「Solis Ventus」は、プリセット可能なディレイとリバーブの複合機です。
惜しまれつつ生産完了となったSpecular Tempusの後継機に位置する本機はデュアルDSPを搭載し、2つのエフェクトのコンビネーションだけでなく、独立した2つのペダルのようにも使用できます。
更にエクスプレッションやMIDIコントロールにも対応し、幅広い拡張性にも対応します。
Reverb + Reverb、Delay + Delay、Delay + Reverb など、組み合わせは自由です。コンビネーションやセッティングはプリセットとして保存できます。
Stompbox Modeでは独立した2つのペダルとしても使用できるため、個別にON /OFFできるのも魅力の1つです。
名機 Specular Tempusのアルゴリズムを丸ごと継承し、内容を更にパワーアップしました。
GFI SYSTEMのトレードマークとも言えるリバーブ「Spatium Reverb」も、もちろん収録されています。
直列、並列、個別駆動など2つのエフェクトを自由にルーティングできます。
本体操作だけでルーティングを変更でき、ルーティングのステータスも画面に表示されます。
40秒録音可能なステレオ仕様のルーパーは、ディレイやリバーブとは異なる回路で駆動します。そのため、プリ・ポストのルーティングも可能となっています。
さらに再生スピードや逆再生、ピッチなど拡張機能も備わっています。
・エクスプレッション: エクスプレッション入力(CV対応)x2。
・外部スイッチ: BANKやタップテンポ入力に使用できる外部フットスイッチ入力 x3。
・MIDI In / MIDI Thru / Clock: MIDIに関連する様々な接続&コントロールに対応。
各エフェクトを駆動する2つのDSP(DSP XとDSP Y)それぞれにダイナミクス処理する回路が備わっているため、ゲートやダッキングなどのエフェクトを全てのディレイ / リバーブに独立してかけることができます。
クロスオーバー・フィルターを使用すると、入力信号を2つの周波数帯域に分割します。分割された片方はDSP X、もう片方はDSP Yに送られます。
エフェクトのアルゴリズムを異なる周波数帯域で鳴らすことができるため、よりユニークなエフェクト効果が得られるかもしれません。
更にハイ / ロー・カットのエフェクトをMIDIアサインできるため、エクスプレッションによるスイープ操作も可能となります。
全てのパラメーターは、Solis Ventus本体上で操作できます。また、専用ソフトウェア「SV Studio」(Windows / mac OS)を使用するとコンピューター上でプリセットの管理やエクスプレッション設定、詳細な設定が行えます。
・リバーブとディレイそれぞれが独立駆動するデュアル・エンジン仕様。
・2つのエフェクトを同時使用可能。
・Reverb + Reverb、Delay + Delay、Delay + Reverb など、組み合わせは自由自在。
・ドライ信号はアナログ信号のまま。
・96プリセット。
・エフェクト切り替え時のスピルオーバー、バイパス切り替え時のトレイル対応。
・柔軟なルーティング(シリーズ、パラレル、デュアルモノ)。
・ステレオ・ルーパー(最大40秒)
・楽器レベル / ラインレベル 対応。
・外部スイッチによるコントロール。
・エクスプレッション入力 x2(CV対応)。
・MIDI Input、MIDI Thru/Clock 端子。
・視認性の高いOLEDディスプレイ。
Input impedance | 1 MOhm. |
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Output impedance | 500 Ohm. |
Volume trim | +/- 3dB. |
Max input level | +7.23 dBV = 9.45 dBu = 6.5 Vpp. |
SNR | 115 dB typical. |
AD/DA | 24-bit, 40 KHz. |
Bypass | Buffered or True Bypass (selectable). |
Output jacks | 1/4 inch TS. |
Input jacks | 1/4 inch TS. |
MIDI Input / MIDI Thru jacks | 1/4 inch TRS. |
USB connector | Type C |
スタッフコメント