KAWAI Vintage Legacyは、あらゆるスタイルの音楽制作のために用意された、職人の手による音色が詰まったシンセサイザーとドラムモジュールを備えた5つのインストゥルメントコレクションです。1980年代のビンテージカワイシンセサイザーをベースにしたこれらの音源は、本日では知る人ぞ知る存在になりましたが、その特徴的なキャラクターと独特のエッジの効いたサウンドと響きは、現代のプロデューサーや作曲家にとって、秘蔵の財宝です。
付属音源は、K1、K3、K4、K5、XD5、R100など、クラシックのカワイハードウェアからインスピレーションを得ています。K1のデジタルPCM波形からK3のハイブリッドアナログアプローチ、K5の加算合成に至るまで、それぞれが独自のサウンドとシンセ方式を備えています。ドラムモジュールのXD5は、当時ではリアルと評されていたが、現代ではビートにダーティでローファイな雰囲気を加えるのに最適な、上品な12ビットサンプルエンジンを備えています。
KAWAI Vintage Legacyは、付属音源((K1u、K3u、K4u、K5u、およびR100u)を1つのマルチパート音源、あるいは個別に扱うことが可能です。マルチパートの場合、4つの組み合わせ自由なシンセレイヤーとドラムマシーンによる、大規模なスタックからフルソングプロダクションまで、あらゆるものが可能な包括的なサウンドパレットを実現します。
各音源には、ADSRエンベロープ、マルチモーフィルター、MIDIコントローラーのモジュレーションホイールで即座に操作できるビブラート、トレモロとフィルターフリクェンシーコントロール、そしてドライブ、ビットリダクション、コーラス、フェイザー、3バンドEQなどのエフェクトを装備します。さらに、マルチバージョンでは、4つのシンセレイヤーおよびドラムマシーンのセンドエフェクトとして使用できる2つのディレイとリバーブとバスエフェクトも用意されています。そしてすべての音源に、創造性を高める強力なアルペジエーターが搭載されています。
KAWAI K1をベースにしたシンセ音源です。1988年にリリースされたローファイなエントリーレベルのデジタルシンセです。256のPCM波形と倍音合成によるシンセウェーブの組み合わせのハイブリッドシンセシスにAM (リングモジュレーション) を備え、パンチの効いた個性的なシンセサウンドからノイズの壁まで、あらゆるサウンド作成に最適です。
KAWAI K3をベースにしたシンセ音源です。K3は、1986年に発売された6ボイスのデジタルシンセサイザーで、いくつかのテクノロジーはK1と同じものを採用していますが、K3にはデジタルアナライズした楽器音を128倍音まで再現した32の音源波形メモリー、アナログフィルターとエンベロープ、さらにはフィルターエンベロープを備えています。我々は、そのザラザラとしたウェーブテーブルエンジンと、レゾナントフィルターの使用(時には乱用) した感じがお気に入りです。
KAWAI K4をベースにしたシンセ音源です。K4は1989年に発売されたDigital Multi Spectrum音源方式のデジタルシンセサイザーで、PCM ウェーブテーブルシンセサイザーとして、多くの90年代のエレクトロニックミュージックスタイルで広く使用されています。アコースティック楽器のための16ビットPCMサンプルとDC(Digital Cyclic)波にデジタルフィルターセクションを備えているため、詳細サウンドな構成が可能であり、非常に優れた機能を備えています。
KAWAI K5がベースのシンセ音源です。K5は、1987年に発売されたデジタルシンセサイザーで、加算合成エンジン(ADD)を備えており、ユーザーは127倍音レベルでサウンドをデザインできます。K5はまた、15 パートのマルチティンバー仕様であるゆえ、サウンドのスプリット、レイヤー、オーバーラップ、デチューンなど、アンサンブルから大規模なサウンドの作成が可能です。
KAWAI R100がベースのドラム音源です。R100は、1987年に発売されたカワイ初のデジタルドラムマシーンで、24の基本サウンドと8つのパラアウトを備えています。R100に用いられたサンプルは、32kHz/12bitPCM形式で収録されたもので、当時としてはリアルで印象的な音質を実現しました。KAWAI Vintage Legacyに使用されたR100は、追加のEPROMでカスタマイズされており、モダンでアコースティックなサウンドが利用可能な仕様です。その結果、実機のハードウェアサウンドの特徴を有しながら、そのサウンドパレットが大幅に拡張されました。そしてR100u には、カワイのもう1つの隠れた逸品であるXD5ドラムシンセサイザーで作成されたサウンドも多数含まれています。
KAWAI Vintage Legacyは、幅広いシンセサイズアプローチとサウンドを提供するパワフルで特徴的なインストゥルメントコレクションです。ローファイで粗い響きを追加したり、新たなテクスチャー作成をしたり、そしてクラシックシンセサイザーの可能性を探求したりする場合でも、KAWAI VIntage Legacyは、あなたの音楽の旅により素晴らしい体験をもたらすことでしょう。
システム条件 | ・maOS 10.12 以降 - macOS Ventura 13 対応 (64bit のみ ) ・Windows 10 以降 - Windows 11 対応 (64bit のみ ) ・ディスクドライブ : 空き容量 29GB 以上、7200 回転仕様の HDD、または SSD(ソリッドステートドライブ)推奨 ・4GB RAM(8GB 以上推奨)・iLok アカウント(無料) - ライセンスアクティベーションのためのiLok キーは必須ではありません ・インターネット接続環境 - 製品登録とダウンロード、ライセンスアクティベーションのために必要 ・最新版の UVI Workstation(無料) または Falcon(別売) |
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コンテンツ情報 | サイズ: 28.75GB(FLACロスレス圧縮済、⾮圧縮WAVサイズは62.55GB) コンテンツ: 1,412プリセット, 1,909のレイヤーサウンド, 78,428 サンプル サンプル解像度: 44.1 kHz (収録: 88.2 kHz) ライセンス: 1ライセンスにつき、PC/iLokキー混在可能な3デバイスアクティベーション |
互換性 | 対応フォーマット: Audio Units、AAX、VST、VST3、スタンドアロン 検証済みホスト: Digital Performer 8以降、Pro Tools 11以降、Logic Pro X以降、Cubase 7以降、Nuendo 6以降、Ableton Live 8以降、Studio One 2以降、Garage Band 6、Maschine 1 & 2、Tracktion 4以降、Vienna Ensemble 5、Reaper 4以降、Sonar X3、Main Stage 3、FL Studio、Bitwig 1+、Reason 9.5+、MuLab 5.5以降 |
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