Visitorは異なる2つのボイシングを適用したモジュレーションを並列で配置することで、新次元の揺れを演出するパラレルモジュレーター。
レート、デプス、波形、ディレイオフセットといった全ての要素が互いに影響し合い、進化することで新たなサウンドを産み出します。
OBNEならではの捻りが加えられたパラメーターは、多くの要素を同時に制御することで複雑なサウンドスケープを創出します。
Visitorは既存のモジュレーションペダルの枠で語れるようなペダルではありません。
解説やデモビデオを注意深くチェックしたら、一度全てを忘れて先入観なしにサウンドの冒険をお楽しみください。
"君が海に立っているとしよう。
身体は水に、足は砂に。
まるで君は島のように見える。
いや、違うな。君はただの人間で、これはただのギターペダルだ。
全ては音楽に関わることだ。
反転されたサウンド。
あるときは早く表れ、あるときは遅く来る。
音は周波数を変化させ、私達の脳を飽和させる。
なだめるようなサウンドがシナプスにカタルシスを与える。
Dwellerは記憶し、繰り返す。
それがすべて。
海に立つこと、砂に足を埋めること。
それが出来るのことのすべて。"
RATE
フェイズシフターのレートをコントロールします。
反時計回しで遅く、時計回しで速くなります。
最小ではフェイザーの動きが止まります。
DEPTH
フェイズシフターのデプスをコントロールします。
最小ではシフティングが完全に無効になり、12時まではスタンダードかつディープなフェイザーサウンドとなります。
12時より先は世界が反転したような未体験のサウンドです。
REGEN
回路のフィードバックを設定します。
フェイザーサウンドにおいてはREGENを上げるとより強烈でレゾナンスしたサウンドとなります。
ディレイサウンドではリピート回数を決めるフィードバックとして機能します。
MIX
シグナルのブレンドを設定します。
最小値では100%ドライ音のみ、最大ではエフェクト音のみ、12時でエフェクトとドライ音が50:50となります。
エクスプレッション・ペダルを接続すると、STRECHを外部からコントロー
ル出来るようになります。
VOICE
フェイザーのタイプを4ステージまたは8ステージで切り替えます。
左の4ステージはソフトでビンテージライクなサウンド、右の8ステージはより複雑でモダンな響きとなります。
SHAPE
フェイジングの波形を切り替えます。
左はスタンダードなサイン波、中央はトライアングル、右は奇妙なランダムステップ波形です。
STRECH
Dweller全体のキャラクターに大きく関わるコントロールです。
最小値ではDwellerは標準的なフェイザーとして機能します。
少しずつ上げていくとDwellerのメモリー領域が拡大し、引き伸ばされたフェイザーサウンドやディレイの領域までカバーします。
このときDEPTHを最小にすることでスタンダードなディレイとなりますが、恐れず様々な設定を試してください。
デフォルトではDwellerのボリュームはユニティゲインに設定されています。
ですが環境によっては音量が一時的に下がったり、ブーストされてしまうことがあります。
出力レベルを設定するにはペダルの裏蓋を空けて、回路の右上にあるトリムポットを回してください。
ブルーでOUTPUTと表記があります。
スタッフコメント