Rolandのシンセサイザーは、長年に渡りアーティストにインスピレーションを与え、新しい音楽ジャンルの誕生に貢献してきました。Analog Polysynth Collectionは、70年代後半から80年代初頭にかけて、最も音楽シーンに影響を与えた5種類のシンセサイザーを手に入れることができます。Analog Circuit Behavior (ACB)により詳細に再現されたこれらの時代を象徴する楽器を、お得な1つのパッケージで実現。DAWやハードウェアSYSTEM-8で息をのむようなリアルさを体感できます。
このコレクションに名を連ねるシンセサイザーは、音楽シーン全体に影響を及ぼし、数え切れないほど名曲のトラックに使用されてきました。その影響は多大であり、今日もミュージシャンやプロデューサーのクリエイティビティを刺激し続けています。これらのソフトシンセは、オリジナルのハードウェアのサウンドと動作を、驚くほどの精度で再現しているだけでなく、今日の音楽制作環境にマッチするように多くの拡張機能を搭載しています。
独自のモデリング技術ACBにより、これらクラシックなモデルが持つ独特のサウンドを現在の楽曲制作に取り入れ、新しい音楽の可能性を広げることができます。ACBはそのプロセスの中で、オリジナルのハードウェア・ユニットや回路、その他パーツの挙動といったデータを事細かく分析しています。これらの情報から、オリジナルが持つあらゆる癖や不安定性といった、ヴィンテージ楽器ならではの本物の回路動作を再現。これにより独特のキャラクターとリアルなサウンドを体感することができます。
JUPITER-4 Software Synthesizerは、Rolandシンセサイザーを象徴するJUPITERの名を冠した最初のシンセサイザーを本格的に再現しています。1978年に発表されたJUPITER-4は、Rolandのアナログ・ポリシンセの歴史の始まりであり、その暖かく太いサウンドは、シンセポップやニューウェーブ、その他の新しい音楽ジャンルの出現に多大な影響を与えました。
1981年にリリースされたJUPITER-8は、いつの時代においても最も人気の高いポリシンセの一つです。その豊かなストリングス、複雑なリード、その他の特有のトーンは、40年以上にわたって数々のヒットソングや独創的なアルバムに使用されました。この詳細まで再現されたプラグインは、回路動作まで正確でありながら、最新機能の追加によりオリジナルをさらに強化しています。
1982年にリリースされたJUNO-60は、80年代の音楽シーンの確立に多大な貢献を果たしたそのヴィンテージの雰囲気と唯一無二のサウンド・キャラクターで現在でも高く評価されています。DCO による安定したチューニングを採用し、暖かくパンチの効いたシンセ・サウンドは多くのミュージシャンを魅了してきました。JUNO-60 Software Synthesizerを使用することで、現代の音楽制作環境にこの強力なシンセサイザーを取り込むことができます。
JX-3P Software Synthesizerは、1983年にリリースされた6ボイスのシンセサイザーJX-3Pをコンポーネント・レベルで精密に再現しました。JX-3Pは、プログラミングの簡素化と、デジタル・コントロールのオシレーターによる安定したチューニングの時代の幕を開いた画期的なシンセであると同時に、MIDIを搭載した初のRolandシンセサイザーでもありました。オリジナルのサウンドをそのままに、JX-3P Software Synthesizerにより、Rolandの極上の「80年代アナログ・サウンド」を現代の制作環境に取り込むことができます。
1984年に発売されたJUNO-106は、時代の基準を築いたアナログ・ポリフォニック・シンセでした。JUNO-6、JUNO-60に続くJUNOシリーズ3番目のモデル、かつ最も先進的なモデルであり、当時登場したばかりのMIDI規格を最初に取り入れたモデルでもありました。JUNO-106はその先代モデルに導入された革新性をさらに発展させ、プログラミングがより簡単になり、デジタル制御のオシレーターを備え、パッチ・メモリが拡張され、分厚いサウンドを実現するステレオコーラス・エフェクトなどを装備していました。
Analog Polysynth Collectionは、ハードウェア・シンセサイザーSYSTEM-8とのインテグレーションを実現しています。プラグイン・ウィンドウを SYSTEM-8に対応するように変更して、直感的なコントロールが可能。または、PLUG-OUT機能を使用してSYSTEM-8にロードすることで、スタンドアロンのヴィンテージ・シンセとしてスタジオやステージで演奏することも可能です。
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