Kemperをはじめとしたプロファイリングアンプや、モデリングアンプ、シミュレーターなど自宅録音を手助けする強力なツールが近年数多く開発され、宅録環境は随分と発展しました。
しかし、これまで実際にアンプの前にマイクを立ててレコーディングを行ってきたミュージシャンの方々の多くは「FenderやMarshallの音とは何か少し違う」感覚も同時に持たれていて、実際にoz designにも、Kemper等のモデリングアンプの前段に繋ぐ真空管のBufferを作って欲しいというオーダーが数多くありました。
TTB - True Tube Buffer- は、宅録環境のシグナルパスに真空管アンプを実際に通すという発想で、oz designが拘りぬいて開発した真空管Bufferです。
真空管特有の2次倍音は音に柔らかさや艶を与え、イコライジングに頼ることなくオケの中でも音に存在感と深みを与えます。
英国Carnhillトランスを入力に搭載し、程よくピーキーなところが削れるので、真空管の質感と相まってとても心地よいサウンドです。
真空管には12AU7を1本使い、ローノイズを実現しています。
真空管の選定も、oz designが数多くの管を試す中で厳選したメーカーの管を使います。
出力段には缶タイプのトランジスタも使い、ローインピーダンスで出力します。これにより、KemperなどのHIインピーダンスインプットは勿論、インターフェースなどのLOインピーダンスインプットにもダイレクトに入力することが可能です。
モノラルのシンセや、アコースティックギター、ベースなどのライン録音用途で幅広くご利用いただけます。
ライブの現場や、モデリングアンプを介さないレコーディングなどの場面では、アンバランス出力のみでは不便なこともあります。
本機では、高品質オーディオトランスによるXLRアウト端子をお付けし、DIとしてもお使い頂けます。
サイズはW141mm×H91mm×D188mmですので、バッグに入れて持ち運べる大きさです。
oz君が手を伸ばした先に電源スイッチがあり、電源を入れると”サカナの目が光ります”。
入力インピーダンス | 約480kΩ |
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出力インピーダンス | XLR Out : 150Ω / フォン Out : 100Ω |
入力端子 | Input (アンバランスフォン) |
出力端子 | Buffer Out(アンバランスフォン)、Thru Out(アンバランスフォン) |
Gnd/Liftスイッチ | 背面に搭載されます |
電源 | 専用アダプタ接続 |
付属品 | 本体/アダプタ/取説(保証書) |
重量 | 700g |
寸法 | W141mm×H91mm×D188mm |
スタッフコメント