JC37 マイク本体(パワーサプライなし)
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JC37 マイク本体(パワーサプライなし)

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ソニーC37aの特性を踏襲した真空管マイクロフォン

Tonelux JC37は、20世紀半ばに製造されたソニー C37a マイクの実用性と独自の音響特性を備えながら、現代のプロダクションに適したマイクロフォンに仕上げるべく、伝説的なエンジニア/プロデューサーであるジョー・チッカレリとのコラボレーションにより設計された、知恵と努力の結晶とも言える逸品です。

スタッフコメント

本製品は既にJC37をお持ちの方が2本目を購入する際の電源ユニット無しのモデルになります。

JC37は、オリジナル・デザインにおいて最大の要素であるアウトプット・トランスを備えた真空管搭載37mmシングル・ダイヤフラムで構成されています。チューブトランスデューサー、オリジナルのパターン、周波数特性、出力インピーダンス、そしてレベルを考慮しながらも、よりクリーンなシグナル・パスを念頭に置かれて設計されています。

製品にはマイクスタンドマウントと3メートルのケーブルが付属し、ステレオセットアップにも対応する最大2本のマイクに電力を供給することができるToneluxユニバーサル・パワーサプライに接続して使用します。

今日のレコーディングエンジニアにオリジナル・デザインの音響特性を提供するために、その信号経路やヘッドグリルなどの物理コンポーネントの選定に、特別な注意が払われ設計されています。

リスニングテストには、複数のC37aマイクのコレクションにもアクセスできる、あの伝説的なハリウッドSunset Sound Studioで実施されました。

ジョー・チッカレリがC37を選ぶ理由

C37にこだわるのはどのような理由があるのでしょう?

C37aは非常にユニークなマイクロフォンなのです。その成り立ちは1950年代当時のノイマンとAKGに匹敵するチューブマイクに対して、ソニーの最初の試みでもありました。外観は当時のRCAやAIWAのマイクに沿ったもので、もともとはテレビ番組の収録用に設計されたのです。

マイクや真空管の回路自体は非常にシンプルなのですが、トランスとカプセルのもつそのサウンド自体が非常にユニークで、このサウンドこそがC37たる性質となっています。

マイクの周波数特性は、中域上部のわずかな落ち込みと、高域にわずかなブーストがあります。 これにより、赴きのある声質の収録や歯擦音に特徴のある歌手にとって、このマイクが非常に魅力的なものになるのです。

加えて、ハイエンドのブーストがある特性が、サウンドに空気感をもたらし、アコースティックギター、フルート、シンバルなどのような楽器にも効果的に働きます。チューブ回路とトランスの影響からも独特のサチュレーションが加わります。

SPLが高くなると、わずかに圧縮されますのでラウドシンガーやスネアドラムにとっては、やさしいコンプレッションが加わり、これらの特性からC37が評価を得ているポイントでもあるのです。

C37が受け入れられている理由はどういった点にあるのでしょうか?

C37は特別なマイクなのです。ノイマンの持つ、押し出るようなミッドレンジや、AKGの優れたマイクロフォンであったり、昨今のコンデンサーマイクの持つサウンドとはそもそもが全く異なるのです。 C37マイクを未だ所有しているスタジオは世界中に非常に少なく、見つけるのがますます難しくなっています。 50年前のマイクシステムであっても、現在のオークションの価格で4,000$を超えることもあるのです。

なぜ新しいC37の開発に携わったのですか?

私自身、このマイクの音を実際に体験できたことこそが幸運なことでもありました。 1960年代にこのマイクはフランクシナトラをはじめとした様々なシンガーのような歌手に人気で、多くのホーンやパーカッションのビッグバンドのレコーディングにも使用されていました。フィル・スペクターのレッキング・クルーのドラムレコーディングに使用されている写真を今でも確認することができます。 ドアーズがリリースした多くの名盤の制作にもレコーディングで用いられており、彼らがC37を熱心に選定していたことも知られています。 ハーブ・アルパートもまた、このマイクが一貫して彼独自のトランペットサウンドを捉えていたと述べています。ダニエル・ラノワも最近のお気に入りのマイクの1つであると公表しており、エミルー・ハリスやクリス・ウィットレイなどのシンガーのレコーディングに使用したと語っていました。 私自身もここ数年でモーニング・ジャケット、ザ・シンズ、ジェイソン・ムラーズ、ヤング・ザ・ジャイアントのセッションで扱っていたこともあり、C37を現代に蘇らせたいと考えたのです。

このプロジェクトを遂行するためにブレント・ケイシー(PMI Audio / Tonelux / Studio Projects)を選んだ理由は何だったのでしょう?

私がブレント・ケーシーとPMI Audio(Toneluxの母体企業)とのコラボレーションを選択した理由として、実際に彼らが手頃な価格で高品質のマイクロフォンを製造していること、そしてTrident Audioのような伝統のあるブランドやモデルを復活させることができるという素晴らしい実績を信じているからです。 彼らは伝統と製品の本来の意図を尊重し、現代のスタジオ環境でそれらをより有用にする考えからも、共にJC37を開発、製造したのです。

“ボーカル・レコーディングに関していえば、今っぽいJ-POPではなく、ジャズとかロックとかのオーガニックなジャンルの方がいいでしょうね。(中略)

楽器に関していえば、幅広くどんなジャンルでも使えると思いますし、特にアコースティックな音楽に使うと良いと思います。”

- Gregory Germain

“トリッキーな使い方よりもナチュラルな音を必要としている人に(JC37は)向いているとも思います。後は、語りっぽい歌やナレーションに使うのもすごくいいと思います。

管楽器にもいいと思うし、ピアノにも良いでしょう。あとは意外にマレット系の楽器にもいいです。ピークを持つような楽器にも良いと思います。”

- 青野光政

“プロユースも当然ですが、アマチュアの人で限られた予算の中で一本だけでも良いマイクが欲しいと考えたときにこのマイクを薦めたいですね。”

- 永井はじめ

“JC37は“これにしか無いサウンド”を持っていながらも、今日のレコーディングに違和感なく使える質感です。特にバンド・サウンドやローファイ志向の楽曲には抜群にハマるでしょう。個性的かつ魅力にあふれた一本なので、ぜひ一度体験していただきたいです。”

- 福田聡

製品仕様

タイプサイドアドレス・真空管マイクロフォン
パターンカーディオイド
周波数特性30Hz – 20kHz
出力感度2mV/Pa
SN68dB
出力インピーダンス200 ohm
最大1SPL140dB

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