UVIから80年代にリリースされた非常にレアな国産ポリフォニックシンセのサウンドが特徴の音源ライブラリーUVX80が発売。
この音源にために用意された250を超えるカスタムプリセット、洗練されたデュアルレイヤー構造と内蔵エフェクトなどの装備による多彩かつ独自のサウンドデザインも可能です。
UVX80はサンプラーのリーディングカンパニーとして名を馳せた国産メーカーが最初にリリースした楽器、ポリフォニックシンセをベースにしたものです。
全パラメーターFL管表示でデジタルシンセと勘違いしてしまうぐらい、派手でゴージャスな見た目。
そして中身も贅沢で、柔らかな音色から鋭いサウンドまで幅広い音作りを可能にしています。
今では中古市場でもほとんど見かけることが出来なくなったシンセたちもUVX80はそのサウンド、質感を活かした音色で250以上用意されています。
・レアな国産8ボイスアナログシンセからインスパイア
・250超のカスタム音色はビンテージアナログの温かみがたっぷり
・モダンコントロールによるさらなるサウンドクリエーション
UVX80は一時期サンプラーやレコーダーのリーディングカンパニーとして一世を風靡した国産メーカーがリリースしたアナログシンセをベースにしています。
1984年にリリースされたこの8ボイスDCO、61鍵のポリフォニックシンセサイザーは、このメーカーが最初に手がけた楽器でもあります。
このモデルが挑戦的なものであったのは、そのゴージャスで近未来なルックスに現れていました。
美しいFL管で全パラメーターを表示し、傾斜したリアパネルはセンセーショナルでした。
技術面では同時期に登場した同じDCOを採用したJX-3Pと比較すると、その構造はより贅沢なものでありました。
ボイス数が2つ多く、サブオシレーターとリアルパルスワイズモジュレーション(PWM)を装備します。
技術面そして音質面で大幅に優れているにもかかわらず、その運命は残酷なものでした。
レアな理由、それは商業的に成功を収めることができなかったことに他なりません。
しかしその魅力は現在でも十分に通用します。これがUVX80プロジェクトのきっかけです。
このモデルは3Pと違い、エディットは困難ではありません。Juno-106のようにパラメーターがフロントパネルからアクセスできるからです。
そのデジタルシンセにしか見えないルックスから想像できない温かみとパンチがあります。このシンセは間違いなくアナログビーストであり、秘宝です。
オリジナルマシーンは、限られた生産台数により、近年ではほとんど目にすることはありません。
特に状態が良いものとなると大変厳しいです。
UVIはプロジェクトをスタートできるに値する個体を探し続けてきました。
そして、それを日本オフィス経由でようやく入手に成功しました。
ファクトリースペックに調整の後、パリ本社のサウンドデザインセクションに持ち込まれました。
いつものように実機の魅力を最大限に引き出すサウンドプログラミングをし、その特徴を活かしつつクラシックからモダンサウンドを幅広く用意しました。
レコーディングに関してもUVIのルーティン、高品位プロセッサーとコンバーターを使用し、実際のレコーディング変わらない手法でその質感を捉えています。
こうして完成したライブラリーは、UVIエンジンに最適化され、ソフトウェアならではのモダン装備とパラメーターを駆使して仕上げられました。
この強力な80年代ビンテージシンセがいま、様々な利便性と柔軟さを持ったモダンスタジオインストゥルメントとして、新しい一歩を歩み始めます。
UVX80は、実機のシンセの魅力と質感を様々な現代風味の機能、装備、音色とともにお届けします。
その特徴的な音色とサウンドデザイン手法を活かした温かみのあるベース、鋭いリード、テクスチャー感たっぷりのアトモスフェリックサウンド、広がりのあるサウンドエフェクト、キレのあるベル、特徴的なストリングスなど、多数のプリセットを用意しました。
すべてのサウンドは種類別にまとめられ、すぐに目的の音色にアクセスできます。
そして、オリジナルサウンドのためにエディットやレイヤー、基礎的なものから現代的なもので、多数のパラメーターを駆使して好みに仕上げることが可能です。
UVX80の操作画面は、実機を彷彿させるデザインになっています。
実機同様、明快かつ扱いやすい設計になっています。
2オシレーターのデュアルレイヤー構造では、オシレーター1に28、オシレーター2に111のサウンド波形プリセットが与えられています。
そして、それぞれのレイヤーにマルチモードフィルター、ADSR、ピッチ、ポルタメント、ステレオ処理、アルペジエーターとモジュレーションホイールアサインが用意されています。
さらに柔軟なLFOと16ステップのモジュレーターが、ダイナミックで複雑なサウンド変化を素早く操作します。
最後におなじみの高品位のスタジオエフェクト:ドライブ、コーラス、フェイザー、ディレイとリバーブで音色を彩ります。
コンテンツ情報 | |
---|---|
サイズ | 2.04GB(FLACロスレス圧縮済、非圧縮WAVサイズは3.95GB) |
コンテンツ | 6,771サンプル、252プリセット |
サンプル解像度 | 44.1 kHz(収録: 88.2 kHz) |
ライセンス | 1ライセンスにつき3アクティベーション可能、コンピュータのハードドライブまたはiLok USBキー、あるいはその両方に認証可能、組み合わせは自由 |
システム条件 | ・UVI Workstation 2.6.11以降、またはFalcon 1.3.1以降に対応 ・iLok アカウント(無料取得、USBキーは必須ではありません) |
インターネット接続環境 | 製品ダウンロードとライセンス発行と認証に必要、常時接続不要 |
対応システム | Mac OS X 10.7以降(32bit と 64bit) Windows 7以降(32bit と 64bit) |
HDD | ・3GBの空きディスク容量 ・7,200回転仕様のHDDまたはソリッドステートドライブ(SSD)推奨 |
RAM | 4GB RAMメモリ (大容量のUVIサウンドバンクは 8 GB以上を強く推奨) |
互換性 | |
対応フォーマット | Audio Units、AAX、VST、スタンドアロン |
検証済みホスト | Digital Performer 8以降、Pro Tools 11以降、Logic 9以降、Cubase 7以降、Nuendo 6以降、Ableton Live 8以降、Studio One 2以降、Garage Band 6、Maschine 1 & 2、Tracktion 4以降、Vienna Ensemble 5、Reaper 4以降、Sonar X3、Main Stage 3、FL Studio、Bitwig 1+、Reason 9+、MuLab 5.5以降 |
スタッフコメント