現在電気環境においてアンプやエフェクターはハイインピーダンス楽器を意識して入力はハイインピーダンス回路で設計されています。(一部ローインピーダンス搭載もあります)
50年以上も前に設計されたギターやベースが現在も多く出回っており、ピックアップはハイインピーダンスです。
このままハイインピーダンス入力アンプに接続すれば問題はありませんが、間にエフェクター等が入り、最終的にローインピーダンスでアンプに出力されます。
ハイインピーダンス回路にローインピーダンス信号を入力する方法は推奨されている方法です。
しかし、アンプやエフェクターの出力インピーダンスは1,000Ω程度ですが、アンプの入力インピーダンスは1,000,000Ωとかけ離れた値です。
このため電気回路の特性によりアンプ側の低域信号が通過出来にくくなり、結果的に音が痩せる、重低音部分が出ないなどの症状が発生します。
本機はこの状況を改善するために開発いたしました。本機を接続する事でアンプ直でギターやベースを繋げた時の様な質感や音の立体感が蘇ります。
※本機は電気的にインピーダンスを上げている為、本機と本機後のシールドにタッチノイズが乗り易くなります。
設置は出来るだけアンプに近い方がノイズ混入を防止出来ます。(本機をアンプの上に設置し、短いシールドでアンプに繋ぐ等)
一度録音したギターの音源を再度本機を通して楽器アンプに戻し、トーンコントロールなどで再度微調整して再録音すると、理想のギターの音とすることができます。ローインピーダンスの音響機器のインピーダンスを最適化してもどすため、最初に取り込んだ音を音響機器のイコライザーではなく、楽器に特化した設計を施した楽器アンプで調整できるため、非常に幅広い音作りができます。
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