本機は、高品質なフォノ・イコライザー・アンプです。
フォノ・イコライザーを搭載していないレコード・プレーヤーを
レコーディング・システム等に接続する際に使います。
搭載するノイズの少ないフォノ・イコライザー回路は精度が高く、RIAAカーブに正確に沿っています。
本機があれば、アナログ・レコードを完璧なサウンドのままで、
簡単にオーディオ・ワークステーション|サウンドカード|モニター・システム等に接続できます。
フォノ・カートリッジの特性に合わせて、入力容量を100pFと200pFに切替えられるのは、
本機ならではの特長と言えるでしょう。
また、ローカット・フィルターにより、音質を損なうことなく、
レコード・プレーヤーによる余計なサブソニック成分を取り除くことも出来ます。
ゲイン・トリム・ノブとクリップ・インジケーターLEDがあるので、
レンジが広い入力音源でも最適に設定できます。
ライン出力端子はロー・インピーダンス設計で、どのサウンド・カードにも接続できます。
ケースはアルマイト処理を施したアルミニウム製で、電源は付属の電源アダプターを使います。
・高性能でノイズの少ないフォノ・イコライザー
・サブソニック成分を取り除くローカット・フィルター
・プリアンプ・ゲインを調節可能
・クリップ・インジケーター
・カートリッジに合わせて入力容量を切替〈100pF|200pF〉
・RCA出力端子
1.低域と中高域を等しく再生できないため、再生時には低域を補う必要があります。
2.レコードには一定のヒスノイズがあるために、その対策としてプレス前に高域周波数のゲインを
ブーストするポスト・プロダクション作業を行います。従って再生時には逆のイコライジングをする必要があります。
3.フォノ・カートリッジの出力信号は弱い(MM 型カートリッジでも5mV程度)ので、再生時には前述の項目1と2を考慮した上で増幅する必要があります。
1950年台中期、RIAA(アメリカレコード協会)は、補償基準を確立しました。
その結果として、この時からRIAAフォノ・イコライザーが全てのHi-Fiステレオ・アンプに組み込まれ、フォノ入力が付きました。
フォノ・イコライザーがないミキサーにレコード・プレーヤーを接続する場合は、別途フォノ・イコライザー・アンプが必要です。
周波数特性 | 10Hz〜50kHz, ±0.5dB |
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フォノEQ | RIAAカーブ準拠 |
THD | 0.01% Typical @ 1kHz |
ハム&ノイズ | >90dB |
入力インピーダンス | 47k Ω、100pF/200pF入力容量切り替え |
最大入力レベル | 40mVrms @1kHz |
最大ゲイン | 45dB @ 1kHz |
入出力端子 | RCA |
最大出力レベル | +6dBu (1.4Vrms) |
フィルター・タイプ/特性 | ローカット、-3dB @ 22Hz |
電源 | 電源アダプター付属(7-12V DC or 9-12V AC @150mA) |
寸法 | 47H × 117W × 114D mm |
重量 | 570g |
スタッフコメント