『Delphos II』はニュートラルな周波数特性,高い入力感度そして非常に低いセルフノイズを実現したプレミアムなスタジオ・コンデンサー・マイクロフォンです。
『Delphos II』はクリアーで透明感のある音質をもたらす,高いレベルで最適化されたトランフォーマーレス・サーキットを使用しています。このサーキットはノイズ・レベルの低いNOS(New Old Stock)トランジスターとヨーロッパ産のコンデンサーを使ってアメリカ国内で製造されています。
フロントに配置された2つのスイッチはオムニ/カーディオイドのパターン切り替えと-10 dBパッドのオン/オフに使います。
『Delphos II』マイクロフォンはRoswell Pro Audioの拠点であるカリフォルニアで製造され,最適なパフォーマンスとなるようバーンイン(慣らし)や他のテストを行ってから出荷されます。
『Delphos II』付属のショックマウントはフラッシュ・マウントが可能な「Cutaway™」と呼ばれるものです。シンガーや楽器はマウントの金具に邪魔されることなく,簡単にマイクと近いポジションがとれ,マイクロフォンの自然な近接効果を得ることが可能になります。
・明瞭で細やかなディティールを表現するラージ・ダイアフラム・カプセルの採用
・ノイズと歪の少ないトランスフォーマーレス・サーキット
・“True Cardioid”パターンではノイズ・レベルが減少します
・“Omni”パターンでは近接効果を軽減します
・“-10 dB Pad” 搭載
・NOSパーツ(New Old Stock:未使用のヴィンテージ・パーツ)を使い,ヴィンテージFETサウンドを再現
・3層構造エナメル塗装のメタリック・フィニッシュ・ボディ
JFETはローインプット・キャパシタンスのものを採用し,Rowsell Pro Audioの自社工房でマニュアルでバイアス調整し,歪をなくしつつ最大限のシグナル・レベルを確保しています。
音声信号と電源部分に使われる抵抗はすべて高精度なメタルフィルム・タイプで,極めて低いノイズを実現しています。最良のサウンドのために音声信号が通るサーキット部分のコンデンサーは細心の注意を払い,厳選されたものを使用しています。
カプセル | φ34 mm ラージ・ダイアフラム |
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ダイアフラム | ゴールドプレート,3ミクロン マイラー |
周波数特性 | 20〜16,000 Hz |
入力感度 | 35 mV/Pa |
インピーダンス | 200Ω |
ダイナミック・レンジ | 82 dBA |
セルフノイズ | 12 dBA |
作動電圧 | DC 48 ±4 V |
出力 | XLR バランス(トランスレス) |
外形寸法,重量 | 208 × 60 mm,850 g(マイク本体のみ) |
指向性 | オムニ/トゥルー・カーディオイド,8の字(切替式) |
付属品 | 専用ケース,専用ショックマウント |
スタッフコメント