BiG[STUDIO]は、独自の処理方式によりステレオ・イメージを劇的に拡大し、広がり、奥行き、定位、存在感を精密にコントロールできるプロセッサーです。特定の周波数帯域を選択するRange、音源の奥行きを調整するStage、拡大量を決めるBigness、さらに自然な低域の重量感を加えるBassスイッチを搭載。加えて、Tube Harmonicsコントロールを備えた真空管回路を新たに搭載し、あらゆる信号に豊かな倍音成分を付加して生命感とディテールを与えます。アナログ・オーディオ回路は動作電圧±18Vによる優れたパフォーマンスを実現。入出力端子には金メッキ接点を備えたXLRおよびTRS端子を採用し、ドイツの自社工場にて長期間の使用に耐えうる堅牢な設計で製造されています。
BiG[STUDIO]は、従来とは異なる新しい方法でステレオ・イメージを拡大します。
これにより、ステレオ音源の広がり、奥行き、定位、存在感をクリエイティブにコントロールできます。
Rangeコントロールでは、ステレオ・イメージ処理を適用する周波数帯域を選択します。
音源全体ではなく、特定の帯域へ処理を集中させることで、低域の安定感を維持しながら中高域だけを広げるなど、音楽的で精密なステレオ処理が可能です。
Stageコントロールでは、Rangeで選択した周波数帯域を、ステレオ音場内で前方または後方へ移動させます。
単純に左右の幅を広げるだけでなく、音源の奥行きや前後方向の定位感を調整できます。
Bignessコントロールでは、ステレオ・イメージ・シェイピングの処理量を調整します。
値を上げるほど、音場の広がりやスケール感が強調されます。
RangeおよびStageと組み合わせることで、処理する帯域、前後の定位、ステレオの拡大量を総合的にコントロールできます。
BiG[STUDIO]では、入力信号から生成した差分信号をアナログ・フィルター・ネットワークで処理します。その処理信号を、専用に設計されたミキシング・ステージで原音へ加えます。
これは単純なM/S処理ではありません。従来のステレオ・プロセッシングとは異なる、新しい処理方式です。
処理後のステレオ信号をモノラルへサミングした場合でも、以下のようなクリーンなモノ信号が得られます。
BiG[STUDIO]には、サウンドへ倍音成分を付加する真空管回路が搭載されています。
ステレオ・イメージ処理に真空管特有の倍音を加えることで、音源の立体感、存在感、ディテール、スケール感をさらに高めます。
Tube Harmonicsコントロールでは、真空管回路によって生成される倍音成分の量を調整します。
Harmonicsスイッチをオンにすると、倍音を生成する真空管回路が信号経路へ組み込まれます。
スイッチが点滅している場合は、ウォームアップ中です。
この間、真空管を最適な動作温度まで昇温しています。
Bassスイッチをオンにすると、BiG[STUDIO]の処理チェーン最終段で、低域が追加でブーストされます。
この低域ブーストには、SPL IRON Mastering CompressorのAirBass機能に採用されているものと同様のフィルター回路が使用されています。
中心周波数は42Hz、ブースト量は2dBです。
ステレオ・イメージを拡大しながら、音源全体へ自然な低域の重量感と土台を加えることができます。
PWR LEDは、BiG[STUDIO]へ電源が供給されていることを示します。
リアパネルの電源スイッチがオンになっており、本機が使用可能な状態になると点灯します。
OnスイッチでBiG[STUDIO]の機能を有効にします。
機能が有効な場合はスイッチが点灯し、バイパス時には消灯します。
BiG[STUDIO]のすべての入出力には、金メッキ接点を備えたXLR端子およびTRSフォーン端子を採用しています。
XLR端子とTRS端子は並列接続されています。
信号伝送は電子バランス方式で、ノミナルレベルは+6dBuです。
リアパネルのGroundスイッチは、グラウンドループによるハムノイズなどを低減するために使用します。
スイッチを押すと、内部の信号グラウンドと筐体グラウンドが切り離されます。
接続された機器間でグラウンドループが発生した場合に、ノイズを解消できることがあります。
BiG[STUDIO]のフロントパネルには、厚さ4mmのブラック・アルマイト処理アルミニウムを採用しています。
ノブはアルミニウムの削り出しで、筐体にはブラックのパウダーコーティングを施した高品質なスチールを使用しています。
優れた外観と操作感に加え、長期間の使用に耐える堅牢性も備えています。
SPLでは、回路図や測定値だけでなく、実際の試聴結果も重視して製品を開発しています。
音質上重要な部品の多くには、スルーホール実装を採用しています。
これにより、実装方式に制約されることなく、サウンドを基準に選定した高品質な部品を使用できます。
BiG[STUDIO]を含むSPL製品はドイツ・ニーダークリュヒテンにあるSPL自社工場で製造されています。
| アナログ入出力 | 入出力端子: XLR/TRS、すべてバランス 最大入出力レベル: +22.5dBu 入力インピーダンス: 20kΩ 出力インピーダンス: 112Ω 周波数特性(−3dB): 10Hz~200kHz THD+N(0dBu、10Hz~22kHz): 0.0035% ノイズ(Aウェイト): −97.5dBu ダイナミックレンジ: 120dB Bass中心周波数: 42Hz Bassブースト量: 2dB |
|---|---|
| 内蔵リニア電源 | 電源方式: シールド付きトロイダルトランス搭載リニア電源 アナログ・オーディオ回路動作電圧: ±18V LED/リレー動作電圧: +12V 真空管アノード電圧: +250V 真空管ヒーター電圧: +12.6V |
| 電源 | 電源電圧: 230V AC/50Hz、115V AC/60Hz(切り替え式) 230V用ヒューズ: T 312mA 115V用ヒューズ: T 630mA 消費電力: 最大9.9VA |
| 外形寸法・重量 | 外形寸法(幅×高さ×奥行): 482 × 44 × 210mm ラックサイズ: 19インチ/1U 本体重量: 3.85kg 梱包重量: 4.9kg |
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