シンセサイザー史の中で忘れてはならない人物の1人、Tom Oberheim。
この異端かつ偉大なる技術設計者が残した功績は、多くのアルバムで耳することができます。
また、シンセサイザーデザインの先駆者として何十年にわたり、語り継がれてきてもいます。
あるいは現在我々が当たり前のように扱っているMIDIやプリセットメモリーなどの利便性も彼が深く関わっています。
彼の影響は大きく、その設計は時を超越した素晴らしさを持っています。
40以上を経過した現在でも、ほぼ変わらないモデルの生産をし続けているほどです。
彼の発明した楽器の音色は特徴的かつ音楽的で、そのキャラクターはしばし、”豪勢”あるいは”壮大”と形容されます。
このレガシーを正しく伝承する音源コレクションのプロジェクトは大きなチャレンジでした。
素晴らしいものが多すぎて、そのチョイスだけでも膨大な時間を費やしました。
シンセの選定を終えたら、次は収録です。
(これも大変作業でした。
想像以上に簡単ではありません!)その魅力と品質の基準を満たした音色を作り、時間をかけて丹念に波形データー化していきました。
恐らくこれらの音色は、実機を知っている方にとっても新鮮なものになるでしょう。
こうして完成した1468のプリセットは、49252サンプルで構成され、どれも実機の持つ質感をありのままに感じることができます。
そしてその質感と魅力のまま、モダンソフトウェア技術の利便性と先進性が融合された最高峰の音源としてお届けします。
OB Legacyに含まれている音色は質感のみならず、どれも実機を彷彿とする画面で操作することが可能です。
用意されたプリセットは、よく使うものやビンテージ、クラシックパッチからモダンな音色まで、様々なスタイルや種類を網羅します。
これらのプリセットはカテゴライズされ、目的の音色に最短距離で到達するように設計されています。
そして豊富に用意されたパラメーターによってエディット、レイヤーあるいは完全に別のサウンドに変化させるなど、思いのまま、アナログ回路から実際に生まれた波形を駆使することが可能です。
Xp-12
ザ・エクスパンダー
Xpanderは、それまでで最も多彩なアナログアーキテクチャーを持ったシンセサイザーの1つです。
すべてのアナログボイスに対して、様々なデジタルコントロールをおこないます。
5つのLFO、15のVCA、5つのEGとCV/ゲート…その柔軟さはフルモジュラーシステムに匹敵します。
そして幅広いサウンドデザインを可能にします。
象徴的なビンテージスタック、強烈なシンセベース、アナログFMトーン、ハイパーモジュレーションの効いたアトモスフィアサウンド…素敵な音色が一杯のコレクションを形成します。
M-6k
アナログマトリックス
DCOによってアップグレードされたボイスアーキテクチャーは、Matrix-6とMatrix-1000に与えられました。
より洗練された一貫性のあるサウンドは、レゾナントローパスフィルター、堅牢なデジタルモジュレーションシステムによって幅広い音域と柔軟性をもたらします。
奥深さと温かみのある質感を持った6ボイスのアナログ宝石箱は、直観的なインターフェイスに本格的なサウンド、エフェクト、そしてデュアルアルペジエーターによって、さらなる輝きを放ちます。
UV-XXX
ベルベットキング
OBシンセの波形が満載のマッシブコレクションです。OB-X、OB-XaそしてOB-SXの太い、レイヤーされたアナログシンセベース、クリーミーなリード、重厚なパッド、リッチなブラス、躍動的なテクスチャーサウンド…すべてがここにあります。実機の肉厚で生々しい質感をありのままに伝承します。デュアルアーキテクチャーによって、簡単にサウンドを重ねたり、ミックスすることが可能です。より太く、より濃密に、これまでに体験したことのない80’sアナログサウンドを耳にお届けします。
Six-12
新種
全く異なる観点で生まれた2つのモデルを融合したインストゥルメントです。最もモダンな2016年のアナログ6ボイスと2000年生まれのバーチャルアナログ12ボイス。いずれもその魅力と鮮やかさを活かしたサウンドデザインをしました。そしてUVIの誇るハイエンドアウトボードプロセッサーチェーンを通じて、音色、サンプルは1つ1つ丁寧に収録されています。完成したライブラリーは、実機の質感、親しみと新鮮さが共存したサウンド仕上がっています。
UV-1
SEMパワー
1978年生まれのOB-1、SEMのパワフルアナログエンジンは衝撃的でした。ここからビンテージモノシンセ固有のレゾナンス発振のうなりが特徴的なパッチが多く生まれました。この音源の追加レイヤーにはビンテージやモダンアナログエフェクトペダルを加えて収録したサウンドが用意されています。重ねることでスピーカーが悲鳴をあげるほどのアナログメイヘムサウンドへ一直線に到達します。
UVSR-2
プリンセス
1Uラックサイズのシンセは90年代ではそう珍しいものではありませんでしたが、MSR-2ほど強烈な個性を持ったものはありません。この16ボイス、16パートマルチティンバーの羊の皮を被った狼を駆使し、その潜在能力遺憾無く発揮した激しく豊かで複雑なサウンドを作成しました。ビンテージルーツをデジタルなみの高解像度アナログオシレーターに注いだこのシンセは、UV-1とUV-XXXよりも少しクリーンなサウンドが特徴です。
OB Legacyは、アメリカンレジェンドの先進的かつパワフルなアナログシンセサウンドがつまったインストゥルメントコレクションです。これまでにない音色が豊富に用意されています。
50インストゥルメント、111ドラムマシーンを網羅した包括的なビンテージシンセコレクションです。
7,000を超える即戦力プリセットはどれも実機の質感を持ち、UVIのサウンドエキスパートの手による魅力的な音色に仕上げられています。
実機そのものの特徴的なサウンドとソフトウェアの利便性と機能が融合した数々のインストゥルメントは、模倣でもコピーでもクローンでもない、進化した派生モデルと言えます。
50年にわたるシンセ史に刻まれた数々のシンセのサウンドを手に、新たな歴史を!
サイズ | 17.94GB(FLACロスレス圧縮済、非圧縮WAVサイズは34.9GB) |
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コンテンツ | 6インストゥルメント、1468プリセット、49252サンプル |
サンプル解像度 | 44.1 kHz(収録: 88.2 kHz |
ライセンス | ライセンス: 1ライセンスにつき3アクティベーション可能、コンピュータのハードドライブまたはiLok USBキー、あるいはその両方に認証可能、組み合わせは自由 |
システム条件 | ・UVI Workstation 2.6.12以降、またはFalcon 1.3.1以降に対応 ・iLok アカウント(無料取得、USBキーは必須ではありません) ・インターネット接続環境(製品ダウンロードとライセンス発行と認証に必要、常時接続不要) ・対応システム: ・- Mac OS X 10.7以降(32bit と 64bit) ・- Windows 7以降(32bit と 64bit) ・18GBの空きディスク容量 ・ハードドライブ:7,200回転仕様のHDDまたはソリッドステートドライブ(SSD)推奨 ・4GB RAMメモリ (大容量のUVIサウンドバンクは 8 GB以上を強く推奨) |
対応フォーマット | Audio Units、AAX、VST、スタンドアロン |
検証済みホスト | Digital Performer 8以降、Pro Tools 11以降、Logic 9以降、Cubase 7以降、Nuendo 6以降、Ableton Live 8以降、Studio One 2以降、Garage Band 6、Maschine 1 & 2、Tracktion 4以降、Vienna Ensemble 5、Reaper 4以降、Sonar X3、Main Stage 3、FL Studio、Bitwig 1+、Reason 9.5+、MuLab 5.5以降 |
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