SSL Sourcerer

製品概要SSL Sourcererは、ゲートを使用することなくライブやスタジオレコーディングでのマイクのにじみを低減し、より自然なサウンドのミックスを実現する、高度に最適化されたエキスパンダーです。直感的なコントロールはワークフローを最大化するように設計されており、調整可能なスレッショルド、タイム、デプス設定、ハイパス/ローパス・フィルターが搭載され、設定を素早く効率的に行うことができます。



当初SSL Liveコンソール用に開発されたSourcererは、SSLの豊富なデジタル・プロセッシングの歴史に基づき、ライブ・エンジニアとスタジオ・エンジニアの両方が直面する「マイク・ブリード」と「フィードバック」の課題を克服するのに役立ちます。ライブ・ジャムのレコーディングでマイクのにじみを除去したり、ポッドキャストやパネル・ディスカッションでクロストークを抑制する必要がある場合など、さまざまなシナリオで使用できます。

・ダイナミックノイズリダクション
・直感的なコントロールによる素早い結果
・外部サイドチェイン
・RMSおよびピーク検出モード
・ハイパスとローパスフィルター
・サイドチェーンモニター





リリース時間の設定
SSL Sourcererには、スロー、ミディアム、ファストの3つの使いやすいリリースタイム設定があり、ゲートの減衰をオーディオソースの自然なリリースに合わせることができるため、不自然なカットオフを防ぐことができます。

ビジュアル・フィードバック
SSL Sourcererに搭載されたデュアルビジュアルフィードバックグラフで、リアルタイムの視覚的な合図に基づいて正確な調整を行います。上のグラフはサイドチェインとフィルターされた信号を表し、下のグラフはスレッショルドレベルとゲインリダクションを表示します。

高度なダッキング機能
ダッキング機能は、パネルディスカッションのような比較的静かなタイミングが多い複雑なライブ状況や、群衆の前でのライブパフォーマンスのような一定のバックグラウンドノイズが邪魔になるような状況において、より優れたコントロールを提供します。ダッキング機能には、ダッキングの効果をソース素材のタイミングと同期させるための調整可能なダッキング・ディレイも含まれています。

サイドチェーンコース選択
内部サイドチェーン・ソースと外部サイドチェーン・ソースを選択でき、ソース素材や希望する結果に最適なものを選択できます。内部サイドチェインでは、サイドチェイン入力を直接モニターし、ダイナミクス・コントロールのトリガーとなる信号に基づいて正しい検出と処理を設定できます。一方、外部サイドチェインでは、サイドチェインに外部オーディオ・ソースを使用できるため、ミックス内の他のトラックを使ってノイズ・リダクション処理をトリガーすることで、ダイナミクスをより柔軟にコントロールできます。

Threshold, Depth and Time controls
SSL Sourcererの直感的なコントロールにより、ダイナミックなライブ環境でも、コントロールされたスタジオ環境でも、サウンドを完璧に微調整できます。スレッショルド、デプス、タイム・コントロールは、特に時間に制約のある環境で結果を出す必要がある場合に効果的です。

デュアル検出モード
RMSとPeakの検出モードを切り替えて、処理する素材に最適にマッチさせることができます。RMSモードは連続音に適した滑らかで平均化されたレスポンスを提供し、Peakモードは速い過渡音の処理に適しています。