BOUMはフルアナログのステレオ・ワーミング・ユニットです。
直感的に操作できるコンプレッサーと、幅広く利用できる倍音ジェネレーター(ディストーション)、滑らかなハイカット・フィルターを組み合わせています。
BOUMはトラックに温かみのある質感と太さ、そしてアナログ感あふれるキャラクターを付加するのに最適です。歪感やコンプレッションをプラスしサウンドをトリートメントできます。
OTO Machines BOUMは、以下のような独特、かつオリジナルの回路設計を採用しています。
INPUT GAIN
18dBまでのゲインブーストをコントロールできます。さらに倍音やコンプレッションを加えられます。
COMPRESSOR
3タイプのエッセンシャル・パラメーター(スレッショルド、レシオ、メイクアップゲイン)を、1ノブで操作してコンプレッサーを設定できます。
ライブパフォーマンスでも直感的にコンプ感を制御できるようにデザインされています。
レシオのレンジは1:1(コンプはかからない)~∞:1(リミッター)まで調整可能なだけでなく、ネガティブ・コンプレッション(1:-1)まで操作が可能です。
6タイプのアタックとリリース設定でファインチューニングが可能です。
LO CUT FILTER
低域周波数を6dB/octでカットするローカット・フィルターです。
倍音(ディストーション)をプラスしたサウンドをオリジナルトーンにミックスする時などに役に立ちます。
DISTORTION GENERATOR
4種類のディストーション回路を選択できます。
1、 BOOST- ソフトクリップを表現するアンプ回路。わずかな倍音を加えサウンドをエンハンスすることができます。
2、 TUBE- 真空管特有の非対称なチューブ・ディストーションをMOSFET技術を駆使して再現しています。二次倍音を多く含むリッチ倍音を加えられます。
3、 FUZZ- ハードなクリッピングが得られるファズ・オーバードライブ・タイプの歪を得られます。ドラムマシンなどのプログラム音源に最適化された歪です。
4、 SQUARE- コンパレーターを利用した、ピュアなスクエア・ウェーブ・ジェネレーターです。究極のファズサウンドが得られるスペシャルなモードです!
HI CUT FILTER
高域をカットして柔らかくします。滑らかで音楽的な効果のために12dB/octのスロープを採用しています。
NOISE GATE
ノイズゲートを搭載しています。スレッショルドを設定することでチョッピング・エフェクトなど、エフェクティブな効果を得ることもできます。
BOUMには、これらの全ての「アナログ・エフェクト」がコンパクトに収納されています。
また36のユーザープリセット、フルMIDIコントロールを備えています。
BOUMでは、ワイドレンジなコンプレッションを得られるだけでなく、倍音コントロール(ディストーション)、フィルター・エフェクトも追加できるため、音を太くエンハンスするためにわずかに倍音を加えたエンハンスメントから、激しい矩形波ディストーションまで、サウンドの質感を自在に彩ることが可能です。
・アナログ・シグナル・パスとサイドチェイン
・ワンノブ・コンプレッサー(RATIO 1:1~1:-1) w/ Attack & Releasパラメーター
・4種類のディストーションモード(Boost,Tube,Fuzz,Square)
・可変ハイカット・フィルター、12dB/oct (20kHz~20Hz)
・ゲート w/スレッショルド設定
・ローカット・フィルター(Flat,75Hz,150Hz,300Hz)
・36ユーザー・プリセット
・MIDI入力: CC、Pgm Change、Note
・16のLEDによるシンプルで分かりやすいインターフェース
・頑丈なスチール・エンクロージャー
・専用パワーサプライ(アダプター)付属
製品仕様、その他製品詳細についてはこちらよりご確認ください。
◾️ご注意◾️
BOUMは設定によっては75dB以上のゲインを加えることのできる「ハイゲイン・デバイス」です。
ゲイン設定はもちろん、DISTO(4タイプのディストーション回路)、DRIVEノブの設定やCOMPRERSSIONの設定、MIXノブでのブレンド比(その他すべてのパラメーター変更が最終的なアウトプット音量に関わります)などにより、極めて大きな音量になります。
バイパス時との音量差について十分なご注意と確認をしていただく事は、大音量による機器の故障や耳へのダメージを防ぐために非常に重要です。
必ずLEVELノブを最小にしてから、徐々に適正な音量となるようバイパス時との音量差のないよう調整してください。
弊社ではこれらによる機器の故障やその他のダメージについて責任をおいかねますのであらかじめご了承ください。
また本機でゲインを大きく稼ぐ場合は、入力元のソースのノイズも同じく増幅されます。
本機は低ノイズの回路設計を重視しているため、ノイズが目立つと感じる場合は、接続された機器などのノイズであることが強く考えられますのでご確認のほどお願いいたします。
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