リハーモナイズとは、簡単に言えばコードを置き換えるテクニックの総称です。例えば、童謡をジャズ風にアレンジするときは、 “ジャズの響き"を持つコードに置き変えることが必要になります。そこで活躍するのがリハーモナイズです。
アレンジはもちろんのこと、作曲においても不可欠なアプローチと言えるでしょう。本書ではトラッドの名曲「The Water Is Wide」を、8つのジャンルにふさわしいコード進行に作り変えていき、その工程をできるだけ詳しく丁寧に解説しています。
セカンダリー・ドミナント、ツーファイブ、リレイテッドIIm7、♭II7、オルタード・テンション、サブドミナント・マイナー、分数コード、平行調、4thボイシングなどなど、音楽理論書でおなじみの単語が“使える技"として繰り出されていきます。理論書に挫折した方もこの機会にぜひ、もう一度、コード理論に挑戦してみてはいかがでしょうか?
【CONTENTS】
■INTRODUCTION リハーモナイズの基礎
≪リハーモナイズとは?≫
◎ハーモニーの再構築
◎リハーモナイズの工程
◎楽曲全体の調和を大切にしよう
≪コード進行の基礎知識≫
◎楽曲のストーリーを形成する要素を覚えておこう
◎コードの種類
≪ベーシック譜~「The Water Is Wide」≫
≪「ベーシック譜」の概要≫
◎トラッドの名曲をリハーモナイズ元曲に採用
◎主要3和音でコード付け
≪「ベーシック譜」のコード解説≫
◎選択肢が多いときは“フィーリング"で
◎トニックの終止感をどこで使うかが重要
≪本書の活用方法≫
◎譜例と付属CDについて
◎思いついたことはすぐに試そう!
■PART 1 ジャズ
■PART 2 ボサノバ
■PART 3 ロック
■PART 4 R&B
■PART 5 ファンク
■PART 6 フォーク
■PART 7 Jポップ1
■PART 8 Jポップ2
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