「PEQ4R」マイクプリ/イコライザーは、ヴァンダー・オーディオの新しい「PEQ4」モジュールの19インチ・ラックマウント・バージョンです。
出力フェーダーとして機能するプラスチック製の導電性対数テーパー、出力レベル・ポテンショ・メーター、48Vファンタム電源スイッチ、1/4インチの楽器入力ジャックを備えています。
ロジャー・ウォーターズ(ex-Pink Floyd)の48ch「WUNDERBAR」コンソールのために2019年に設計された「PEQ4」は、従来の「PEQ2」の3バンドEQ仕様から4バンドに拡張され、「Low」,「Low-Mid」,「High-Mid」,「High」のEQを備えています。
この4バンドのマイクプリ/EQモジュールは、より多くの周波数ポイントのブースト/カットが行えながら、「Low-Mid」,「High-Mid」バンドにおいては、ナロー/ワイドのQ幅の選択が行えるようになっています。
また「PEQ4」では、EQバンドの拡張が行なわれただけでなく、ブーストとカットのアンプをリファインすることで、「PEQ2」と比較してブーストとカットの解像度が向上しています。
新しく採用されたカスタムメイドのガンメタル・グレーのアルミ製ノブは、モジュールに特別な雰囲気を与えています。
新採用のサイレント・スイッチング・プッシュ・ボタンは、リレーを作動させることで音声を通過さない仕様になっており、よりノイズレスなサウンドを実現しています。
また「PEQ2」と同様に搭載されるヴァンダー・オーディオのカスタム・トランスが厚みのあるサウンドを提供しています。
「PEQ4」は、「PEQ2」を置き換えるものではありませんが、「PEQ2」の魅力を維持しながらも、より積極的なEQコントロールを行いたい方に最適なモデルとなります。
・改良されたイコライザーのブースト/ カット・アンプ
・スイッチを通過させないノイズレスなリレー式プッシュ・ボタン・スイッチ
・1つから2つに拡張されたミッド・バンド・イコライザー
・ナロー/ワイド切り替えが行える2つのミッド・バンドのQ設定
- PEQ2と同じ、マイク・プリアンプ
- PEQ2と同じ、高い最大ゲインを実現する独自設計によるクラスAの出力段
- PEQ2と同じ、Western Electric 6186スタイルの独自設計による「NICO」トランス(ニッケル/鉄/コバルト)を、マイク入力、ライブ入力、出力トランスに搭載
- PEQ2と同じ、優れたシールド効果とRFプロテクションを実現する、厚手のミュー・メタル製エンクロージャー
- PEQ2と同じ、ハイ&ロー・シェルビングEQ
- スイッチ・ポジションごとに優れた金接点を備えた、高品質なカスタムGrayhillゲインとEQスイッチ
- EQを回路から完全に切り離す、グローバルEQバイパス・ボタン
- EQがアクティヴの際に、各バンドを個別にバイパスすることができる、バイパス・スイッチ
-「WUNDERBAR」コンソールに採用されているライトパイプ・プッシュボタン
- ディスクリート、アクティブ・ハイパス・フィルター
- フェイズ・スイッチ
- LEDメーター(緑のシグナル・インジケーターと赤のクリップ・ライト)
- 78dBのトータル・ゲイン
- 厚みのある堅牢なフェイス・プレート
- 1%金属皮膜抵抗器を採用することで、ノイズフロアを低減し、チャンネル間のマッチングを改善
- アンプ補償用、RF除去用のコンデンサを強化
- 厚手の銅線を使用した最適な部品レイアウト
- RFフィルタリング
※外部電源接続用「DCケーブル」、および外部電源「BLUE BOX PSU」が付属
BLUE BOX PSU
PEQ2R/PEQ4Rを最大4台まで、PAFOUR最大2台まで駆動可能な専用外部電源。PEQ2R/PEQ4R、PAFOUR付属のDCケーブルでデイジー・チェーン接続します。
スタッフコメント