今日のヘッドホンブームとともに、いち早くヘッドホンケーブルの重要性をユーザーに認識させたオヤイデ電気の HPC Series 。
その音質とユーザーニーズに則したラインナップは、世界中のヘッドホンユーザーに受け入れられ、シリーズ累計出荷数は実に5万本を超える大ヒットシリーズとなりました。
しかしながらPCOCC-A導体の終焉とともに HPC Series は惜しむべく順次生産終了となります。
HPSC SeriesはHPC Seriesに代わる新シリーズです。そのキーテクノロジーは“精密導体102 SSC”と“シルク”にあります。ケーブル導体には、PCOCC-Aに代わる新素材として“精密導体102 SSC”を採用。
ハイエンドオーディオケーブルとして、オヤイデ電気が生み出した “精密導体 102 SSC” は、すでに全世界で高い評価を得ていますが、ヘッドホンケーブルへの採用は、これが初となります。
導体構成は耐屈曲性に優れた7/7/0.089ロープ撚りで、その太さは余裕の0.3スケア。
繊細な高域からパワフルな低域まで、デリケートなヘッドホン出力を淀みなく忠実に伝送します。
シールドにも“精密導体102 SSC”を採用し、柔軟性に優れたスパイラルシールドとしました。
介在には、低静電容量で静電気を帯電しない100%ピュアシルクフィラメントを採用。ケーブル内に信号が流れると微弱振動が発生し、静電気を帯電している物質はその振動によりコロナ放電をします。この問題を解決するために、シルクフィラメントをマウント。さらにケーブルの外装にも“100%ピュアシルクジャケット”を被覆。
これらの相乗効果により柔軟性を損なうことなくノイズを大幅に低減しました。ホワイトとブラックによるモザイク調のシックなケーブルカラーは、どのようなヘッドホンにも違和感なくマッチングします。
通常は洗浄によって表面に浮き出た不純物の除去が行われますが、”102 SSC” はμ単位で表面を削る、機械ピーリングによって表面に浮き出た不純物を 100%除去します。 このピーリング加工を電気用銅線に用いる事は世界でも類がなく、日本が誇る加工技術がここにも冴えます。
| 導体 | 精密導体102 SSC 7/7/0.089(0.3sq) |
|---|---|
| 絶縁体/シース | TPE (オレフィン系エラストマー) |
| 介在/ケーブル外装 | ピュアシルクフィラメント |
| シールド | 102 SSC横巻きシールド(58/0.089) |
| 最外装 | ピュアシルクフィラメント編組 |
| 電気特性 | 導体抵抗:max. 67.9[Ω/km] 絶縁抵抗:min. 1[MΩ・km] |
| 外径 | φ4.0mm |
| ヘッドフォン側プラグ | 【3.5ステレオミニ】 P-3.5SRHP 真鍮+銀メッキ+ロジウムメッキ |
| 機器側プラグ | 6.3ステレオフォン】 P-240-TRS 真鍮に銀メッキ+ロジウムメッキ |
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