従来の音圧本や、マスタリング本とは違い、CDのフォーマットではなく、ストリーミング、サブスクリプション など「配信」だけにテーマを絞ることで、最短の手順で実践できる、効率的&効果的な方法だけを紹介。
せっかくつくった楽曲がネットで聴くとしょぼい…
YouTubeでも迫力のある音に。
各動画サイトやストリーム・サービスに合わせたラウドネスについては、なかなか答えが見出せないままここ何年かモヤモヤしていたのですが、これを読んでクリアになりました。とてもわかりやすく、またチェスター・ビーティー氏の人柄が伝わって来るような優しい文体。オススメです。
―― ケン・イシイ (ミュージシャン)
みなさん、そろそろYoutubeにUPする音楽を聞きやすく良い音にしてみませんか。この本はかっこいいYoutuberになるめの一番の手助けとなる技術本です。
―― 吉田保 (レコーディング & ミキシング・エンジニア)
とても実用的。「YouTubeやSpotifyで映える音」にまつわる厳選されたトピックが、ひとつひとつ丁寧に解説され、図解も多く、わかりやすい。マスタリングを実践したい人はもちろん、「サウンド・エンジニアと、創造的な意見交換をできるようになりたい」と願うミュージシャンたちにもオススメ!
―― 入江陽(音楽家)
今や私達の耳に届く音楽のほとんどがメディア、SNS、サブスク等の『配信』を経由しています。 そこで用いられるラウドネス基準。 何それ? なミュージシャンまだまだ多いんじゃゃないでしょうか。
本書てでラウドネスとは何か、そしてラウドネス基準を軸にした音の仕上げ方を学び、配信音質向上を目指そう。
―― Hiroaki Watanabe(re:plus)
1章 タテのラインで整える
1 配信用にDAWをカスタマイズ
2 はじめてのマスタリング
3 最適なファイル形式でファイナルマスターを作る
4 リミッターはなるべく使わない
初級編まとめ
5 ミキサーの仕組みを知る
6 プロも使用するマスタリングセット
7 トゥルーピークリミッターでエラー回避
8 コンプレッサーの使い方
9 適切なダイナミックレンジをキープする
上級編まとめ Spotify用マスタリング パート1
2章 ヨコのラインで整える
10 配信用マスタリングは「ボーカル」と「コーデック」を意識する
11 5つのプラグインをセットアップ
12 EQの種類と使い方
13 カットしながら低域を整える 前段EQ編
14 アップしながら低域を整える 後段EQ編
15 高域はボーカルの抜け感を意識する
16 配信映えする高域はディエッサーで
17 マルチバンドコンプレッサーは必要なところだけ使う
18 仕上げのローパスフィルター
2章まとめ Spotify用マスタリング パート2
3章 立体的に整える
19 M/S処理で音像を調整する
20 ステレオアジャストとは広がりを制御すること
21 力強いシャープな低域に
22 ボーカルをくっきりとさせるには?
23 楽曲スタイルによるボーカルのポイント
24 高域に奥行きをつけ、立体感のある楽曲に仕上げる
25 配信の規定値に注意してコンプレッサーで締める
3章まとめ Spotify用マスタリング パート3
あとがき 音楽はフォーマットにつれ
コラム
・ダイナミックレンジと、ダイナミックレンジを整えるエフェクト
・スタートとエンドのちょっとした工夫
・ラウドネスってなに?
・配信サービス別のラウドネス値とコーデック
・ラウドネスメーター、まずはこの5つ
・もっておいて損はしないPultec EQのユニークな使い方
・各メーターの数値で注目すべきポイント
デザイナー:サリー久保田
スタッフコメント