本シリーズの第1弾『SYNCHRON DUALITY STRINGS (REGULAR)』とまったく同じ方法で録音された弦楽器アンサンブルのソルディーノ(ミュート)版で、小編成と大編成の弦楽器セクションに新たな表現とソノリティを加えましょう。
元々のコンセプトと同じく、大編成のアンサンブルが収録用ステージ「Synchron Stage Vienna」の優美な響きを持つStage Aで演奏し、小編成のアンサンブルがよりドライな環境のStage Bで完璧に同期した演奏を行い、美しいベルベットのような音色を実現・収録しました。
本製品は、『SYNCHRON DUALITY STRINGS (REGULAR)』の単なる縮小版ではありません。各ソルディーノのアーティキュレーションは、非ソルディーノ版のアーティキュレーションの収録の直後に録音されています。これによって、ユーザーが表現の違いを生じることなくソルディーノの演奏技法を使いこなせるため、連続的で首尾一貫した演奏が実現できます。スナップ・ピチカートを除く『SYNCHRON DUALITY STRINGS (REGULAR)』の双方は、全て本製品でも使用可能です。
2製品を両方ともお持ちの場合には、「Merged」プリセットを使用することで「senza sordino」と「con sordino」のアーティキュレーションを組み合わせ、簡単に切り替えが可能です。
また『SYNCHRON DUALITY STRINGS (REGULAR)』と同様、大編成と小編成のアンサンブルは別々のルームで演奏されていますが、Stage Aの指揮台で指揮者がStage Bのアンサンブルをビデオモニターで指示しながら、同時にサンプリングを行っています。Stage Aのマイク・セットアップがルームの広いストリングス・アンサンブル・サウンドであるのに対し、Stage Bの小規模のアンサンブルは、2種類のマイク・セットでより近い位置で収録され、ブライト・サウンドとダーク・サウンドのバリエーションを有しています。これにより、Synchron Player内でストリングスのサウンドを有機的かつ簡単にカスタマイズできます。もちろん、Close、ClassicからWide、Distant、Lushなど、プロが作り上げたミキサー・プリセットもお使いいただけます。
▲アンビエンスの豊かな「Stage A」
▲デッドなアンビエンスの「Stage B」
・Synchron Stage Viennaで、音響が異なる2つのストリングス・アンサンブルを同時演奏
・アンビエンス豊かな「Stage A」で録音された、大規模なアンサンブル
・よりルームサイズの小さくドライな「Stage B」で収録された、小規模なアンサンブル
・2種類のルームを組み合わせることも、別々に使用することも可能
・マイク・オプションとミキサー・プリセットを組み合わせて使用可能
・ルームサイズの広い大編成アンサンブルと、よりクローズなマイキングの小編成アンサンブルをシームレスにブレンド
・様々な奏法をカバーするアーティキュレーション
楽器 | Stage A | Stage B | 合計 |
1stバイオリン | 14 | 8 | 22 |
2ndバイオリン | 12 | 6 | 18 |
ヴィオラ | 10 | 5 | 15 |
チェロ | 10 | 5 | 15 |
コントラバス | 6 | 3 | 9 |
Standard ライブラリ(本製品)とExtended ライブラリ(別売)には同じアーティキュレーションが収録されていますが、マイク・ポジションが異なります。
Stage A マイク・ポジション | STD本製品 | EXT別売 |
1. Solo Mic / モノラル | ○ | ◯ |
2. Mid Mic / ステレオ (L/R) | ○ | ◯ |
3. Ribbon Mic / リボン (L/R) | ◯ | |
4. Main/Room / デッカツリー ステレオ (L/R) | ○ | ◯ |
5. Main/Room / デッカツリー ステレオ (Center) | ○ | ◯ |
6. Main Surround / ステレオ (L/R) | ◯ | |
7. High Stereo (3D) / ステレオ (L/R) | ◯ | |
8. High Surround (3D) / ステレオ (L/R) | ◯ |
Stage B マイク・ポジション | STD本製品 | EXT別売 |
1. Dark Mics / ステレオ (L/R) | ○ | ◯ |
2. Bright Mics / ステレオ (L/R) | ◯ |
メイン・ステレオ・ルーム・マイクの代わりにメイン・サラウンド・マイクを使用することで、より広大なサウンドのミックスも可能です。またサラウンド・シグナルを他のマイク・シグナルとブレンドすることで、ステレオ・フォーマットでもより緻密でより鮮明なサウンドを得ることができます。
▲Stage A
▲Stage B
Auro 3D は、3次元の音声認識を可能にする没入型オーディオ技術です。
ベルギーのAuro Technologies 社は特別なスピーカー構成に基づいてこの技術を開発し、5.1サラウンド構成に対してさらに4つのスピーカーを追加しました。
この4つのスピーカー(いわゆる「高さ」)は、フロント・スピーカーとサラウンド・スピーカーの上に位置し、聞き手の水平軸上における周囲だけでなく、上からも音を発することで、自然な知覚と音響反射をもたらします。
本ライブラリ(スタンダード+エクステンデッド)では、ディスクリート・オーディオ・チャンネルを包括的に選択することで、収録インストゥルメントをAuro 3D とDolby Atmos でミキシングすることができます。
* 別売のエクステンデッド・ライブラリが必要です。
「SYNCHRON PLAYER」には最新のオーディオ・エンジンが搭載されており、前例のないストリーミング・パフォーマンスと洗練された使い勝手を提供します。「SYNCHRON PLAYER」には5バンドEQ内蔵のミキサー、位相の補正のためのディレイ、アルゴリズミック・リバーブ、フェーズ・スイッチ、フレキシブルなパンコントロール、サチュレーション、ディレイ、コンプレッサー、オートゲインなどのエフェクトも搭載されています。
「SYNCHRON PLAYER」の詳細はこちら(特設ページ)
動作環境 | 最新の動作環境につきましてはこちらからご確認くださいませ。 |
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ご使用にあたって | ・本製品のご利用にはiLok License Manager(無償)の導入と、iLokドングル(iLok2/iLok3)またはiLok Cloud(ドングル不要)を使用した認証が別途必要です。 ・102 GB以上(スタンダードのみ)または242 GB(スタンダード+エクステンデッド)の空き領域が必要です。 ・SSD (M2, SATA 6 or USB3/3.1 UASP 対応) の使用を推奨します。 ・本ライブラリはVIENNA INSTRUMENTS ソフトウェアならびにVIENNA INSTRUMENTS PRO ソフトウェアに対応していません。専用ソフト「SYNCHRON PIANOS」でのみお使いいただけます。 ・サウンド・モジュールをスムーズに動作させる為に、処理速度の速いCPU及びRAMメモリに十分な余裕があるコンピュータにインストールしてご使用されることをお奨めいたします。 ・本製品をご使用いただくにはインターネット経由でのレジストレーション(開発元への製品登録)、アクティベーション(VIENNA キーへのライセンス登録)が必要となります。レジストレーション、アクティベーションにはインターネットへの接続環境、及びE-Mailアドレスが必要となります。 ・ここに掲載している製品の仕様は、予告無く変更されることがあります。 |
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