I-Tech 4x3500HDは、4チャンネルのパワーアンプと高性能信号プロセッサーを2Uのボディーに収めており、各チャンネルからは2,400W(4Ω)の大出力を取り出すことができます。高品位で多チャンネルの音響出力が必要とされるコンサートツアーや大型音響設備で機材スペースと重量を削減しながら音響システムの運用効率を高めることが可能です。
・増幅回路の心臓部となる高精度のクロックや変調、誤差増幅、フィードバックなどの機能を1つのチップに集積したカスタムIC、“DriveCore”を搭載。パワーや音質を妥協せずに極限までパーツを削減しています。
・電源部は軽量で高効率なスイッチング電源を採用しています。
・全モデル5kg以下と軽く、可搬性に優れています。
・Class-D動作で高負荷のサブウーファーも効率的にドライブします。
・Peakxリミッターを搭載し、スピーカーを保護しながら出力性能を最大限に引き出します。
・24dB/octのリンクウィッツ・ライリーのフィルターを採用したPureBandクロスオーバーシステムを採用。30Hz~3kHzの範囲で1/12octごとに任意のクロスオーバー・ポイントを設定できます。
・フィルターの種類は、フィルターなし、ローパス、ハイパス、バンドパスから選択可能です。
・入力端子はXLR、標準フォーン、RCAの3種類を装備。入力感度を1.4Vと0.775Vから選択可能です。
・出力端子はスピコンとバインディングポストを備えています。
・前面パネルにバックライト付き液晶ディスプレイを装備。インジケーターのLEDを含め、設定によりON/OFFが可能です。また、前面パネルの操作を禁止するロック機能も利用可能です。
・離れた場所から正常動作を確認するためのステータス信号を、背面パネルから出力します。
・外部接点で消費電力を抑えるスリープモードに設定できます。
・空冷ファンを搭載し、本体内部を効率的に冷却します。
従来モデルよりもサイズが拡大。メニュー構造も見直し操作性が大幅に向上しました。
左のピンは外部接点で消費電力を抑えるスリープモードに利用できます。
右のピンは離れた場所から正常動作を確認するためのステータス信号を出力します。
チャンネル数 | 2 |
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チャンネル出力(1kHz、THD 0.5%) | 2Ω:775W×2 4Ω:525W×2 8Ω:300W×2 |
ブリッジモノ出力(1kHz、THD 0.5%) | 4Ω:1,550W 8Ω:1,050W |
周波数特性(20Hz〜20kHz、1W) | +0dB、−1dB |
SN比(8Ω、Aウェイト) ※入力感度1.4V設定時。 | 103dB以上 |
THD | 0.5%以下 |
IMD(60Hz、7kHz、4:1) | 0.3%以下 |
ダンピングファクター(10〜400Hz、8Ω) | 200以上 |
アナログ入力 | インピーダンス:20kΩ(バランス)、10kΩ(アンバランス) 感度:1.4V、0.775V |
出力端子 | 4Pスピコン×2、バインディングポスト |
インジケーター | Signal、−20、−10、Clip、Thermal、Power |
電源 | AC100V、50/60Hz |
消費電力(1/8出力、ピンクノイズ、2Ω) | 260W |
寸法(W×H×D) | 483×89×228mm |
質量 | 4.0kg |
付属品 | 電源コード、和文取扱説明書 |
スタッフコメント