MORG-81 DUAL MIC PREAMPは有名な1081準拠のマイクプリアンプをオリジナルとの互換性を持ったアンプカードとオリジナルにはない構成で進化させた商品です。現代においても世界中のスタジオで60年代、70年代のビンテージNEVEが愛用されています。沢山のメーカーがそのサウンドを再現しようと努力すると同時にビンテージNEVEは経年変化やメンテナンス状況によりそのサウンドを変化させながら今現在も"NEVEサウンド"を我々に聴かせてくれます。
NEVEと言えば1073がとても有名であり、その人気からそれに近しいプリアンプとして1272をマイクプリアンプにモディファイした製品や、1073のデュアルマイクプリアンプなどが様々なメーカーから発売されました。その影で1081は製造台数が少ないにもかかわらず、その多くを有名ミュージシャンが保有したため、極端に情報が少ないのが現状です。1081は1073とは異なった回路を持ち、1073よりも力強いロー、ローミッドと明瞭さを併せ持つ非常に現代のレコーディング環境にマッチしたリッチなサウンドを持っています。1081に使用される回路は33114、33115、31105、33609などとも共通するのですが、完全にディスクリート回路のものからICを併用したものまでマイナーなリビジョンがあり、サウンドも異なります。
MORG-81は長年にわたり、ビンテージNEVEに対して様々なパーツの組み合わせながら、実際にレコーディングを行い、最もサウンドが優れていると判断した回路を採用しています。この回路は一枚基盤にハンダづけではなく、オリジナル同様にディスクリートで組み上げたアンプカード形式となっていますので、万一の故障時もビンテージ同様にメンテナンスしやすく、長く使っていただける作りになっています。また、ピンの位置などはオリジナルと完全に互換しますので、ビンテージNEVEにMORG製アンプカードを搭載する事も、MORG-81にビンテージのアンプカードを搭載する事も可能です。また、ディスクリート回路ですのでパーツ構成により個体差レベルのチューニングが可能です。トランスはカーンヒルのものに独自のチューニングを施しています。ビンテージNEVEを所有されている方にとっても経年変化の状態やメンテナンスの必要性を理解する一助となります。
24Vおよび48Vのパワーサプライはノイズの影響を避けるため、別筐体1Uラック仕様となります。(ボックスタイプも対応可)プロトタイプによる様々なエンジニアとのリスニングテストの結果、整流素子にシリコンカーバイドを採用しました。これにより、太く安定したサウンドが得られます。一台のPSUから2台のMORG-81に電源供給が可能です。
INPUT | XLRマイク ×2 XLRライン ×2 フォンDI ×2 |
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OUTPUT | XLRバランス ×2 |
機能 | ゲインコントロール ラインインリレー切り替え PAD 48Vファンタム PHASE アウトプットトリム |
電源 | 4ピンPSU ※PSUは別売りとなります。 |
スタッフコメント