Strymonの「UltraViolet(ウルトラバイオレット)」は、温かくザラッとした質感やピッキングへのダイナミックなレスポンスなど、古典的なオプティカルバイブ回路の挙動を隅々まで緻密に再現したビンテージバイブペダルです。定番のChorus、Vibratoに加え、ドライ70%・ウェット30%で繊細な効果を生むBlendモードを搭載。さらに、LFOの中心点を変更して様々なバイブ効果をもたらすBiasスイッチ(Low/Mid/High)を備え、スロースピードでも温かいうねるサウンドから高速ロータリー系まで幅広いトーンを作り出せます。プレミアムなJFETアナログ入力回路やパワフルなARM DSPの搭載により、超低ノイズで高い演奏レスポンスを実現。TRS端子によるステレオ入出力やフルMIDI制御、USB-C端子、エクスプレッション制御など、現代的な仕様も網羅したコンパクトで強力な1台です。
UltraVioletのシンプルに見えてもレスポンシブなコントロールは、従来のバイブペダルよりも幅広いサウンドを提供します。お馴染みのChorus (50% ウェット) 、Vibrato (100% ウェット) に加え、より繊細で多彩な調整が可能な新しいBlend(30% ウェット)も備え、あなたに新たなインスピレーションを与えてくれます。
さらに、Biasスイッチを使用すると、3つの異なるスイープシェイプとトーンの強調効果が得られ、膨大なサウンドのバリエーションを生み出します。スロースピードでは、インテンシティの範囲が従来のバイブ回路範囲を超えて、さらに温かみのあるうねるサウンド領域に広がります。
UltraVioletは、クラシックなバイブトーンからそれを超えた領域にあなたを導いてくれます。
UltraVioletの新しいバイブアルゴリズムでは、古典的なオプティカルバイブ回路のすべての要素 (およびそれらに相互で関係依存する要素)が、ダイナミックな演奏レスポンスを再現できるように、隅々まで緻密に設計されています。
バイアス、スピード、ランプのパルス(点灯、消灯の変化)によるLFO波形への影響、スタッガード位相フィルターの中心周波数を決めるCdS素子のレスポンス、それらに至るまでシステム全体を再現し、バイブペダルとして最高のサウンドを生み出せるよう徹底的なチューニングがほどこされています。
デュアルモノラル仕様のTRSステレオ入出力は、信号チェーンのステレオイメージに影響を与えることなく、ペダルチェーンの好きな場所にUltraVioletを配置できます。
300プリセットロケーションを備えたフルMIDI対応仕様により、UltraVioletをMIDIリグに入れることができます。
TRS MIDIに加えてUSB-Cポートも備え、コンピューターからのMIDI経由によるペダルコントロールや、ファームウェアのアップデートの実行も可能です。
内臓タップテンポ機能やMIDIを使用しないハンズフリーコントロールには、エクスプレッションペダルを接続して任意ノブでの(組み合わせ可能)コントロールもできます。(デフォルトでは、エクスプレッションペダルはスピードを制御します。)
ハイインピーダンス、超低ノイズのディスクリートクラスA JFET ステレオ入力プリアンプ搭載で、優れたタッチ感度、ダイナミクス、フィーリングが得られます。UltraVioletはこれらの仕様を凝縮したコンパクトなフォームファクターでありながら堅牢性とエレガントなルックスも兼ね備えています。
ビンテージ・バイブペダルの1つの特徴は、各ユニットの鳴り方やサウンドが異なることです。同じ年に製造された2つの同モデルであっても、それぞれサウンドが異なる可能性があり、1台のペダルでも毎年まったく同じサウンドを奏でてくれるとは限りません。ビンテージ回路の変動の一部は、内部バイアストリムポットの設定におけるドリフトに起因すると考えられます。これによってペダルのサウンドの特性に大きく影響を及ぼし、ゆらぎのシェイプやタイミング、周波数に影響を与えます。
重要なのは、これらのバリエーションによって、非常に素晴らしいサウンドになり得るということです。そこで、UltraVioletでも最高のバイブトーンが得られる範囲を確実にカバーするために、バイアススイッチを搭載しました。内部では、このスイッチはバイアスレベルを変更するだけでなく、選択したバイアスに合わせてLFOの波形を最適化して、可能な限り最も刺激的なバイブエクスペリエンスを生み出せるように設計しました。
Low 設定では、パルス状のトレモロエフェクトが生成されます(特にBlendモード)。Mid設定では、クラシックバイブエフェクトとして最も人気のあるバランスの取れたキャラクターを生成し、High設定では、ワイドな周波数スイープを備えたより滑らかなシェイプを生み、ピンク・フロイドの「Breathe/ブレス」を思い出させるようなサウンドをもたらします。
UltraVioletのモードスイッチは、ウェット信号とドライ信号の異なるミックス比を決定します。
従来のアナログバイブ回路では、LFOが定期的に変化する電圧を内部ランプへ送り、その明るさによってCdS素子の抵抗値が変わり、フェーズフィルターの中心周波数を設定していました。LFOの振幅=Intensityがゼロに設定されているとき、バイアス設定はランプの明るさで決まります。つまり小刻みに動く LFO でバイアスの中心点が決まってしまうのです。
また、システム中に大変多くの変数が存在します。たとえば、LFO が完全な対称波形を生成したとしても、ランプの立ち上がり時間と消え入る時間は異なる場合があります。さらに、電球は即座にオンまたはオフにはなりません。早いスピード設定ではその点灯遅延がより顕著になり、その遅延がIntensity回路に影響します。こうしたすべての相互依存関係も緻密に考慮し、UltraVioletの完成度を高める妥妥のない開発に生かされています。
Mid Bias設定では、LFOの波形は正弦波のようになりますが、ランプの立ち上がり時間と消え入る時間の動作特性によって、人気のバイブサウンドの核とも言える不均衡な揺れのあるうねりが発生します。High Bias設定では、LFOのシェープがスムーズでより対称的になるように調整され、ChorusモードやBlendモードで高い周波数がスイープされて、よりフェイザーライクなサウンド領域になります。Low Bias設定では、LFO波形はより角ばったものになり (ただしランプラグによって多少滑らかになります)低い周波数をスイープするため、ChorusモードやBlendモードでフェーズトレモロエフェクトになり、Vibratoモードではドラマティックな起伏のある、より安定したピッチを生成します。
UltraVioletのボリュームノブは、エフェクト時の迫力をサポートする最大+4dB出力信号ブーストを提供してくれます。ChorusモードまたはBlendモードでIntensityノブをゼロに回すと、UltraVioletをフェーズEQとして使えます。その設定で、Low Biasではより明るい出力が、High Biasではより暗い出力が得られます。また、高いIntensity設定ではフィルターノッチが動く状態になり、バイアスによる暗いトーンや明るいトーンの変化は止まります。この状態でもボリュームブーストは動作します。
オールウェット出力信号のVibratoモードでも、Intensityゼロの状態で色づけなしの信号ブーストが得られます。
クラシックなアナログバイブ回路の「癖」は、スピード設定を速くするとLFOの振幅を増す傾向があることです。我々は低速でも深い振幅が得られるようにしたいと考え、低速時のIntensityコントロールレンジを拡張し、オリジナルを超えた広大な音のテクスチャのパレットの実現に成功しました。
| インプット、アウトプット、スイッチ | 入力インピーダンス:1 Meg Ohm 出力インピーダンス:100 Ohm 最大入力レベル:+10 dBu |
|---|---|
| DSP、オーディオ | 24bit/96kHz A/D & D/A S/N:116 dB typical ARM スーパー・スカラー・プロセッサー採用 32bit 浮遊演算方式 |
| その他仕様 | バイパス:トゥルーバイパス(リレースイッチング) 入力電圧:9VDC センターマイナス、250mA サイズ:68mm(幅)×114mm(縦)×56mm(高)※突起部含む 軽量、堅牢なアルマイト処理アルミシャーシを採用 Designed and built in the USA |
スタッフコメント