サウンドメイクの最終工程をイメージして、元の音像を維持しつつ人の心に響くオーガニックなサウンドとなるように意識しました。
Masteringに必要な機能を精査し、細かい調整が出来るように設計されました。
Masterpieceの名に恥じない、oz designのオリジナリティ溢れるMastering EQが完成しました。
State Variable Filter回路をアレンジしてイコライザ回路を構成しました。
周波数を決定する内部の素子の一つであるコンデンサは手作業で選別しますので、極めて左右の誤差の少ない周波数特性となっています。
oz designの製品としては初となるM/Sが搭載されました。
更にM/Sエンコード後にSend Return(バランスXLR入出力)をすることが可能ですので、外部アウトボードでMid Sideの音質を調整して本機に戻すことが可能です。
本機のGain Rotaryは、±5dB 21 stepの微調整を想定したMastering仕様ですが、Gain×2スイッチにより、可変幅を±10dBに切り替える事が可能ですので、サウンドの方向を劇的に変えたい用途にも対応します。
サウンドの音像を維持してローエンドハイエンドのコントロールをする場合、Peakカーブだけでは難しい場合もあるかと思います。LFとHFにはShelvingスイッチを搭載していますので、より自然なイコライジングが可能になります。
oz design Ultimate Headphone Amplifierで採用して以来、非常に高い評価を頂いているオリジナルのディスクリート出力ドライブ回路を今回は600Ω負荷版としてアレンジして本機に搭載しました。
Output modeスイッチをOrganicにすると600Ωバッファ単体の無帰還出力アンプとして動作します。Overallにすると前段差動アンプに向かってoverallの帰還が掛かり、より歪みの少ないサウンドになります。
また、バッファでそのまま出力するトランスレス回路とバッファでJensen アウトプットトランスをドライブするトランス回路をお選びいただけます。※切り替え式は出来ません。
より特性的に高精度をご希望でしたらトランスレスが、Jensenトランスの柔らかさと艶やかさの質感を加えたい場合はトランスありがお勧めです。
英国のヴィクトリア調を感じさせる落ち着いていて気品のあるデザインです。
All Band Gain | -5dB~+5dB (Gain*2 switch時 -10dB~+10dB ) |
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All Q | 0.3 / 0.5 / 1 / 1.5 / 2 / 3 |
LF(shelving switchあり) | 30 / 60 / 100 / 150 / 200 / 250 / 370 / 670 / 800Hz |
LMF | 380 / 700 / 1k / 1.2k / 2k / 3k / 4k / 5k / 6kHz |
HMF | 4.5k / 5.5k / 6.5k / 7k / 8k / 8.5k / 9k / 10k / 11kHz |
HF(Shelving switchあり) | 10.8k / 12k / 13k / 14k / 15k / 16k / 18k / 20k / 24kHz |
HPF(-12dB/oct) | Off / 15 / 25 / 35 / 45 / 60Hz |
LPF(-12dB/oct) | 15k / 25k / 45k / 60k / 75kHz |
M/S send return 内部構成 | Input --> M/Sエンコード --> Masterpiece EQ --> Send --> Return --> M/Sデコード --> Output |
Output mode switch | Organic / Overall |
入力インピーダンス | 30kΩ |
出力インピーダンス | 10Ω以下 |
周波数特性 | 5Hz-50kHz ±0.5dB(Filter off時) |
ひずみ率(THD+N) | 0.002%以下 (1k@+4dBu overall) |
入力端子 | XLR(バランス)×2 |
出力端子 | XLR(バランス)×2 |
電源電圧 | 100V |
付属品 | 本体/ACアダプタ/取説(保証書) |
重量 | 約5kg |
寸法 | 483mm×133mm×320mm |
スタッフコメント