CDi 4|300

製品概要CDi DriveCore Seriesは、高いコストパフォーマンスを実現しながらも、優れた信頼性と音質を獲得。DSPによる多彩な信号処理機能やPCを使用した一括制御・監視など、設備用途に便利な機能も多数搭載しています。出力パワーとチャンネル数の異なる6モデルに加えて、BLU linkに対応したモデルも用意しました。

・信号処理の心臓部に独自開発の集積回路“DriveCore”を採用し、信頼性と音質が向上DriveCoreは、高精度のクロックやパルス幅変調、誤差増幅、フィードバックなど、信号処理の心臓部となる機能を1チップに集積。自社従来製品より使用パーツ数を500以上も削減し、長期使用における信頼性が向上しました。同時に、優れた過渡特性、小出力時の細部の正確さ、大出力時の低域の精密な追従性を実現。SN比は104dB以上を達成し、優れた音質を提供します。


DSPによる多彩な信号処理機能を内蔵・パラメトリックEQ、ディレイ、リミッター、クロスオーバーを内蔵。チャンネルごとにロー/ハイ・インピーダンス接続の切り替えも可能で、音響出力系の信号処理を1台で完結できます。設定はプリセットとして本体に保存可能です。
・システムのチェックに便利なシグナルジェネレーター機能、熱によるダメージを防ぐサーマルプロテクション機能、誤操作を防止するロック機能を搭載。外部接点で強制的にスリープモードにするAUX端子も装備しています。

本体での操作はもちろん、PCでの一括制御・監視にも対応基本的な操作だけでなく、ほぼ全ての信号処理機能の設定が本体の前面パネルで行えます。PCを接続する必要はありません。液晶画面のバックライトは設定によりON/OFFが可能です。
PCにインストールしたAudio Architectから設定の変更や運用状況の監視を一元的に行えます。複数台を一括して操作できるので、必要な設定を効率よく行うことが可能です。また、ソフトウェアの表示画面をカスタマイズすれば、用途に合った使いやすい運用環境を構築でき、クリップや過熱、電源電圧の変動などの発生も素早く把握できます。さらに、背面パネルの汎用入出力（GPIO）端子はソフトウェアでプログラムができるため、他の制御機器との連携も容易です。

デジタルオーディオネットワーク「BLU link」対応モデルも用意・最大256ch（48kHz）を伝送・分配できるHARMANブランド独自のデジタルオーディオネットワーク「BLU link」対応モデルを用意。標準的なCAT5eまたはCAT6ケーブルを使用して、対応機器をリング状に接続するだけで簡単にデジタルオーディオネットワークを構築可能です。
・信号配分のための配線をシンプルにし、ケーブルにかかるコストを削減します。
・本体もしくはAudio Architectから設定を変更するだけでシステムを変更できます。機器間の接続配線を変更する必要がないので、コストや手間を低減できます。
・多チャンネルの信号をパワーアンプへ分配するのが容易です。

主な信号処理と制御・監視機能・入力ソースルーティング設定
・ディレイ
・イコライザー
・クロスオーバー
・リミッター（LevelMAX）
・過熱、クリップ、AC電源電圧の監視
・シグナルジェネレーター
・プリセットの保存

クロスオーバーはベッセル、バターワース、リンクウィッツ・ライリーから選択でき、周波数も1Hz刻みで任意の値に設定可能。入出力各8ポイントのパラメトリックEQや、最大100msのディレイも備えています。