ISO-200subは、ISO-200スタンドを1台のサブウーファーで使用される方のために、ロングチューブ、インサートパーツを除き、上下のアイソレータパーツ(x1)、ショートチューブ(x4)のみで構成された製品です。
正確なモニタリングを行うためには、リスニングポジションに合わせたスピーカーの配置、フォーカス、アイソレーションの3つの要素が重要となります。それらを可能にした製品が、IsoAcousticsのデザインしたISOスピーカースタンドです。
ニュートンの第三法則は、ある物体が他の物体に作用するときに、それとは逆向きに同じ大きさの反作用が常に働くと説明しています。もちろんオーディオスピーカーもこの法則の影響を受けています。スピーカーのコーンが駆動すると空気が前方に移動し、それに対してエンクロージャーなどの支持構造部は、後方に平等な力で動きます。
ISOスピーカースタンドは、軸上エネルギーを吸収しながらも軸外のエネルギーに抵抗するという優れたデザインにより、スピーカーをデスクトップや棚などの面部から効率的にアイソレートし、スピーカーキャビネットのエネルギーの周囲への転移を防ぎます。スピーカーをフリーな空間で機能させることで、本来持つサウンドを再生することが出来るようになります。ミキシングからリスニングにおけるまで、より精密で満足できるサウンドを提供します。
形状、容量、デュロメータ(硬度と密度)をバランス良く作用させることで、効率的なアイソレーションを実現しています。先細りの開口部、凹型のエンド部は、サポートするための棒と組み合わさり、前後左右の動きや振動に抵抗します。ニュートンの第三法則で予測されるように、スピーカーコーンが前方に動くとき、スピーカーのエンクロージャーは後方に動こうとします。従って、エンクロージャーとスタンドの上部は音源に対して共鳴した方向に動きます。
上下のエレメントは、スピーカースタンド全体にねじれ剛性を与えています。長方形の形状のため、スタンドのフロント面を決める際に分かりやすいデザインです。
下部のエレメントは、このスタンドの中で一番目に入る部分です。このフレーム部分は、強く安全な土台となり、アッセンブリを固定します。アイソレータが、正しい方向に挿入されるように形作られたシェイプです。開口部を覆う弾力材は最適な質量を維持します。
上部のエレメントは、実際にスピーカーが置かれる部分です。フランジのカップ形状は、圧迫状態にある間、スピーカーとスタンド間の動きや滑りに抵抗し、吸着カップのような効果が得られます。角度を付けたセッティングにしている場合は、特に重要なことです。
IsoAcoustics社は、プロ現場やオーディオ愛好家の方に向けて、優れたスピーカースタンドプロダクトを設計しています。最初のモデルであるISOスピーカースタンドは、優れたアコースティックアイソレーションを提供し、スタジオモニター、ホームシアターシステム、拡声装置など、全てのスピーカーサウンドの明瞭度を向上させることができます。
カナダの公共テレビ/ラジオ局であるカナダ放送協会(加CBC)でのスタジオ設計と建設に長年関わってきたDave Morrison氏の独自の手法により、調整可能なスピーカースタンドのデザインが実現しました。
以下、Dave Morrison氏のコメント
「スピーカーのパフォーマンスは、正しい配置と機械的な干渉からフリーになったときがベストです。フォームパッドやフロアスタンドにより、ある程度のアイソレーション効果はありますが、それらは妥協的です。また今日のスタジオ環境に対して最適な調整や配置を行うことは困難です。ISOスピーカースタンドは、他のスピーカースタンドシステムと比べ、人間工学と音響科学の完全な融合を成しています。」
スタッフコメント