スピネットピアノを収録したKONTAKライブラリ
『BENTSIDE SPINET』は、イタリア語で羽根付きの楽器全般を指す言葉「スピネッタ」に由来する、スピネットピアノを収録。スピネットピアノは、チェンバロよりも小さく、暗くて静かな音色を奏でることができ美的にも優れていたため、家庭用の鍵盤として好まれていました。最古のものは1490年に存在が確認されており、人気が出始めた時期は1631年頃。18世紀になると、ベントサイド・スピネットはヨーロッパ各地で見られるようになり、日常的に家庭での娯楽や音楽の指導に使われるようになりました。楽器の形は、ハープを横に寝かせたような形で、鍵盤は音板の位置にあります。その結果、スピネットは豊かで持続性のある音色を奏でることができ、チェンバロに比べて暗いサウンドを出力できます。5オクターブの音域を持ち、ナチュラルキーに黒檀と象牙のトッピングを施したアクシデンタルが印象的な楽器です。
本製品は、各キーをステレオの近距離／遠距離マイクポジションで、8種類のラウンドロビンをレコーディング。20種類のアンビエント・サウンドスケープと、20種類のカスタムFXプリセットを搭載しています。
KONTAKTインターフェイス上には、オートメーション対応のサウンド・シェイピング・コントロールが用意されているので、クリエイティブな作業を柔軟に行うことができます。スウェル／アタック／リリース／オフセット／ビブラート／フィルター／ピッチ（粗い音と細かい音）／アーティキュレーションの切り替え／クロスフェード／レイヤリングなど、さまざまなコントロールが可能です。また、サウンドデザインされたユニークなカスタムFXプリセットとクリエイティブなオプションが豊富に用意されています。さらに、LFOシェイプ／モジュレーション・ターゲット・パラメータ／スピード／インテンシティ／テンポ・シンク／フェードイン・タイムを備えたLFOシステムを搭載。ベロシティ／モジュレーション／エクスプレッション／アフタータッチ／キーポジション／ステップ・シーケンサ・テーブル・コントロールなどの割り当て可能な、12種類のローパス、ハイパス、FXフィルターから選択できるモジュレーションターゲットを使用することができます。また、ベロシティテーブルを提供するカスタマイズ可能なアルペジエイターも搭載しており、アルペジオの方向やタイミング、スイング、ランダマイズ、持続時間をコントロールします。
貴方の楽曲にヨーロピアンテイストを加えるのに最適なサウンドコレクションです。
※本製品には、KONTAKT（Ver5.5以降／KONTAKT PLAYER非対応）にて読み込み可能なプリセットを収録しています。
【特徴】
- 1種類のマスター「.nki」インストゥルメント
- サスティン／リリース／キーアップ＆ダウンSFX
- ソース・コンテンツから作成された20s種類のアンビエンス・パッチ
- 24 bit / 48 kHz PCM形式非圧縮 wavサンプル
- 25種類のカスタムサウンドデザインされたFXとアンビエントのプリセット
- 1,247種類ののステレオWAVファイル
- 4.6 GB
- LFO／フィルター／グライド／アルペジエーターを備えた柔軟で直感的なマルチレイヤー・ユーザー・インターフェイス・コントロール
- カスタムルーム／ホール／チャンバー／FXなどのコンボリューション・リバーブを備えたフルFXラック
スタッフコメント