TOP WING Ultra Slim I2Sは、HDMI端子形状を採用したI2S専用ケーブルです。 I2Sは、S/PDIFやUSBなどの従来のデジタルオーディオ伝送方式と異なり、クロック信号とデータ信号を分離した構造を持つため、広帯域かつシンプルな信号伝送が可能なインターフェースです。そのため、高音質伝送を目的としたデジタルオーディオ機器において広く採用されています。
現在、I2S信号の外部接続にはHDMI端子形状を流用する方式が広く用いられています。
しかしながら、市場で流通しているケーブルの多くは映像伝送用途を前提とした一般的なHDMIケーブルであり、I2S伝送に特化した構造を持つ製品は多くありません。Ultra Slim I2Sは、TOP WINGがこれまで培ってきた細径ケーブル設計技術を投入し、I2S伝送に最適化した専用ケーブルとして開発されたモデルです。
I2Sは本来、機器内部の基板間接続を想定したインターフェースであり、S/PDIFやUSBのような長距離伝送を前提とした厳密なケーブル規格が存在しません。そのため、HDMI端子形状を用いたI2S接続では、映像用途のケーブルをそのまま使用した場合、I2S信号の特性に最適化されているとは限りません。
Ultra Slim I2Sでは、I2S信号の伝送特性を考慮し、ケーブル内部構造を専用設計としています。ケーブル内部は5対のツイストペア導体を中心とした構成とし、主要なクロック信号およびデータ信号を差動伝送する構造としています。各ツイストペアはアルミ・マイラシールドで個別に覆われ、さらに外側に編組シールドを配置することで、多層シールド構造を実現しました。これによりクロストークや外来ノイズの影響を低減しています。絶縁材・外被には特性の優れるPEを採用しました。
また、ケーブル内部では信号線とそれ以外のラインを明確に区別しています。高速信号を伝送する通信ラインには高周波特性に優れた銀メッキ銅導体を使用し、制御信号や電源供給に使用される可能性のあるラインには適切な導体構成を採用することで、信号の役割に応じた最適化を行っています。
I2S伝送ではクロック信号を含む高速デジタル信号を扱うため、ケーブルだけでなくコネクタの伝送特性も重要になります。
Ultra Slim I2Sでは、広帯域信号伝送に対応する高精度コンタクトを採用し、接点には金メッキ処理を施しています。さらにコネクタ外装には金属シェル構造を採用することで、シールドの連続性を確保し、外来ノイズの影響を低減しています。
また、コネクタ自体も96Gbpsクラスの高周波信号伝送特性を考慮した設計のものを採用しており、高速デジタル信号においても安定した接続を実現しています。
Ultra Slim I2Sは長さ1m限定の専用ケーブルとして設計されています。一般的なHDMIケーブルは数m〜十数mの長距離伝送を前提として設計されるため、伝送マージン確保のために太径導体や厚い被覆が採用されることが多く、ケーブルは太く硬くなりがちです。
しかし、オーディオ機器同士のI2S接続では、多くの場合1m前後の短距離接続です。この距離では長距離伝送のための過剰な構造は必ずしも必要ではありません。むしろケーブルが太く硬いことにより、機器背面端子への機械的ストレス、大きな曲げ半径による設置自由度の低下・性能低下、ケーブル自身の振動特性の悪化、といった問題が生じる場合があります。
Ultra Slim I2Sはこれらの問題を避けるため、外径約4mmの細径構造を採用しました。細径化により取り回しを改善し、機器端子に余計な力がかからない安定した接続を実現しています。
I2Sは伝送規格として優れているものの、長らく既存のHDMIケーブルを流用するしかないという状況が続いていました。Ultra Slim I2Sは、I2S伝送を前提として設計された専用ケーブルです。TOP WINGがこれまで培ってきた細径ケーブル設計技術と信号伝送ノウハウを投入し、I2S再生をさらに一歩上のステージへと引き上げます。
| 構造 | 銀メッキ銅線ツイストペア5対、銅線5芯 |
|---|---|
| 導体径 | 34AWG銀メッキ銅線、34AWG銅線、30AWG銅線 |
| シールド | アルミマイラ・編組 |
| 絶縁材 | PE |
| 外径 | 4.0mm |
| コネクタ | 金メッキHDMI端子 |
| ケーブル長 | 1m ※本製品はオーディオのI2S伝送専用です。テレビやPCなどの映像用HDMIケーブルとしてはご使用いただけません。 |
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