1984年に手頃な価格のポリシンセとして発売されたJUNO-106は、史上最も愛された楽器の1つとなりました。 突き動かされるようなベース、繊細なプラック、きらめくパッドなどの魅力的なサウンド、そしてJUNOの代名詞とも言えるコーラス・エフェクトにより、それは確立されました。JUNO-106 Software Synthesizerは、この80年代を象徴するサウンドと体験を自分のスタジオとDAWに持ち込むことができます。
JUNO-106が最初のシンセサイザーであるというミュージシャンは多く、彼らはその親近感を忘れることはありません。オリジナルの機材を現在も使用している人もいれば、手放したことを深く後悔している人もいることでしょう。現在もオリジナルのJUNO-106は、シンセファンの長年のお気に入りであり、幅広いジャンルの音楽プロデューサーに愛用され続けています。
JUNOを特徴づける単一のDCO、ファットなサブ・オシレーター、特徴的なVCF、そしてもちろん壮大なうねりをもたらすコーラスにより、JUNOならではのサウンドを生み出します。このシンプルな構造と、親しみやすいワークフローにより、誰でも簡単に素晴らしいサウンドを奏でることができるのです。 JUNOのサウンドは数え切れないほどのヒット・ソングで耳にすることができます。特にシンセウェーブやシンセポップ、ニューウェーブなどのジャンルでは欠くことのできないものとなりました。長い年月を経て、今では単なるシンセサイザーのサウンドではなくJUNOのサウンドとして認識されています。
JUNO-106プラグインを開発するにあたり、オリジナルのエレガントなシンプルさから離れ過ぎないよう、慎重にバランスを取る必要がありました。ベロシティ・センスやオシレーター・レンジの拡張、2番目のエンベロープとアルペジエーターの追加など、現在の音楽環境に柔軟に適応するためには必要不可欠な要素を追加。 LFO、アルペジエーター、エフェクトのテンポ同期、視認性が良くサイズ変更可能なUI、そしてVST3、AAX、およびAUのサポートにより、さまざまな音楽制作環境に対応します。
JUNO-106のようなビンテージ・シンセには、仕様外の際にエンジニアがさまざまなアナログコンポーネントを微調整するための内部トリムコントロールがありました。しかし、時に「仕様外」がユニークで並外れたサウンドを生み出すこともありました。最新のACB技術によって実現したCircuit Mod機能を使用することで、単一のマクロ・コントロールで複数のトリムの調整が可能。経年変化の影響をシミュレートするConditionパラメーターにより、工場出荷時の状態から何十年も使い込まれたビンテージ・テイストまで、あらゆるJUNO-106を体感できます。
JUNOのサウンドの重要な要素としてそのユニークなコーラス・エフェクトがあります。ソフトウェア・バージョンにも、オリジナル同様2種類の選択可能なコーラス・モードがあり、多くのJUNOファンがその魅力の一部と感じているノイズまでをも詳細に再現しており、その調整も可能です。さらにコーラスオプションに加えて、リバーブ、ディレイ、フランジャー、オーバードライブなどのエフェクトも選択可能となりました。
洗練されたブラウザにより、JUNO-106のファクトリー・プリセットや独自のカスタムサウンド、Roland Cloudからダウンロードしたパッチのコレクションを自在に閲覧できます。インストールされているすべてのパッチ・バンクを検索してソートし、お気に入りの評価やメモ機能が使用可能。素早くサウンドを呼び出して、自分好みに調整することができます。
JUNO-106 Software Synthesizerは、ハードウェア・シンセサイザーSYSTEM-8で使用するためのPLUG-OUTに対応。JUNO-106のプラグインパネルをSYSTEM-8のコントローラーに合わせて変更することで、直感的なコントロールが可能となるだけでなく、PLUG-OUT機能を使用して、SYSTEM-8をスタジオやステージでスタンドアロンのJUNO-106として演奏することも可能です。
最大同時発音数 | 8音 |
---|---|
LFO | RATE DELAY TIME KEY TRIGGER SW(OFF、ON) TRIGGER ENVELOPER SW(OFF、ON) |
DCO | RANGE(64'、32'、16'、8'、4'、2') LFO MOD PWM DEPTH PWM SOURCE(MAN、LFO、ENV1+、ENV1-、ENV2+、ENV2-) PWM LEVEL SAW LEVEL SUB LEVEL NOISE LEVEL |
HPF | CUTOFF FREQ |
VCF | VELOCITY SENS CUTOFF FREQ RESONANCE ENV MOD LFO MOD KEY FOLLOW |
VCA | VELOCITY SENS TONE MODE(ENV1、ENV2、GATE) LEVEL |
ENV1 | ATTACK DECAY SUSTAIN RELEASE |
ENV2 | ATTACK DECAY SUSTAIN RELEASE |
PORTAMENTO | PORTAMENTO TYPE(1、2) LEGATO(OFF、ON) |
EFFECT | TYPE(OVERDRIVE、DISTORTION、JUNO CHORUS1、JUNO CHORUS2、CRUSHER、PHASER) TONE DEPTH |
DELAY | TYPE(DELAY、PANNING DELAY、CHORUS 1、CHORUS 2、FLANGER、DELAY + CHORUS) TIME LEVEL |
REVERB | TYPE(AMBIENCE、ROOM、HALL 1、HALL 2、PLATE、MODULATION) TIME LEVEL |
コントローラー | TEMPO SYNC(OFF、ON) KEY ASSIGN(MONO、UNI、POLY1、POLY2) KEY HOLD(OFF、ON) OCTAVE(-3、-2、-1、0、+1、+2、+3) BEND RANGE BEND GAIN(x1、x2、x3、x4) BEND SENS DCO BEND SENS VCF MOD SENS DCO MOD SENS VCF |
アルペジオ | ARPEGGIO(OFF、ON) ARP TYPE(1OCT UP、1OCT U+D、1OCT DOWN、2OCT DOWN、2OCT U+D、2OCT UP) ARP STEP(1/4、1/8、1/16、1/4T、1/8T、1/16T) |
CIRCUIT MOD | AMOUNT |
CONDITION | -128~+127 |
チューン | 430.0Hz--450.0Hz |
対応サンプリング周波数 | 44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz、176.4kHz、192kHz |
1バンクあたり音色数 | 64音色 ※新規ユーザー・バンクを作成可能 |
対応プラグイン・フォーマット | VSTi 2.4 (64 bits) ※Windowsのみ VSTi 3.7 (64 bits) AU AAX |
スタッフコメント