ラップトップ・ミキシングに革命を起こしたIEC 60318-1準拠の”残酷なまでに正直な”サウンド・エンジニア専用ヘッドフォン「S4X」の直接の後継機が登場します。「S4X」を更新させるために集まった数々の受賞歴を持つ25名以上のワールドクラス・サウンド・エンジニア達と共に開発された「X1」は、ミックスのいかなる不整合も明らかにする別次元のファンタム・センターを持つミキシング・モニターとして帰ってきました。さらに「USCキャリブレーションII」を標準搭載し、ステレオからイマーシブ・ミックスに至るまで、いかなる局面においても最良のミックスを仕上げることができる万全の体制が整っています。
ほとんどのスタジオは、真にフラットな周波数特性を持っておらず、定在するモーダルなディップやピークは、ソフトウェアを用いてもそれを均一化することはできません。「X1」は、ルーム・インディペンデンスとフラット・チューニングによりこの問題を解決し、世界で最もフラットなサウンドのスタジオに匹敵するモニター環境をもっとも簡単な手段で提供しています。
鼓膜に届く時点でのキャリブレーションされたスピーカーのサウンド
鼓膜に届く時点での「X1」のヘッドフォン・サウンド
「X1」があれば部屋の音響調整は必要ありません。「X1」の個体別キャリブレーションは、プラグインに依存することなく様々な機器に適応します。
個体別キャリブレーションは、付属のUSC IIプラグインのみならず、「RME Total Mix」、「UA Console」、「MOTU Control」、「Neumann Monitor Mission」、DSP対応オーディオ・インターフェース、さらにはアナログEQストリップなどのハードウェアにEQ値としてダイレクトに実行できます。
すべての「X1」ユニットは個別にテストされ、素材や音響公差による周波数特性の偏差を修正するキャリブレーションが行われます。AIの分析力により「X1」をさらに精密に微調整することができます。
スタジオ、FOH(ライブ・サウンド)、クラブ、カー・エミュレーションを搭載
「X1」のデフォルト・キャリブレーションは、ステレオ・ミキシングの翻訳に最適化されていますが、ワンクリックで切り替えられるバイノーラル・モードによりスパイラル・オーディオ・ミキシング、人気のハーマン・ターゲット・カーブを用いたミキシングのクロス・チェックが行えます。(USC IIプラグインでのみ使用可能)
アメリカン・ウォルナット、アルミニウム、ステンレス・スチール、人工皮革、シリコンを使用
SERVICEABLE WITH HOME TOOLS
家庭用工具で交換可能なすべてのパーツ
EASY MAINTENANCE
特別な技術を必要としない自宅で簡単に交換可能なX1の消耗部品
QUICK SETUP
ヘッドバンド調整の必要もなく素早く仲間と共有できる、プラグ差し込み、装着、再生ボタンを押すだけの簡単セップアップ
EASY TO DRIVE
どんなデバイスでも大音量で再生可能なカスタム・メイドの低インピーダンス・ドライバー
K-METERING SETUP
ログイン・エリアで確認できる「X1」スタジオ・ヘッドフォンでの「K-metering」セットアップ
ニュートラルでフラットなシグネチャー・サウンドは、アデル、U2、SIA、レディー・ガガ、アッシャー、デペッシュ・モード、スティング、ビョークなど、数々の賞を受賞した25名以上のオーディオ・エンジニアとの緊密な研究開発協力により完成しました。
スタイル | オープンバック、オーバーイヤー |
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周波数範囲 | 5 Hz - 22 kHz スイープ 1/3 oct p-p レンジ 9.8 dBSPL +/- 1dB |
SPL/感度 | 101 dBSPL @ 1kHz RMS3dB @ 0 dBu |
インピーダンス | ~32Ω - すべてのデバイスに対応 |
スピーカーの種類とサイズ | ダイナミック、50mm |
マグネット・タイプ | ネオジム |
メンブレン・コンポジット | Pu+PET特許パターン |
THD & 2nd | <0.05% & <0.02% @ 94 dB SPL @ 1kHz |
イヤーパッド直径 | 57,5mm/95mm |
イヤーパッド材質 | アコースティック・フォーム、パンチング人工皮革、ベロア |
イヤーカップ材質 | アメリカン・ウォルナット |
ヘッドバンド材質 | ステンレス・スチール、シリコン |
ケーブル終端 | 取り外し可能な長さ2m / Y 2.5mmミニ・ジャック |
コネクター | 3.5mmジャック(6.3mmジャックへのアダプター付き) |
校正ユニット | 専用校正付属 |
重量(ケーブルを除く) | 390g |
国内保証 | 1年間(ケーブル保証:3ヶ月) |
データ・キャプチャ規格 | EN 60268-7、IEC 60318-1準拠、掃引信号、出力1Ω、100Hz-10kHz許容誤差±1dB、USC非使用時 |
スピーカー | ダイナミック・ネオジウム・スピーカー / 直径50mm、特許取得パターンのPu+PET複合メンブレン 32オーム / 101 dBSPL @ 1kHz RMS3dB @ 0 dBu 1Ω出力 - スマート・デバイスでも使用可能 / 左/右マッチド・スピーカー(+/-1dB SPL許容差、掃引、1cmの距離の自由音場で100Hz-10kHzの範囲)/ 家庭用工具で交換可能 |
アコースティック | 外径95mm、内径57.5mm、深さ20mm、±2.55mmのイヤーパッド / 人工皮革とベロア製。THD & 2nd <0.05% & <0.02% @ 94 dB SPL @ 1kHz (スイープ・ソース使用) IEC 60318-1イヤーシミュレーターで測定 / 掃引およびIEC 60318-1イヤー・シミュレーターを使用した5Hz~22kHzの帯域における周波数特性の変動~9.8 dBSPL +/- 1dB SPL 3.2Ohms(²)/1cm²のSaatiフロー抵抗で制御された前後空気圧均一化 |
ヘッドバンド | IEC60318-4イヤーシミュレーターで、業界標準のビット直径14.3cm(KEMAR)の目標周波数特性を達成するように設定されたクランプ力 / 家庭用工具で交換可能な人工皮革ストラップとパウダー・コーティングされたステンレス・スプリング・スチール / イヤーカップは360度回転し、ストラップは自分で調節可能 |
USC II仕様 | USC(ユニット・スペシフィック・キャリブレーション)は、完全にフラットな周波数特性を実現するための「最後の1マイル」です。OLLOヘッドフォンのすべてのユニットは測定され高度に品質管理されています。個々のユニットを測定することで、個別ユニットの製造公差に起因する音質の偏差を捉えることができます。このデータを元にしたキャリブレーションを行うことによって、選択された周波数ターゲットに対して約〜1dBという信じられないほど低い公差を達成することができます。これは音響設計だけでは到達不能な周波数特性を修正できることを意味しています。 付属するユニット・スペシフィック・キャリブレーションII(USC II)には、Realphones社製のソフトウェア・プラグインと、AIパワーを使って生成されたキャリブレーション・データ・ファイルが含まれています。プラグインはMac/Winユーザー向けにAU、VST、AAXフォーマットで提供され、スタンドアローン版も用意されています。キャリブレーション・データ・ファイルはXPSフォーマットで、正確なEQ値をサードパーティ製EQプラグインやDSP対応ハードウェア(例:RME TotalMix、Neuro DSPなど)に手動でエクスポートすることができます。(例:RME TotalMix、Neumann Mission Control、UA Consoleなど) ・OLLO USC IIプラグイン(AU、VST、AAX) ・OLLO USC IIスタンドアローン・アプリ(MacおよびWin) ・Realphones とWaves Nxと互換性のあるUSC IIキャリブレーション・データファイル ・サードパーティEQやDSP対応ハードウェアに簡単に出力できるオープン形式のデータファイル ※Realphones社製 |
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