Ekdahl Quad Massager
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ジョイスティックで操る4ch VCA/ミキサー

Ekdahl Quad Massagerは、ジョイスティック操作による4チャンネルVCA、ミキサー、およびオーディオ・CV用のクアドラフォニック・パンナーです。電圧制御可能なクアドラチャー(直交位相)サインLFOと、計18系統の1/4インチ入出力を備えています。

本機は、信号を2次元平面上で「移動」させることで、クアドラフォニック(4点)パンニングの効果を生み出すことができます。実際には、ジョイスティックの位置が4つの出力の音量を決定します。中心位置ではすべての出力が最大音量となり、ジョイスティックが中心から離れるほど、移動方向とは反対側の出力の振幅が減少します。

スタッフコメント

各出力は独立したVCAによって制御され、それぞれのVCAには「1つの信号入力」「1つの信号出力」「1つのCV入力」が備わっています。CV入力ジャックにケーブルを接続すると、ジョイスティックやLFOルーティングへの接続が遮断され、そのVCAをスタンドアロンのVCAとして単独で使用できるようになります。また、X軸およびY軸用のCV入力を備えており、ジョイスティックの動きと同様の動作を外部CVから制御可能です。

さらに、サイン波とコサイン波の両方を出力できる電圧制御クアドラチャーLFOを内蔵しています。伝統的に、このLFOは音を円形や楕円形、あるいはX軸やY軸に沿って前後に移動させるために使用されます。LFOセクションには2つのCV出力(Sine / Cosine)と1つのCV入力(Speed)があります。X軸およびY軸のCV入力は+/-2.5Vの全範囲で動作し、各VCAの直接CV入力は0〜5Vに反応します。

接続と使用例

例1 - モノラル音源からのクアドラフォニック(4ch)パンニング設定

接続方法:

  • VCA A In:パンニングさせたい任意の音源
  • VCA A Out:左フロント・スピーカー
  • VCA B Out:右フロント・スピーカー
  • VCA C Out:左リア・スピーカー
  • VCA D Out:右リア・スピーカー
  • Combination Out(ミックス出力):サブウーファー(任意)

使用方法:

  • マニュアル・パンニング:「cosine to y」ノブと「sine to x」ノブを0に設定し、ジョイスティックを動かします。
  • オート・パンニング:内蔵LFOによって自動でパンニングさせるには、例えば「cosine to y」ノブを25%、「sine to x」ノブを25%に設定し、「LFO Speed」ノブを25%に設定します。これにより、円形のパンニングが作成されます。2つのノブに異なる値を設定すると、楕円形のパンニングに変化します。どちらかのノブを0にすると、左右のみ、または前後のみのパンニングになります。

パッチングに関する注意:

「VCA A In」ジャックにオーディオケーブルを接続し、「VCA B In」「VCA C In」「VCA D In」ジャックを未接続のままにすると、「VCA A In」へのオーディオ信号が他の入力へ自動的に接続(ノーマライズ)されます。これは、1つの同じ音源から4本のケーブルで4つの入力に接続しているような状態です。仕組みは非常にシンプルで、「VCA A In」のオーディオは「VCA B In」へ、「VCA B In」は「VCA C In」へ、「VCA C In」は「VCA D In」へと送られます。したがって、もし2つの異なる音源を「VCA A In」と「VCA C In」に接続した場合、ルーティングは以下のようになります:

VCA A In -> VCA B In

VCA C In -> VCA D In

例2 - ステレオ音源からのクアドラフォニック(4ch)パンニング設定

  • VCA A In:オーディオソース(左)
  • VCA C In:オーディオソース(右)
  • VCA A Out:左フロント
  • VCA B Out:左リア
  • VCA C Out:右フロント
  • VCA D Out:右リア
  • Combination Out:サブウーファー(任意)

例3 - 4つのオーディオソースを1つのモノラル出力へミックスする設定

  • VCA A In:オーディオソース 1
  • VCA B In:オーディオソース 2
  • VCA C In:オーディオソース 3
  • VCA D In:オーディオソース 4
  • Combination Out:アンプ、ミキサー、ステレオシステムなどへ

例4 - 4chシステムでスピーカーごとに専用の音を割り当て、ジョイスティックをクアドラフォニック・ボリューム・コントロールとして使用する設定

  • VCA A In:オーディオソース 1
  • VCA B In:オーディオソース 2
  • VCA C In:オーディオソース 3
  • VCA D In:オーディオソース 4
  • VCA A Out:スピーカー 1
  • VCA B Out:スピーカー 2
  • VCA C Out:スピーカー 3
  • VCA D Out:スピーカー 4

例5 - 任意のVCAをスタンドアロン(単独)ユニットとして使用する設定

「VCA [X] CV In」ジャックにケーブルを差し込むと、そのVCAはジョイスティック動作から切り離され、単独のVCAとして機能します。

  • VCA A In:オーディオソース
  • VCA A Out:アンプ、ミキサーなどへ
  • VCA A CV In:CVソース(ADSRエンベロープ、LFOなど)

例6 - 任意のVCAをリングモジュレーターとして使用する設定

※注意:この設定では、「キャリア・オーディオ」がモジュラーシンセサイザーのような非常に音量の大きい信号である必要があります。ラインレベルの信号を必要な音量まで上げるために、プリアンプを使用することもできます。これは「本物」のリングモジュレーションではありませんが、それに非常に近い素晴らしい効果が得られます。

  • VCA A In:リングモジュレーションをかけたいオーディオソース
  • VCA A CV In:変調をコントロールする「キャリア・オーディオ」のソース
  • VCA A Out:アンプ、ミキサーなどへ

製品仕様

入出力端子1/4インチ・フォンジャック × 18
内蔵LFO電圧制御クアドラチャー(直交位相)LFO
・出力:サイン波(Sine)、コサイン波(Cosine)
・CV入力:スピード(Speed)
CV入力仕様・X/Y軸 CV入力:+/-2.5V(フルレンジ)
・VCA CV直接入力:0 - 5V
コントロール・2軸ジョイスティック
・LFO Speed、Cosine to Y、Sine to X、他

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