Visitorは異なる2つのボイシングを適用したモジュレーションを並列で配置することで、新次元の揺れを演出するパラレルモジュレーター。
レート、デプス、波形、ディレイオフセットといった全ての要素が互いに影響し合い、進化することで新たなサウンドを産み出します。
OBNEならではの捻りが加えられたパラメーターは、多くの要素を同時に制御することで複雑なサウンドスケープを創出します。
Visitorは既存のモジュレーションペダルの枠で語れるようなペダルではありません。
解説やデモビデオを注意深くチェックしたら、一度全てを忘れて先入観なしにサウンドの冒険をお楽しみください。
"弱虫め、草むらから出てこい。
ほらいた!ん?君だけじゃない。
何かが最初にここにいた。
一体何が?
入口と出口。 きらめきと揺らめき。 輝きと収集。
2つはそこにも、こちらにも。
双方向からの影響。
ポジティブとネガティブ、蜃気楼と鏡。
理にかなっているようで、理にかなっていない。
それは、Visitor(訪問者)を待ち続けている。"
RATE
1つ目のモジュレーションのレートを設定します。
DEPTH
1つ目のモジュレーションのデプスを設定します。
SECONDARY
2つ目のモジュレーションの多くの要素を同時にコントロールします。
最小にするとモジュレーション1のみ出力されます。
ノブを上げていくと、以下の4つパラメーターが同時に変化していきます。
» 1. ボリューム。ユニティゲインまでは素早く上がり、その後のスイープの大部分は同音量を維持します。
» 2. レート。ノブを上げると少しずつ速度が速くなります。このレートはプライマリで設定した1つ目のLFO(レート)にも影響を受けて変化します。
そのためレートは1つ目のモジュレーションが最もピークのとき速くなり、LFOがゼロに近いときに最も遅くなります。
» 3. デプス。このパラメーターはサウンドが崩壊しないよう、徐々に上がります。
» 4. ディレイオフセットタイム。2つのモジュレーションの時間域をずらして行きます。
このタイムは奇妙なディレイとして機能するほどダイナミックに変化します。
12時付近では知覚できないほどの僅かなディレイとなり、ダブリングエフェクトのように機能します。
REGEN
回路のマスターフィードバックを制御します。
プライマリとセカンダリモジュレーションを合計し、その一部をメインインプットへフィードバックさせます。
直列の要素がパラレルモジュレーションへ分けて与えられ、それぞれの出力が入力へクロスする仕様です。
最小ではフィードバックなし、最大で最もレゾナンスる強烈なモジュレーションとなります。
またSECONDARYが高いときはよりディレイトレイルの多さにも影響を与えます。
エクスプレッションジャックでSECONDARYノブを外部から制御できます。
エクスプレッション・ペダルを接続するとノブのコントロールが上書きされ、直接変更が可能になります。
PRIMARYトグルで、1つ目のモジュレーションをトレモロ(T)、コーラス(C)、フェイザー(P)から選択します。
SECONDARYトグルで2つ目のモジュレーションをトレモロ(T)またはコーラス(C)から選択します。
デフォルトではDwellerのボリュームはユニティゲインに設定されています。
ですが環境によっては音量が一時的に下がったり、ブーストされてしまうことがあります。
出力レベルを設定するにはペダルの裏蓋を空けて、回路の右上、ブルーでOUTPUTと表記があるトリムポットを回してください。
右回しでレベルが上がり、左でレベルが下がります。
スタッフコメント