Flat-Cap 90について
比較的低いキャパシタンス(静電容量)で高品質な、とても使いやすいモデルです。
ハムバッカーやシングルコイルのギター|ベース、他にもキーボード等で、楽器本来のサウンドをクリアに伝えます。
シルバー・シリーズは、ギターやベースをアンプに繋ぐための楽器用ケーブルです。
材質と電気特性には一切妥協をしていません。
柔らかさや取り回しの良さよりも、レコーディングでの音質に重点を置いています。
Lo|Flat|Hiと3タイプあり、それぞれ特長が異なります。
モデル毎に高域の減衰量が違うので、アンプからの出音も変わります。
ケーブル毎の特長
・Lo-Cap 55:高域の減衰が少ない。(特性:55 pF/m)
・Flat-Cap 90:高域の減衰が平均的。(特性:90 pF/m)
・Hi-Cap 125:高域の減衰が多い。(特性:125 pF/m)
ケーブル毎の特性の違いは、特にパッシブ・ピックアップだとハッキリと感じることができます。
ただしアクティブの様な高出力ピックアップだと、違いはわずかしか感じられないでしょう。
パッシブ・ピックアップは出力レベルが低いので、このケーブルが高周波減衰フィルターの様な働きもします。
特性のpF/mとは(このケーブルに関してわかり易く言うと)、1メートルあたりの高域の減衰量です。
55 pF/mなら、1mあたり55 pFの静電容量に相応して高域が減衰します。
なので、減衰量はケーブルの長さによって変わります。
例えば、10メートルのLo-Cap 55と4.4メートルのHi-Cap 125の特性は、どちらも550 pFで同じになります。
できれば、ケーブルの長さは5メートル以下を推奨します。
もし長さが必要な場合は、減衰の少ないモデルをお勧めします。
プラグは高品質なノイトリック製です。
Lo-Cap 55には、太いケーブルに対応するNP2XLを採用しています。
また、Flat-Cap 90とHi-Cap 125にはNP2Xを採用し、片側がLプラグのモデルは、NP2RXを採用しています。
芯線 | 素材:銀メッキ無酸素銅 断面積:0.29m㎡ 構成:37×0.10mm |
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絶縁体 | 素材:発砲ポリエチレン 直径:2.55mm |
導電体 | 種類:熱可塑性プラスチック 厚さ:0.30mm |
シールド | 種類:銀メッキ無酸素銅 構成:16×8×0.12mm |
シース | 素材:クリア軟質ポリ塩化ビニル 厚さ:1.20mm 全体の直径:6.00mm |
強度 | シース(60℃):引張強度:>8N/m㎡ 伸長:>250% 耐熱試験:1時間120℃でひび割れ無し 耐圧試験:1時間1000VDCで問題なし |
電気特性 | 抵抗:導体-Ω/km:62 絶縁-MΩ/km:>5000 電気容量:芯線-シールド間pF/m:90 |
スタッフコメント