『SYNCHRON-IZED HISTORIC WINDS PACKAGE』にも含まれるこの『SYNCHRON-IZED OPHICLEIDE』は、『VIENNA HISTORIC WINDS 1』のオフィクレイドをSynchron Stage ViennaのStage Aに配置した音源です。Vienna Synchron Player用に再編集・最適化されており、すべてのアーティキュレーションの柔軟性と使いやすさが向上しているため、迅速でクリエイティブなワークフローを実現します。
オフィクレイドは、チューバに似た円錐形のボアを備える金管楽器です。1817年にフランスの楽器職人 ジャン・ヒレール・アステによって発明され、ロマン派のオーケストラで時代遅れとされていたセルパンに取って代わりました。Ophicleideはギリシャ語のophis(蛇)とkleis(鍵)に由来し、「鍵盤のついた蛇」という意味で考案されました。カップ型のマウスピースは、現在のトロンボーンやユーフォニアムのマウスピースに似ています。この楽器を用いた楽曲としてはエクトル・ベルリオーズの「幻想交響曲」が有名ですが、同じくリヒャルト・ワーグナーや ジュゼッペ・ヴェルディもこの楽器を使っています。ブラジルのショーロ・バンドでは、サックスやチューバに取って代わられる20世紀までオフィクレイドが使用されていました。サックスの直接の祖先は、アドルフ・サックスが修理中の楽器に木管楽器用のマウスピースを取り付けたことがきっかけで、専用の楽器を設計・製作するようになったと言われており、オフィクレイドはその祖先にあたります。
Synchron Playerに搭載されたコンボリューション・リバーブは、「Synchron Stage Vienna」の540m²のメインホールの優れたアンビエンスを、ドライ・サンプルにリアルタイムで適用します。専門的に作られたミキサー・プリセットは、楽器をステージ上の最適な場所に配置し、『SYNCHRON-IZED WOODWINDS』の楽器や他のSynchronシリーズ製品のサウンドとシームレスに調和する、「すぐに使える」サウンドを実現しています。
VSL の新しいSYNCHRON シリーズの1製品である本ライブラリには、圧倒的なストリーミングパフォーマンスを実現しながら「使いやすさ」を最大限に高めた、史上最も強力なプレイバック・エンジンを搭載した「SYNCHRON PLAYER」(シンクロンプレイヤー)を付属しています。
手動でアーティキュレーションを切り替える必要性が最小限に抑えられており、1つまたは2つのコントローラを動かすだけで、ショート・ノートや様々なアタック・タイムのロング・ノート、レガート、ヴィブラートを自在にコントロールすることができます。また「SYNCHRON PLAYER」には5バンドEQ, マイクチャンネルごとにディレイ、アルゴリズミックリバーブ、フェーズスイッチ、パノラマコントロールを備えた本格的なミキサーなど、様々な機能が搭載されています。「SYNCHRON PLAYER」の革新的なアルゴリズムにより、このスモールアンサンブルが持つ活発なサウンドは、楽曲中に魔法のように広がるでしょう。
グループ | アーティキュレーション |
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Ophicleide | Staccato Portato short and long Repetitions legato, portato, staccato Sustained normal and marcato Legato normal and fast Sforzato, fortepiano, sforzatissimo Crescendo and diminuendo, 2/3/4 sec. |
ご使用にあたって
・1.3 GB以上の空き領域が必要です。インストール時には倍程度の空き容量(別ストレージ可)が必要です。
・SSD (M2, SATA 6 or USB3/3.1 UASP 対応) の使用を推奨します。
・本ライブラリはVIENNA INSTRUMENTS ソフトウェアならびにVIENNA INSTRUMENTS PRO ソフトウェアに対応していません。専用ソフト「SYNCHRON PLAYER」でのみお使い頂けます。
・サウンド・モジュールをスムーズに動作させる為に、処理速度の速いCPU及びRAMメモリに十分な余裕があるコンピュータにインストールしてご使用されることをお奨めいたします。
・ここに掲載している製品の仕様は、予告無く変更されることがあります。
動作環境 | 最新の動作環境につきましてはこちらよりご確認ください。 |
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