TONEX Brown Sound 82/84
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モダン・ロックの礎を築いた、ブラウン・サウンドを再現するTONEXシグニチャー・コレクション

Brown Sound 82/84 は、「TONEX Brown Sound」シリーズの第3弾、最終章にあたるコレクションです。本コレクションには、ライブで実際のキャビネットやお気に入りの IR と組み合わせて使用できるアンプ単体のキャプチャーを含む、83種類の Tone Model が丁寧に収録されています。1982年、1984年アルバム当時の、ラジオ向けのヒット曲を求める圧力を受けながら、ブラウン・サウンドのエッジを失うことなく、よりタイトな、磨きがかかったサウンドが捉えられています。スタジオ技術的な完成度、音楽的な野心が高まった、この刺激的な時代における伝説のギター・トーンの進化を体感しましょう。

スタッフコメント

私たちは単にその「トーン」を追い求めたのではありません。あらゆる可能性を探り尽くし、伝説のトラックがどのように録音されたか、というさまざまな説を考慮し、複数のバリエーションを用意しました。シングル・ピックアップの “ホッケー・スティック” ギターを手に、この伝説のサウンドの最もリアルな再現にぜひ触れてください。

主な特徴

  • TONEX エコシステムで使用可能な83種の高品位な Tone Model
  • Serial No.12301仕様にモディファイされた'68年製 Marshall® Super Lead を参照
  • 異なるスピーカーを搭載した複数の1960 Marshall キャビネットとの組み合わせや、アンプ単体のキャプチャーも収録
  • 複数の Variac™ 設定や、当時のトーンを再現するための特定のシグナルパスを忠実に反映
  • オリジナルの録音を再現するために、当時のスタジオ機材仕様に基づいてキャプチャー
  • 最先端の AI Machine Modeling™ テクノロジーによる高度なトレーニング
  • 無償の TONEX CS を含む、すべての TONEX バージョンで利用可能
  • TONEX ハードウェア・ペダル に転送して外出先、ライブで使用可能

本コレクションに収録された Tone Model は、当時の仕様に基づいた機材と録音手法を用いてキャプチャーされており、あの時代の最後の2作品のサウンドを忠実に再現しています。 それぞれの Tone Model は、TONEX 内蔵のタイムベース系エフェクトはもちろん、お気に入りのペダルと組み合わせた音作りの最適な土台となるでしょう。

1982 Tone Models

1982年のセッションでは、従来のキャラクターを維持しながらも、より明るくレイヤー感のあるトーンが導入されました。G12-65 スピーカーは引き続きサウンドの要であり、タイトな低域、温かみのある中域、そして以前使用されていた Greenback よりも滑らかな高域を実現しています。

一部の Tone Model では、シングルコイルのようなクリアな音抜けが特徴で、特に速いテンポのブルース・シャッフルでの開放弦やローEのアタック感が際立ちます。Amigo Studio で録音されたこのセッションでは、マイクの位置やアウトボードの変更により、音像にさらに磨きと立体感が加えられ、より洗練されたスタジオ・サウンドに仕上がっています。パンチとアグレッシブさを保ちながらも、輝きや奥行き、分離感が加わった、ブラウン・サウンドの進化の次なるステップを体感できます。

さらに柔軟なサウンド・メイクができるように、複数の Variac 設定、キャビネット構成、ゲイン・ステージに加え、アンプのみのキャプチャーも収録。タイトでクリーンなトーンから、倍音豊かでサチュレートしたサウンドまで、幅広いトーン・テクスチャーを網羅しています。

1984 Tone Models

1984年のセッションでは、トーンの精度とプロダクションのクオリティが大きく向上しました。録音とミックスは Coldwater Canyon に新設されたスタジオで行われ、よりコントロールされた、処理されたサウンドになりながら、従来の荒々しさやエネルギーはしっかりと残されています。レコーディングには、Telefunken 製 EL34 真空管が使われたと推測されており、それにより音にさらなる温かみと中域の存在感が加わったと考えられています。また、アンプの細かな調整や Variac 電圧の最適化によって、各トラックに個性あるトーンが生まれました。

キャビネットやギターの基本セットアップは一貫していましたが、マイクの位置や EQ の設定など、あらゆるディテールがスタジオの細かな機材環境と変化する創作スタイルに合わせて丹念に調整されました。これらの Tone Model は、分厚く明瞭、そのまま使用できる完成度の高いトーンになっています。タイムベースのエフェクトを重ねたり、バンド史上最も商業的に成功した作品のサウンドを再現したりするための、理想的な出発点となるよう設計されています。

特別なアンプ:「 The ONE 」

Brown Sound 82/84 collection の中核にあるのは、「The ONE」です。これは、1968年製 Marshall® Super Lead(Serial No.12301)とまったく同じスペックで制作されたアンプです。初期ブラウン・サウンドの本質を捉える重要なモディファイも施されており、他のどのアンプよりもそのDNAを忠実に再現しています。

そのサウンドに大きく貢献しているのが、Fat Cap mod です。これはプリアンプの第2ゲイン・ステージに施されたカスタムで、低域のゲインを増幅し、粘りのあるミッドレンジと、音に特徴的なカラーを加えます。 また、オリジナルの Plexi に見られる50K ミッド・ポット(EQ バランスをボーカル・ライクでアグレッシブなミッド・レンジにシフトさせる)との組み合わせにより、初期のブラウン・サウンドの独特の存在感を再現しています。

このアンプには、4Ωタップからの100kΩ の NFB(ネガティブ・フィードバック)が追加されており、歪みのキャラクターをさらに洗練されたものにしています。これによって、初期のレコーディングのような太く力強いトーンが得られます。

アンプ内部には、オリジナルの Dagnall 製トランスを忠実に再現した Heyboer 製トランスが使用されています。このトランスは、ヴィンテージ・アンプ特有の正確なダイナミクスとフィーリングを実現するために、巻き線の仕様を細部までこだわって再現しています。単なる見た目だけのクローンではなく、アンプ全体のレスポンスや倍音構成に関わる、音の中枢を再現することを目的として設計されているのです。

妥協なきトーンの追求

Brown Sound 82/84 では、使用機材だけでなく、当時のエネルギーや実験的なアプローチ、音作りの進化までをも再現することを目指して、すべてのディテールが選ばれています。実際に確認されている機材構成から、今もなお議論が続くスタジオ・テクニックに至るまで、このコレクションには、あの2枚のアルバムのトーンを再現するために必要な、あらゆるバリエーションが含まれています。

82/84 Tone Model は、4つの要素をコントロールすることでデザインしています。具体的には Variac 電圧、スピーカー/キャビネットのキャラクター、マイク位置、そしてパラレル・ロードです。これにより、当時のサウンド変化を忠実に A/B 比較できるようになっています。電圧はおよそ '82年が 68V / 73V、'84 年が 68V / 72V で、パラレル・ロードはスピーカー・ジャックに接続した 20Ω / 200W ユニットを用い(スピーカー信号はそのまま保持)、音量をわずかに下げつつ耳障りな高域を抑えています。

キャビネットは、’82年当時の G12-65 と 20-watt Greenback、そして ’84年当時の 20-watt Greenback、25-watt グリーンバック、25-watt Blackback を採用しています。どちらの年代のモデルでも、意図的に高域のザラつき感を保ちながらもコントロールされたサウンドにするため、オフセット角度を付けた2本のマイクを使ったデュアル・マイキング手法を用いています。 ’84年では、(フランジャー/フェイザー/Echoplex を使用しない)シンプルなフロント・エンド構成を採用し、出力が高めでパワフルなハムバッカーと、出力が控えめで繊細な PAF 系ピックアップの「弾き心地」の違いまでキャプチャーしています。

すべてのモデルはレベルが揃えられており、各電圧やキャビネットごとに「パラレルロードあり/なし」のペア・バージョンを用意。これにより、タイトでクリアなトーンと、より密度のあるトーンを素早く切り替えて選ぶことができます。また、お気に入りの IR や実際のキャビネットを使いたい場合のために、アンプ本体のみのバージョンも収録。さらに、後処理を一切行わずに録音した「素の音」も収められており、当時さながらのアンプ・トーンをそのまま楽しめる、まさに極上の素材となっています。

さらなる本物らしさを追求するため、ステレオギターをMusic Man 112 RD 65キャビネット2台で駆動した際に得られる、あの有名なクリーンなトーンを再現したキャプチャー音源を追加しました。アルバムのトーンを忠実に再現するため、カスタムEL84アンプをJBL D120と25Wグリーンバックを搭載した2x12コンボキャビネットに接続して録音しています。

コレクション誕生の舞台裏

Jim Gaustad のギター・サウンドへの情熱は、1970年代後半、ヴァン・ヘイレンのデビュー・アルバムを聴いたことから始まりました。12歳でプロとして演奏を始め、80年代にはオリジナル・バンドで全米ツアーも経験。その間も常に理想のサウンドを追い求め、ツアー先でアンプを修理・改造したり、ヴィンテージの Marshall をチューンしたり、余ったパーツでカスタム・ピックアップを自作するなど、探求心は尽きることがありませんでした。 その情熱はやがて、ヴァン・ヘイレンのオリジナル機材とサウンドを忠実に再現する「The G Men」というトリビュート・バンドの結成へとつながります。エディ・ヴァン・ヘイレンの死後、ジムは YouTube で「Brown Sound Quest」を開始。ヴィンテージ回路、スタジオ技術、シグナル・チェーンに深く切り込み、彼の創作の原点である伝説のトーンへのオマージュを続けています。

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