Flat Lightはフランジャーというエフェクトが持つ可能性を芸術的に拡張したペダル。
ピッチシフトしたフランジング、空間へ滲ませるようなオクターブアップ/ダウンシマー、それらを混合した不思議なダブルトーン、全てがエフェクトの限界に挑むような設計となっています。
積み重なるラインと濃密なモジュレーションを更にプッシュして、金属的な響きへ変化させたりもできます。
フランジャーならではのジェットサウンドから、リバーブライクなディレイへの変貌はまさに魔法。
感覚と直感を信じ、自由にコントロールしてください。
"実際、ほとんどのエフェクトはディレイといえる。もちろんそれに当てはまらない例を除いてだけど。
言いたいのは、フランジャー、コーラス、Sci-Fiリバーブ、パッドジェネレーター、こういったものは反復する機械、つまりディレイの応用だってこと。
じゃあそれらはどうやって作られた?シグナルを入力し続けて、頭がスクランブルするくらい考えたら、なにか面白いことが起きた。
僕らがやっているのはきっとそういうことだ。
古いレコードから流れるクールなサウンド。過去にトライしたテクニックからの経験。雪の中へ飛び込む感覚。
上か下もわからず、どこまでも落ちていく、そんな直感。”
RATE
モジュレーションのレートを設定します。
DEPTH
モジュレーションのデプスを設定します。
MIX
エフェクトが掛かっていないドライ信号と、エフェクトのウェット信号のブレンド比を設定します。左回しきりは100%ドライ、最大では100%ウェットになります。
SHIFT
モードにより異なる追加のパラメーターを調整します。
エクスプレッションジャックはRATEまたはSHIFTを外部から制御に使用します。エクスプレッションペダルを接続するとノブを設定を上書きして直接コントロールします。ペダル内部にはどちらのパラメーターを操作するか選択するスイッチが有り、右でRATE、左でSHIFTをコントロールします。デフォルトではSHIFTに割り当てられています。
BYPASSスイッチはエフェクトのオンオフを切り替えます。
TILTはモーメンタリースイッチです。押されている間内部のエクスプレッションスイッチで選択されたパラメーターを最大にします。デフォルトではSHIFTに割り当てられているため、TILTスイッチを踏むと SHIFTコントロールが最大になります。フットスイッチを離すと現在のノブの位置へ戻ります。
トグルスイッチでモジュレーションを3つのモードから選択できます。
DETUNE
ピッチシフトフランジャー。Shiftが最小でオクターブダウン、最大でシマーライクなオクターブアップになります。中央付近ではマイルドなデチューン設定です。
RESONATE
フランジャーラインを積み重ねることで濃密でレゾナンスしたサウンド。Shiftはフィードバック量を設定します。低い設定では押し寄せるようなコーラスライクトーン、高い設定は金属的なリングモジュレーターにも近いサウンドで、シグナルをスパイクします。
ECHO
複数のディレイを追加したフランジャー。Shiftでディレイタイムを設定。最小ではディレイ自体を無効にします。このモードではフランジャーのデプスは固定されており、Depthはレゾナンスを制御します。
デフォルトではFlat Lightのボリュームはユニティゲインに設定されています。ですが環境によっては音量が一時的に下がったり、ブーストされてしまうことがあります。出力レベルを設定するにはペダルの裏蓋を空けて、回路の右上にあるトリムポットを回してください。ブルーでOUTPUTと表記があります。
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