Track One Mk3
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Track One Mk3
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コンパクトで高機能、透明なサウンドのチャンネルストリップ

「SPL Track One Mk3」は、コンパクトながら高機能なプロフェッショナル仕様のチャンネルストリップです。ニュートラルで透明感のあるマイク入力用と楽器入力用の2つの独立したプリアンプを搭載。さらに、SPL独自のAuto-Dynamic技術を採用し自然に歯擦音を低減するディエッサー、シンプルな操作で滑らかなダイナミクス処理が可能なコンプレッサー/リミッター、LMF・MHF・Airの3つのセクションからなる高品位なイコライザーを一体化しています。オーディオインターフェースと組み合わせることでアナログ・プラグインのようにも使用でき、様々な現場でボーカルや楽器の魅力を引き出す最適な音作りをサポートします。高品質なパーツを贅沢に使用し、堅牢なスチール製筐体とアルミ製フロントパネルを採用したドイツ自社工場製の信頼性に優れた一台です。

スタッフコメント

プリアンプ

Track One Mk3は、マイク用プリアンプと、楽器入力用の独立した2つのプリアンプを搭載しています。どちらのプリアンプも、ニュートラルかつオープンで、透明感のあるサウンドを実現します。

Gain

マイク入力では最大63 dB、ライン入力では−12~+22 dB、楽器入力では0~+35 dBのゲイン調整が可能です。これにより、出力レベルの低いマイクから高出力 of ライン機器まで、さまざまな信号ソースに対応できます。

アナログ・プラグインとして使用

オーディオインターフェイスなどから出力したライン信号をTrack One Mk3へ入力し、ディエッサー、コンプレッサー、リミッター、イコライザーで処理することもできます。処理後の信号をDAWへ再録音したり、DAWのハードウェアインサートとして使用したりすることで、Track One Mk3をアナログ・プラグインのように活用できます。

48Vファンタム電源

48Vスイッチをオンにすると、コンデンサーマイクに必要な48Vファンタム電源を有効にします。

Highpass filter

ハイパスフィルターを有効にすると、80 Hz以下の周波数を6 dB/octで減衰させます。マイクスタンドを通じて伝わる振動、足音、空調音、ハンドリングノイズなど、不要な低域成分を軽減できます。

De-Esser

Track One Mk3のDe-Esserは、SPL独自のAuto-Dynamic De-Esser技術を採用しています。位相キャンセルを利用し、声に含まれる耳障りな歯擦音だけを自然に低減します。Auto Threshold機能により、マイクとの距離が変化しても処理速度は一定に保たれます。その結果、サウンドはニュートラルで、目立たず、非常に効果的です。S-Reduction値を高く設定しても、De-Esser処理は声のキャラクターや音色に大きな影響を与えません。

S-Reductionノブで歯擦音の低減量を設定し、Onスイッチで機能を有効にします。

Compressor / Limiter

Track One Mk3のコンプレッサーは、1つのノブを中心としたシンプルな操作で、自然かつ音楽的なダイナミクス処理を行えます。不要なノイズや歪みを抑えながら、目立ちすぎない滑らかなコンプレッションを実現します。

Compression

Compressionノブでは、コンプレッサーのスレッショルドを0~−20 dBの範囲で設定します。スレッショルドが低いほど、コンプレッサーの作用が強くなります。

ゲインリダクション表示

コンプレッサーによる減衰量は、ゲインリダクション表示によって確認できます。表示は1.5 dB単位です。

Make-up Gain

コンプレッションによって低下した信号レベルは、Make-up Gainノブで補正できます。0~+20 dBの範囲で出力レベルを調整できます。例えば、最も大きな部分で最大−9dBのゲインリダクションが表示される場合は、Make-Up Gainを約+9dBに設定することで、レベルをおおよそ補正できます。

Comp Onスイッチで、コンプレッサーセクションをオンにします。

Limiter

Limiterスイッチをオンにすると、コンプレッサーがリミッターモードになります。スレッショルドはコンプレッションノブで設定します。このリミッターは、ソフトリミッターとして設計されています。

コンプレッサー・テクノロジー

アタック、リリースなどの時間定数は、入力信号に応じて自動設定されるため、手動制御では到底実現できないほど、入力信号の変化する状況に的確に対応することができます。

破裂音のような急激で大きなレベル上昇には素早く反応し、柔らかく立ち上がる音や長く持続する音には、より長いアタックタイムで動作します。

リリースタイムも入力信号に応じて変化します。大きく急速なレベル変化には短い時間定数を使用し、小さな変化には長い時間定数を使用することで、歪みを抑えます。よって、自然で透明感のあるダイナミクス処理が可能となります。

Equalizer

LMF

LMFは、低域から中低域を処理するセミパラメトリック・フィルターです。周波数範囲は30~700Hzで、4.5オクターブ分をカバーしており、MHFフィルターを合わせると全帯域をカバーしています。ブースト/カットの調節範囲は±12dBで、フィルター方式はProportional-Qです。つまり、ブースト/カット量を大きくするほど帯域幅が狭くなり、より精密な処理が可能になります。これにより、隣接する帯域からの影響を最小限に抑えることができます。帯域幅に対するブーストまたはカットの値は、MHFフィルターよりもやや高くなっています。そのため、最大ブースト時の帯域幅はMHFフィルターよりも狭くなり、さらに精密なフィルタリングが可能となります。

主な用途は以下のとおりです。

  • ボーカルの基音を強調する
  • こもりやブーミーな帯域を低減する
  • ベースや低域の強い楽器をミックス内へ配置する
  • 録音時またはミックス時の低域バランスを整える

MHF

MHFは、中域から高域を処理するセミパラメトリック・フィルターです。周波数範囲は680 Hzから15 kHzの間で設定可能であり、このフィルターは4.5オクターブの範囲をカバーするため、低中域から高域まで幅広く活用できます。ブースト/カットの調節範囲は±12dBで、フィルター方式はProportional-Qです。ブースト/カット量を大きくするほど帯域幅が狭くなり、小さな設定では広く自然なカーブになります。このフィルターの構造により、強調された周波数の選択的な除去から、楽器の個性を引き立てる強調まで、あらゆる範囲を効果的かつ迅速にカバーすることが可能です。

Air

Airは、EQセクションの高域フィルターです。コイルとコンデンサーによるLCフィルターを採用し、中心周波数19kHzのベル特性で動作します。調整範囲は±10dBです。

LCフィルター特有の柔らかく自然な音質により、ボーカルの高域に明瞭度、空気感、存在感を加えられます。反対にカット方向へ設定すると、耳障りな高域を滑らかで聴きやすい質感へ整えられます。

Output Gain

Output Gainノブでは、Track One Mk3の最終出力レベルを−20~+5.5 dB ofの範囲で調整可能です。これにより、後段の機器やオプションのADコンバータに対して最適な駆動電力を供給できます。

出力信号のレベルは、PPM OUTPUTメーターで確認できます。

ディスプレイ

Track One Mk3の表示セクションでは、入力信号、ディエッサーの動作、クリッピング、出力レベル、コンプレッサーのゲインリダクションを確認できます。

S-DET

S-DET LEDは、ディエッサーが歯擦音を検出すると点灯します。この表示は、S-Reductionノブで設定した低減量とは独立して動作します。常に回路が歯擦音を検出しているため、制御が必要になる可能性のある箇所が一目でわかります。

CLIP

CLIP LEDは、プリアンプ、コンプレッサー、イコライザー、出力セクションの各段階でオーバーロードを検出すると点灯します。

SIG

SIG LEDは、入力信号が−30 dBを超えると点灯します。

PPM OUTPUT

PPM OUTPUTメーターは、出力信号のピークレベルを表示します。プリアンプのゲインを設定する際のレベル確認にも使用できます。

Gain Reduction

Gain Reduction表示では、コンプレッサーによる信号の減衰量を確認できます。

入出力端子

Track One Mk3は、金メッキ接点を備えたNeutrik製XLR端子を採用しています。XLR入出力は電子バランス方式で、定格レベルは+6 dBuです。

Inputs

マイク入力には、ダイナミックマイク、コンデンサーマイク、真空管マイク、リボンマイクなどを接続できます。コンデンサーマイク用の48Vファンタム電源も備えています。Instr./Line入力はアンバランス仕様です。入力インピーダンスが1 kΩ未満のD/Aコンバーター、シンセサイザー、サンプラーなどのライン機器に加え、ハイインピーダンスのエレキギターやベースなどの楽器にも対応します。

Outputs

出力端子は電子バランス方式で、スタジオ機器やオーディオインターフェイスへ接続できます。

Compressor Link

2台のTrack One Mk3のコンプレッサーをリンクし、ステレオ信号を処理できます。Master/Slaveスイッチを使用して、それぞれのユニットの役割を設定します。

堅牢な構造

厚さ4mmのブラック・アルマイト処理アルミニウム製フロントパネルと、アルミニウム削り出しノブを採用しています。筐体は高品質なスチール製で、ブラックのパウダーコーティングが施されています。

サウンドを重視した設計

すべての製品において、回路設計や測定値だけでなく、実際の試聴結果を重視して開発されています。音質上重要な部品の多くには、スルーホール実装を採用しています。これにより、最高の音質を実現する部品を確実に採用することができます。

Made in Germany

全てのSPL製品はドイツ・ニーダークリュヒテンにあるSPL自社工場で製造されています。

オプション:Lundahlトランス

Track One Mk3には、オプションとしてLundahlトランスマイク入力用の入力トランスを搭載できます。

トランス搭載モデルの名称:Track One Mk3 – Premium

サウンド面での特徴

トランスは、電子バランス回路の代わりに入出力段で使用されます。低域や基音に丸みとパンチを加え、高域や倍音成分をシルキーで存在感のある質感に整えます。特にボーカルで効果的です。一方、トランジェントの精密さや信号伝送の速度を最優先する場合は、電子バランス回路が適しています。

マイクプリアンプへの効果

マイク入力用に特別に設計された2161入力トランスは、使用するマイクによって最大約14dBのゲインを追加します。ノイズを増加させずに信号レベルを上げられるため、マイクプリアンプ回路の負担を軽減できます。

製品仕様

アナログ入出力XLR & TRS端子
※Instr./Line入力を除きバランス仕様
最大入力ゲインMic: 10.6 dBu
Line: 33.5 dBu
Instrument: 21.5 dBu
入力インピーダンスMic: 10 kΩ
Line: 47 kΩ
Instrument: 1.1 MΩ
出力仕様最大出力レベル: 20 dBu
出力インピーダンス: 75 Ω
入力周波数特性 (Mic)10 Hz~195 kHz
ノイズ (マイクプリアンプ)A-weighted, 150 Ω
・30 dB Gain: -94.5 dBu
・50 dB Gain: -79 dBu
・64 dB Gain: -65 dBu
Equivalent Input Noise (EIN)-126.8 dBu
ノイズ (ライン/楽器プリアンプ)A-weighted
・0 dB Gain: -97 dBu
・10 dB Gain: -90.5 dBu
・22 dB Gain: -79 dBu
同相信号除去 / ダイナミックレンジ同相信号除去 (1 kHz): 80 dB
ダイナミックレンジ: 130.5 dB
内蔵リニア電源駆動電圧(アナログオーディオ): +/-15 V
ファンタム電源: +48 V
主電源入力電源電圧: 230 V AC / 50 Hz, 115 V AC / 60 Hz
ヒューズ(230 V): T 200 mA
ヒューズ(115 V): T 400 mA
消費電力: 最大 15 W
サイズ・重量W x H x D: 482 x 44 x 210 mm
本体重量: 3.4 kg
パッケージ重量: 4.5 kg

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