今日のヘッドホンブームとともに、いち早くヘッドホンケーブルの重要性をユーザーに認識させたオヤイデ電気の HPC Series 。その音質とユーザーニーズに則したラインナップは、世界中のヘッドホンユーザーに受け入れられ、シリーズ累計出荷数は実に5万本を超える大ヒットシリーズとなりました。しかしながらPCOCC-A導体の終焉とともに HPC Series は惜しむべく順次生産終了となります。
満を持して2016年、オヤイデ電気の新生ヘッドホンケーブル“HPSC Series“の第一弾、オーディオテクニカATH-MSR7、ソニーMDR-1Aなど、数多くのヘッドホンに採用されている、3.5ステレオミニ着脱方式に対応した「HPSC-35/63」が登場します。
「HPSC-35/63」のキーテクノロジーは“精密導体102 SSC”と“シルク”にあります。ケーブル導体には、前モデルのPCOCC-A導体に代わり“精密導体102 SSC”を採用。
“精密導体102 SSC”はオヤイデ電気が生み出したハイエンドオーディオケーブル用導体で、すでに全世界で高い評価を得ています。導体構成は耐屈曲性に優れた7/7/0.089ロープ撚りで、その太さは余裕の0.3スケア。
繊細な高域からパワフルな低域まで、デリケートなヘッドホン出力を淀みなく忠実に伝送します。シールドにも“精密導体102 SSC”を採用し、柔軟性に優れたスパイラルシールドとしました。
介在物には、クッション性と静電気の抑制効果のある“シルク介在”を採用。
さらにケーブル外装にも “シルクジャケット”を被覆。
これらの相乗効果により柔軟性を損なうことなくタッチノイズを大幅に低減しました。
ホワイトとブラックによるモザイク調のシックなケーブルカラーは、どのようなヘッドホンにも違和感なくマッチングします。
これからのヘッドホン市場をリードするHPSC Series。ヘッドホンケーブルの新時代の幕開けです。
HPSC SeriesはHPC Seriesに代わる新シリーズです。
そのキーテクノロジーは“精密導体102 SSC”と“シルク”にあります。
ケーブル導体には、PCOCC-Aに代わる新素材として“精密導体102 SSC”を採用。
ハイエンドオーディオケーブルとして、オヤイデ電気が生み出した “精密導体 102 SSC” は、すでに全世界で高い評価を得ていますが、ヘッドホンケーブルへの採用は、これが初となります。
導体構成は耐屈曲性に優れた7/7/0.089ロープ撚りで、その太さは余裕の0.3スケア。繊細な高域からパワフルな低域まで、デリケートなヘッドホン出力を淀みなく忠実に伝送します。
シールドにも“精密導体102 SSC”を採用し、柔軟性に優れたスパイラルシールドとしました。
介在には、低静電容量で静電気を帯電しない100%ピュアシルクフィラメントを採用。
ケーブル内に信号が流れると微弱振動が発生し、静電気を帯電している物質はその振動によりコロナ放電をします。
この問題を解決するために、シルクフィラメントをマウント。
さらにケーブルの外装にも“100%ピュアシルクジャケット”を被覆。
これらの相乗効果により柔軟性を損なうことなくノイズを大幅に低減しました。
ホワイトとブラックによるモザイク調のシックなケーブルカラーは、どのようなヘッドホンにも違和感なくマッチングします。
独自のアイデンティティを与えるために専用設計されたプラグ類。金属部の材質は、欧州RoHS指令をクリアした真鍮を採用。信号伝送の要ともいうべき接点部分には、1.5μ厚の銀メッキをダイレクトに施し、さらに0.3μ厚のロジウムメッキを表面に施しました。これは接点の腐食を防ぐとともに、伝送特性の向上に寄与します。
外郭のアウターシェルにも、オヤイデ電気のクラフトマンシップが反映されています。NCマシンニングにより1つ1つ丁寧に切削加工がおこなわれ、精密にローレットを刻んだのち、仕上げにはカメラのレンズと同様にベリクロームメッキがなされています。また、これらのプラグ類はオーディオ専用ハンダ”SS-47”によってケーブルと接合されています。
ディティールにまで美意識を注ぎ、極上のクオリティを創造すること。この姿勢こそがオヤイデ電気の脈々と続くであろうテーマです。すべてのち密かつ丁寧な仕上げには、日本ならではのクラフトマンシップの神髄が宿ります。
配線のハンダ付けには、オヤイデ電気オリジナルの音響専用ハンダ”SS-47”を使用。
通常のはんだはコスト面から錫の純度が99.9%(3N)程度です。
”SS-47”はさらに純度を上げ不純物を極限まで排し、実に99.993%(4N)以上という高純度錫を採用。また導電率の向上、はんだの食われ防止を目的とし、銀、銅を配合しました。しかも通常の合金はんだの場合、銀の配合比は3~3.5%ですが”SS-47”はなんと4.7%という物量を惜しげもなく投入。
さらに、金属の中でも銀の次に導電率の高い銅を1.7%配合。
この配合比により導電率は飛躍的に向上し、共晶点217度に設定することに成功。
勿論これらの配合比は、数値的なデータと作業性だけで判断したわけではありません。
オーディオ用ハンダと銘を打つには、音質が最優先されてしかるべきと考えます。
さまざまな配合比のプロトモデルを幾度とないヒヤリングテストにより生み出されたのが”SS-47”なのです。
HPSC-35/HPSC-63接続適合ヘッドホン
・Audio-technica:ATH-WS1100 / ANC7 / ANC7b / PRO500Mk2 / PRO700Mk2ANV / MSR7 / PRO5Mk3 / MSR7LTD / AR5 / AR3
・OPPO:PM-3
・PANASONIC:RP-HC500 / HD10
・PHILIPS:SHN9500 / X2 / X1 / L2BO / SHL5705 /
・PIONEER:SE-MJ751 / MX7 / MX9
・SONY:MDR-1A / 1ADAC / 1ABT / 1R / 1RMk2 / 10R / 1R NC Mk2 / 1RBT Mk2 / NC500D / NC200D / NC60 / NC600D / Z1000 / 7520
・ULTRASONE:Proline550 / PRO550 / 650 / 750 / 2500 / 900 / 2900 / DJ1PRO
・V-moda:Crossfade M-80 / LP / LP2
導体 | 精密導体102 SSC 7/7/0.089(0.3sq) |
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絶縁体/シース | TPE (オレフィン系エラストマー) |
介在/ケーブル外装 | ピュアシルクフィラメント |
シールド | 102 SSC横巻きシールド(58/0.089) |
最外装 | ピュアシルクフィラメント編組 |
電気特性 | 導体抵抗:max. 67.9[Ω/km] 絶縁抵抗:min. 1[MΩ・km] |
外径 | φ4.0mm |
ヘッドフォン側プラグ | 【3.5ステレオミニ】 P-3.5SRHP 真鍮+銀メッキ+ロジウムメッキ |
機器側プラグ | 【3.5ステレオミニ】 P-3.5SR 真鍮に銀メッキ+ロジウムメッキ |
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