Minnie VTBP-MJ-800D

重量は10.5ポンド。800Wのチューブ・トーン・モンスターです。

1982年、James DemeterはVTBP-201プリアンプのシリーズ第一弾を作りました。

彼のアイデアは、クラシックベースアンプスタイルのトーンセクションを持つ真空管プリメインアンプを作ることでした。

当時、プリメインアンプは他にもありましたが、ギターアンプ回路で、設計に大きな欠陥がありました。

彼の最初の顧客はLeland Sklarでした。

Leeはプロトタイプを試しに持って行き、それを保管していました。

また、Leeはこのプリアンプとそのバックアップを、機材を小型化するまで25年間使い続けました。

2012年、彼は#1プリアンプをDemeter社に寄贈することを決意しました。

そのプリアンプを聴いてみると、驚くほどクリアで暖かい音でした。

現在のVTBP-201とよく似たサウンドですが、電源が安定化されておらず、古い部品を使っているため、最新モデルよりも丸みがあり、少し遅めの音でした。

同じ頃、そのモデルに使われていた150枚のオリジナル基板が見つかり、Demeter社はLeeのプリアンプのクローンを作ることに決めましたが、それをDemeter 800Dパワーアンプと一緒にできるだけ小さな箱に入れることにしました。

そして完成したのがVTBP-M-800Dです。

重量は10.5ポンド。800Wのチューブ・トーン・モンスターです。

こちらはDI出力有りのモデルになります。

DI出力無しのモデルはこちら

特徴

・真空管プリアンプ回路は、DCフィラメント、280V高圧電源、高品質な部品を使用し、米国でハンドワイヤリング

・トレブル、ミドル、ベース（周波数セレクタ付）、プレゼンス（周波数セレクタ付）のクラシックなパッシブチューブトーンコントロール。

・ブライトスイッチをモードスイッチに変更し、全体のトーンをコントロール可能

・ダーク、ノーマル、ブライトの3つのモード

・プリアンプ出力を装備

・800WのクラスDアンプを駆動するためのジェンセン・トランスを搭載

・背面にはスピーカーを接続するための2つのSpeakonコンボジャック

・USAのテンプルトンCAの納屋で製造されています。

・Jensenトランスのダイレクト出力とラインレベルエフェクトループ

トーンセクション

トレブルコントロール

トレブルコントロールは4kHzで6dBのブーストまたはカット（オクターブあたり6dB、シェルビングタイプ）。

Middleコントロール

500Hzで6dBのブースト/カット（ワイドQ、ピーキングタイプ）。ベース・コントロール：60Hzまたは120Hzの周波数で9dBのブーストまたはカット（6dB/オクターブ、シェルビング・タイプ）。

プレゼンス・コントロール

2kHzまたは4kHzの周波数で最大12dBのブーストが可能（アクティブタイプ、6dB/オクターブ）。

モードスイッチ

ダーク：高域をカットし、基音を太くします。ノーマル、フラットな操作で倍音を強調。

ブライト：鈍いベースやスピーカーの倍音を引き出します。

Internal Volume Trimmer

VTBP-M-800Dの出力音量を、ベースの感度に合わせて調整するためのコントロールです。

Optional, Studio Output

VTBP-MJ-800Dは、マイクレベルのJensen DB-E出力トランスを搭載し、スタジオ出力としてバランス出力が可能です。

Effects Loop

イン/アウト・ライン・レベル

Power Amp Outputs

4Ω（800W）、8Ω（500W）、16Ω（250W）で動作。1/4 "&Speakon

その他製品仕様についてはMinnie VTBP-MJ-800Dのページをご覧ください。