INTENSITY 2は、ミキシング、マスタリング、サウンドデザイン向けに、不可能をサイエンスで可能とするZynaptiqならではの新しいタイプのマスタリング・グレード・オーディオ・プロセッサーです。顔認識アルゴリズムで使用される技術を基に開発され、サウンドのディテール部分だけを浮き彫りにし、サウンドの知覚的ラウドネスと密度を高め、さらに明瞭さを大幅に向上させることが可能。AIにより制御されるため、基本的に1つのノブを使用するだけで処理できます。このZynaptiq独自のアルゴリズムは、重要な信号特性を検出し、サウンドの特徴を際立たせ、出力段のオプションのソフトニー・サチュレーティング・リミッターにより最大限のラウドネスの実現、美しくアグレッシブなトーンのクリエイトを可能としています。
新しい CRYSTAL および BRONZE アルゴリズム
独自に設計された最小位相フィルターバンクに基づいた CRYSTAL と BRONZE は、より鋭いエッジと力強いトランジェントを持つサウンドを実現します。オプションで64ビット精度でも動作可能で、いずれもCPU負荷を大幅に軽減し、レイテンシーはわずか3サンプルと事実上ゼロに近い水準です。従来のv1アルゴリズムも引き続き利用可能で、今回から「SMOOTH」と名称を変更しています。
最大16チャンネルに対応
イマーシブ(没入型)ワークフローに対応したマルチチャンネル処理が可能になりました。
M/S(ミッド/サイド)処理
ステレオインスタンスで、ステレオ信号全体、ミッドチャンネルのみ、あるいはサイドチャンネルのみを処理できるようになりました。特にサイドチャンネルにINTENSITYを適用することで、豊かで広がりのあるステレオイメージを得られます。
BIAS CURVE プリセットの追加
BIAS CURVE プリセットが従来の10種類から22種類に増加しました。
新デザインのスケーラブルなUI
UIが完全にベクター化され、最大200%までズーム可能に。新たなヘルプテキストシステムも搭載し、全体的に操作性が向上しました。
プリセットの切り替えや保存がMIDIで可能に
「前へ/次へ/読み込み/保存」といったプリセット操作がMIDIコントロールに対応し、アクセシビリティが向上しました。
INTENSITYは、バックグラウンドで何を行っているのでしょうか?バンド数無制限のコンプレッサーのようなものと考えると良いかもしれません。時定数はゼロで、AIによりオーディオレートで制御されるため、基本的にたった1つのノブを使用するだけでプロセスを調整することが可能です。
ただし、この説明は全く不正確と言わざるを得ません。なぜならINTENSITYはコンプレッサーではなく、全く異なる方法でアプローチするからです。RMS検出機能、スレッショルド、レシオ、アタック/リリースタイムもありません。また、その他の方法によるポンピングやモジュレーション機能もありません。オーバーシュートすることもなく、また絶対値や入力タイプに関係なく機能します。とはいえ、「コンプレッサー」による例えは、使用法と使用目的についてのアイデアを提示するという意味では有効です。
INTENSITYは、ナレーション、SFX、ギター、ベース、ピアノなどの楽器の個々のトラックおよびフルミックス、マルチチャンネル・ステム、ドラム・バス、その他の複雑なコンテンツの処理にも最適で、音楽プロデューサー、マスタリング・エンジニア、サウンド・デザイナー、ビデオ・プロデューサー、放送局/ポッドキャスト、科学捜査、オーディオ愛好家、その他あらゆる人々にとって、各々のオーディオ・プロジェクトに素早く簡単に明瞭さ、忠実度、知覚的ラウドネスを加えるのに不可欠なツールとなっています。
このプラグインは、優れたサウンドを得るための最速の方法かもしれません。冗談抜きで。実際の活用ストーリーは文字どおり次のようなものです。
・プラグインをインサート
・INTENSITYのアマウントを調整
・結果に満足
場合によっては、さらに次のような操作を行います。
・BIASアマウントおよび/またはカーブを調整
・レベル補正機能をオフに切り替える
・サチュレーションを有効にする
動作環境 | 詳しい動作環境や仕様につきましては、こちらの製品ページよりご確認ください。 |
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