-weighted) |
チューブタイプ | 5693/6SJ7 |
電源 | 専用電源 100V AC |
寸法 | 58mm x 235 mm |
重量 | 855 g |
付属品 | 専用電源、専用ケーブル、ショックマウ ント、木製ケース、フライトケース |
スタッフコメント